武延秀
685-710
唐の駙馬都尉。
武承嗣の子。母はもと帯方郡の人。武后の異母兄の
武元爽の孫。淮陽王となる。突厥の黙啜可汗が娘を天子の子に嫁がせようとした際、武后は武延秀を指名し、突厥の地に赴かせたが、唐室李氏ではないことに黙啜が怒り、武延秀を拘禁して軍を発して唐室の復位を求めたから、武后が
中宗を再度太子とする契機となった。
安楽公主と密通しており、安楽公主の夫
武崇訓が死ぬと結婚して駙馬都尉となる。太常卿兼右衛将軍に任じられ、恒国公に封じられた。景雲元年(710)先天の変の際、安楽公主とともに禁中にいたが、
粛章門で斬られた。『旧唐書』『新唐書』に伝がある。
列伝
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最終更新:2024年11月21日 14:08