伝統的にどの国が強いの?
ショートトラックの世界では、一体どの国の選手が強いのでしょうか。
基本的には、韓国・中国・カナダ・アメリカの4強と認識しておけば間違いありません。
北米が強いのはショートトラック発祥・発展の地だからであり、中国・韓国が強いのは
体格的な不利が少ないこの競技でメダルを量産すべく、国策として強化に力を入れているからだと言われています。
また、やはりこの4か国で最も人気がある競技なので、競技人口も多く、層が厚いです。
その他、オリンピック種目になる前はショートトラックが「お家芸」だったという日本や
昔からヨーロッパ最強国であるイタリアも、層の厚さでは他の上を行くことが多い気がします。
でもそれ以外の国からも、強豪選手が現れることはもちろんありますよ!
これまでのオリンピックにおける勢力図は?
ショートトラックがオリンピック正式種目になって、今回で7回目のオリンピックです。
それでは、これまでの6回、どんな選手が金メダルを取ってきたかを見て頂きましょう。
・男子 : 短距離の北米、中長距離の韓国!
短距離である500mは、ここ3大会連続で、パワーに勝る北米勢が制しています。
特にソルトレーク五輪では北米ワンツースリー、トリノ五輪でもワンツーでした。
一方、中長距離においては、9回中7回韓国が金メダルと、韓国が圧倒的な存在と言って良いでしょう。
特にトリノ五輪の時のアン・ヒョンスは「皇帝」の異名に相応しい強さで、リレーでもアンカー勝負で彼が逆転して
カナダを破りました。そのアン・ヒョンスは、今大会はロシア代表として出場するんですけどね!(驚)
初期の頃は女子も、「短距離の北米、中距離の韓国」だったみたいですね。
しかしここ最近は中国が、楊揚、王濛と2人の短距離王者を生みました。
さらにバンクーバー五輪では、韓国の天下と思われた1500mやリレーでも中国勢が金メダル。
果たして中国の時代へと移るのか。それとも、再び韓国の時代に戻るのか。注目です。
これまでのオリンピックの日本勢
これまでのオリンピック6大会で日本勢は、メダル3個と個人種目の入賞10個を獲得しています。
しかし、前回は入賞ゼロに終わりました。今回のソチ五輪は、前回からの挽回と
女子にとっては史上初のメダル獲得を目指します。
| 1992アルベールビル五輪 |
男子5000mリレー |
赤坂,石原,河合,川崎 |
銅メダル |
| 1994リレハンメル五輪 |
男子1000m |
寺尾悟 |
4位入賞 |
| 1998長野五輪 |
男子500m |
西谷岳文 |
金メダル |
| 植松仁 |
銅メダル |
| 男子1000m |
田村直也 |
5位入賞 |
| 女子500m |
勅使川原郁恵 |
6位入賞 |
| 女子1000m |
勅使川原郁恵 |
5位入賞 |
| 2002ソルトレーク五輪 |
男子500m |
寺尾悟 |
5位入賞 |
| 男子1000m |
田村直也 |
7位入賞 |
| 女子1000m |
田中千景 |
7位入賞 |
| 女子1500m |
田中千景 |
7位入賞 |
| 2006トリノ五輪 |
男子500m |
寺尾悟 |
6位入賞 |
| 女子1500m |
神野由佳 |
7位入賞 |
2010 バンクーバー五輪の結果
次に、前回大会であるバンクーバー五輪の結果を、少し詳しく振り返りましょう。
まずは男子の、各距離の1位~8位までの選手一覧です。
(太字はソチ五輪にも出場可能性がありそうな選手です。出場選手決まったらまた更新します。)
開幕の1500mで、この種目得意の韓国がワンツースリーで表彰台独占目前!からの2位3位転倒!
という衝撃的なレースに。あれは忘れられませんね。銀・銅はアメリカのものとなりました。
続く1000mも韓国とアメリカがメダルを獲得し、地元カナダがなかなか結果を出せませんでした。
しかし最終日、辛酸をなめ続けたカナダのエース・ハメリン選手が、見事に得意の500mで金メダル。
その勢いでリレーの金メダルも手にしました。また、アメリカの大スター・オーノ選手も
3つのメダルを獲得し、生涯のメダル数を8コとし、アメリカ冬季五輪選手の記録を塗り替えました。
とにかく、ハメリン&オーノ&イ・ジョンスら韓国選手。これらに尽きる大会だったのではないでしょうか。
ちなみに、オーノ選手は引退しましたが、ハメリン選手は今大会も中心となりそうです。
続いて、女子です。
※洪=ハンガリー 勃=ブルガリア
開幕の500mは、絶対王者・王濛が圧巻の滑りで圧勝。もう駆け引きもクソもない。速すぎでしたw
続く1500mは王濛が準決勝で失格となり、韓国勢にチャンスが出ましたが、これまた中国選手で長距離が得意な
周洋が楽勝で金メダル。1000mも王濛が強い滑りで2冠を達成しました。
とにかく女子に関しては中国の時代が来た!という大会でしたね。
ただ3000mリレーは中国と韓国が本当に大接戦でした。結局韓国が1位フィニッシュしたものの
中国との接触に関してやや厳しめの判定で失格を取られ、これまた中国が金メダル。4冠となりました。
また、アメリカのまだ21歳だったキャサリン・ロイターが特に中長距離で中韓勢と互角の勝負を演じて
会場を大いに沸かせました。その後怪我に悩まされ、若くして引退してしまったのが本当に悔やまれますね。
あと500mで、19歳にして2度目の五輪だったイタリアのフォンタナが、4強以外の国として男女通じて唯一のメダルを取りました。
銀メダルの20歳サンジュレーとともに、ソチ五輪にも出場してくるので、期待したいところです。
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最終更新:2014年01月05日 19:59