世界選手権とは?

世界選手権は毎年、シーズン末の3月のに行われる大会です。
オリンピックがない年は、これが最も権威の高い大会であり、皆が本気を出してきます。

なので、直近の世界選手権(in ハンガリー・デブレツェン)はもう1年近く前の大会とはいえ
ソチオリンピックの結果を占う上で、とても参考になる大会だったのではないでしょうか。

それでは、その2013年3月に行われた世界選手権の結果を見ていきましょう。
バンクーバーオリンピックの頃と、勢力図はどのように変わったのでしょうか?


男子

※洪=ハンガリー

相変わらずカナダと韓国は強いですね。特に韓国のシン・ダウンという19歳の選手が2冠を達成しています。
とはいえ、実は1000mはチャールズ・ハメリン(カナダ)とJ.R.セルスキー(アメリカ)の2人が金メダルを争う展開で
最後、その2人がもつれて転倒したために、シン・ダウンが棚ボタで金メダルを取る、という展開でした。
1500mの強さはさすがでしたが、1000mは必ずしも、韓国の時代ではなくなってきている可能性もありますね。

また、バンクーバー五輪の時は入賞者ゼロだった、ロシアとオランダの名前が
ちょこちょこ目立ってることも注目に値するでしょう。ここらへん、新興国としてソチでも注目したいですね。

特にロシアは開催国ということで、強化に力も入っています。さらに、ヴィクトール・アンという選手がいますよね。
これ、実は、トリノオリンピックで韓国代表として3つの金メダルを取った"皇帝"アン・ヒョンスと同一人物なんです!
バンクーバー五輪は怪我で出場できず、その後色々あって今はロシア国籍。ともあれ、また五輪の舞台で見られるのが楽しみです。

日本勢は、最近急速に力を付けてきた坂爪亮介選手が1500mでメダルまであと一歩の内容でした。
ソチ五輪ではエースとしての活躍が期待されると思います!バンクーバーでは入賞ゼロに終わった日本。その雪辱を期待します!


女子

いやー、絶対王者・王濛、顕在!500m,1000mともに圧勝とはいきませんでしたが、横綱相撲でした。
ただ、長距離はやはり韓国が強いですね。優勝パク・スンヒはバンクーバーの銅メダリスト。2位シム・ソクヒは17歳の新鋭です。

また、男子も含めてですが、例年よりも日本勢やヨーロッパ勢が上位に食い込んでいる印象があります。
ソチ五輪でも同じような傾向になる可能性はあると思います。いつも北米か中韓だけじゃつまらないので
ぜひぜひ色々な国の強豪が入り乱れて、盛り上がるレースを期待したいところです。
この表に入っている日本勢やヨーロッパ勢は、皆ダークホースになり得る力を秘めていると思います。

そしてリレーに置いては、この大会男女通じて唯一のメダルを日本が獲得しました。
ソチ五輪でも最もメダルが期待できる種目となるでしょう。










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最終更新:2013年12月23日 02:27