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日本代表は誰!?

さて、世界の強豪達の動向も気になりますが、やはり、日本代表のことも気になるところ。
今回は、日本代表の選考方法、およびその結果について見ていきましょう。

ちなみに、前回・バンクーバー五輪の日本代表は、
男子が藤本貴大選手(現役)、高御堂雄三選手(現役)、吉澤純平選手(引退)
女子が桜井美馬選手(現役)、酒井裕唯選手(現役)、伊藤亜由子選手(現役)、小澤美夏選手(引退)、貞包紘子選手(引退)でした。


選考対象レース

まず、今期のW杯の結果、女子はリレーの五輪出場権を獲得したため、日本代表は5枠となります。
一方、男子はリレーの五輪出場権を逃したため、日本代表は3枠という狭き門となりました。

日本代表の選考対象となる大会は、2つです。
1つ目は9月6日-8日、W杯に先駆けて行われた、全日本距離別選手権であり、W杯代表選考を兼ねています。
2つ目は12月13-15日、W杯終了後に行われた、日本代表選手選考競技会(例年で言う全日本選手権に相当)です。


いずれの大会も、500m,1000m,1500mをそれぞれ2回ずつ、合計6回の試合が3日間の中で行われます。
つまり、2大会合わせて全部で12回もの試合が行われ、基本的に出場選手は全ての大会に出ることになります。

こんなにたくさん試合して大変…でしょうが、1回や2回の勝負では運が大きく絡むショートトラック。
確実に実力のある選手を選考するために、今回からはこのような方式が取られているのです。


選考の方法

ではどのようにして、代表選手を決めるのでしょうか。
まず、選考対象の試合の結果1つ1つを全てポイント化します。(1位1000ポイント、2位800ポイント、3位640ポイントetc)
そして、「総合ランキング」および「各距離ランキング」(500m,1000m,1500m)が作成されます。

総合ランキングは、12回全ての試合のポイントのうち、成績の良い9回の分を合計したポイントによるものです。
各距離ランキングは、その距離の4回の試合のポイントのうち、成績の良い3回の分を合計したポイントによるものです。

そして、まず各距離ランキングの各距離のチャンピオンが、オリンピック代表に内定します。
但し、総合ランキングで8位以上に入っていることが条件です。
この時点で3人の代表が決定することもありますが、当然、同じ人が複数の距離でチャンピオンになる可能性もあるので
この時点では2人、または1人しか代表が決まらないこともあり得ます。

そして、余った代表枠については、総合ランキングが上の方から順にオリンピック代表に内定します。
但し、女子の5枠目に関しては、リレーを見据えて強化部の推薦によって決まります。


全日本距離別選手権

では結果を見ていきましょう。まずは9月の全日本距離別選手権です。
・男子
男子は、近年急速に力を伸ばした23歳のエース・坂爪亮介選手が他を圧倒しました。
一方、前回のバンクーバーにも出場した25歳の日本の第一人者・高御堂雄三選手は絶不調で何度も転倒。
それでも、なんとか3日目に復調して上位に入り、胸をなでおろしました。
その他、短距離に強い坂下里士選手が500mではさすがの活躍。桜井雄馬選手も好成績を残しました。

・女子
女子はバンクーバー五輪代表の酒井裕唯選手が頭一つ抜けた成績を残しました。
また、女子は2013世界選手権のリレー銅メダルメンバーである酒井、伊藤、桜井、清水の4選手が無事代表に選ばれるかが関心事。
結果として、酒井選手、伊藤選手、清水選手は好成績だったのに対し、桜井選手は表彰台は1つだけ。
とはいえ、他の競技でも着実にポイントを加算し、あとは12月の選考競技会次第、といったところです。


坂爪選手の骨折

その後、W杯が始まったわけなのですが、日本チームに悪夢が襲います。
第1戦、9月末の上海ワールドカップ。その男子500mで、男子のエース・坂爪亮介選手が転倒し負傷
診断の結果、右足のすねの骨折で全治5か月という大怪我でした。

オリンピック個人種目で最も期待が持てると言っても過言ではなかった坂爪選手。
しかしこれでは、12月の選考競技会に出られず、五輪の夢も断たれてしまうのではないか…

しかし、彼は諦めませんでした。もちろんW杯の残りは全休しましたが
選考競技会に間に合うべく、大会3週間前から氷上練習を再開。最初は「氷の上に立つだけで精一杯」という痛みだったそうですが
プレートが埋め込まれた状態のまま、痛み止めを飲みながら、なんとか強行出場にこぎつけたのでした。


日本代表選手選考競技会

いよいよオリンピックの代表が決まる、12月の選考競技会の結果を見ていきましょう。
・男子
やはり坂爪選手は本調子には程遠く、結局1試合も決勝に進むことはできませんでした。
それでも、多くの種目で予選は突破し、距離別選手権での総合ポイントの圧倒的リードを守り抜くべく、奮闘しました。

坂爪選手が不在ならばと、第一人者・高御堂雄三選手が躍動。1000m,1500mの全てを制しました。
2種目それぞれのランキングのチャンピオンとなり、文句なし、オリンピック代表に内定します。
さらに500mは、距離別選手権に続きこの距離のスペシャリストである坂下里士選手が活躍し、
500mのランキングのチャンピオンとなり、やはりオリンピック代表に内定しました。

さて、残る1枠は総合ランキングからの選出。総合ランキング1位は高御堂選手(7030ポイント)でしたが
2位に残ったのは、手負いのエース・坂爪亮介選手(6051ポイント)でありました。
上村大輔選手(5634ポイント)の追い上げをなんとか凌ぎ、オリンピック代表へと滑り込みを果たしたのです。

一方、この大会好調ながらあと一歩及ばなかった上村選手や小黒義明選手、
最後まで1000mチャンピオンの可能性があった桜井雄馬選手などにとっては、悔しい結果となりました。

・女子
女子は距離別選手権以上に酒井裕唯選手が他を圧倒。圧巻の6冠を達成しました。
これで総合、500m、1000m、1500m全てのランキングで酒井選手がチャンピオンとなったため
その他の代表選手は、全て総合ランキングの結果に基づいて選出されることになりました。

伊藤亜由子選手は10月に肩を脱臼した影響で本調子ではなかったものの、全体的に酒井選手に次いで
2番目に強い内容・結果を積み重ね、総合ランキング2位でオリンピック代表内定。

さらに、総合ランキング3位には清水小百合選手、4位には桜井美馬選手が入り、
2013世界選手権のリレー銅メダルメンバーの4人が、見事に欠けることなくオリンピック代表となりました。

なお、5人目の選手(リレーの補欠)には、総合ランキングで5位に入った菊地萌水選手が選ばれました。


各選手の出場する種目は?

こうして代表選手が決定しましたが、各選手が出場する種目も、既に決まっています。
男子は500mの出場枠は1枠しかなく、当然この距離のスペシャリストの坂下選手が出場。
1000mは高御堂選手と坂爪選手。1500mは3枠あるため、3人全員が出場します。

女子は全距離3枠確保していますが、その中で酒井選手と伊藤選手が全ての種目に出場。
500m得意の清水選手ですが、選考会の結果から出場は1000mに。桜井選手が500mと1500mに出場します。

全ての選手、調子さえ良ければ上位進出の可能性も秘めていると思います。みんなで応援しましょう!!






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最終更新:2013年12月25日 15:19