2005.9.27
前期 第12試合結果
ユナイテッド体育館
ギャラリー14000人
CHICAGO
GULLS |
VS |
LOS
ANGELS
LAPERS |
(5勝5敗1分)
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(5勝5敗1分)
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12
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―
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16
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メンバー
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メンバー
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タカオン |
(+6) |
タキール |
(+6) |
スタツクハウス |
(+3) |
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本日のMVP:タキール
本日の得点王:タキール
10点
本日の敢闘賞:アカバーソン
高さのないチームでありながら一人ゴール下で奮闘!
本日の技能賞:スタツクハウス
自分のマークを上手く利用してのスクリーンプレイ!
本日のモナ王:岩尾
※インタビューは各選手をクリック
■今期最終戦!!グルズ対レイパーズ決着!?
今回のキーマンはやはりこの男、岩尾!!マッチアップのスタツクハウスとどこまでやり合えるか?
グルズには単独首位のアカバーソンがいるが、チーム単位で考えると身長差が否めない。レイパーズにはタカオンとスタツクハウスのセンター2枚の高さと、タキールを中心とするチームバランスが備わっていた。
前半はアカバーソン、ツッチーのミドルで、グルズが突き放しにかかる。
しかし、もちろんレイパーズも黙ってはいない。
個のプレーで得点を重ねるグルズに対して、レイパーズはパス回しから、リバウンドまでほぼ全員で参加するという、前々から予想されたチームプレーの展開となった。
レイパーズがあっという間に得点差を縮め、その後もグルズは食らいつくが、4点差で決着!!
シーズン最終戦でレイパーズがグルズと同率となった!!
グルズ対レイパーズ。マイケルとマジックのバスケット界史上最大と言われる戦いを、人々は結局一度も目にすることはできなかった(二人とも腰痛)。しかし、チームとしての決着も、今シーズンではつかず終いとなった。
(T)
◆デスク講評
‐勝利へのポイント‐
バスケットでチームプレーが大事ということは言わずもがな…であるが、まさにそのことを思い知らされた試合であったと思う。
勝敗を分けた要因を三点ほど挙げてみる。
一点目はリバウンド力。高さ云々の話もあるが、スクリーンアウト等のリバウンドを取る基本的な姿勢ができているかどうかで、もっと変わった結果になっていたかもしれない。ゴール下では縦横無尽のアカバーソンを止めることをきっかけに、レイパーズはリバウンドもしっかりと全員体勢で望んでいた。
センタークラスのアカバーソン対タカオン!今回はディフェンス力が勝負となった!
いつも大量点を稼ぐアカバーソンも、少なくともダブルチーム以上で、何枚ものディフェンスに当たられて苦しむ。
しかし、アカバーソンもタカオンの攻撃をことごとく防ぎ、ほとんど点を与えない。ここから、タカオンが自らの勝負は控え、チームプレーに徹することに切り換える。更にその分リバウンドに執着したことが正解!制空権は完全にレイパーズ!タキールとの相性も抜群で、彼がチームを勝利へ繋ぐ橋渡しをした!「点を取れるヤツは他にいる。オレが点を取らなくてもいい。」ボス猿かっ?
二点目はチームの組織力。お互いのチームの組織力が高い試合になる程、チームをまとめるプレーヤーの能力が勝敗を分ける。
タキールは周りを上手く使った上で、自分でも勝負できる秀逸のプレーヤーだ。今回のツッチー対タキールのマッチアップでもそれがよく分かる。
カットインかと思えば、外からシュート。(これがまたほとんど外さない)外からシュートかと思えば、パス。パスかと思えば…攻撃の選択肢をたくさん持つことで、ディフェンスの反応を鈍らせる。「1対1も攻撃の選択肢の一つにすぎねぇ。」センドーかっ?
三点目はモーションオフェンスとでも言うべきか。型にはまらない自由な動きで攻める(自己中心ではなく)というのは結構難しいものだが、これがかなり大事だと思う。
岩尾に対するスタツクハウスは普段よりもかなり積極的で自然なプレーができていた!!岩尾が相手で好き放題やってたんじゃないのかという…くらいのびのびと。
また、相手を混乱させるナイススクリーンプレーも飛び出す!!自分のマークの疲れきった岩尾を、相手のディフェンスにぶつけさせる頭脳プレー!!グルズはかなり岩盤衝突事故が避けられない事態が巻き起こっていた。
普段は控え目なスタツクハウスだが、今日のようなプレーは大絶賛!今後はのびのびとしたプレーを期待!!
岩尾は、やはり後半かなり疲れが見えていたことは間違いない。動きも緩慢になっていたが、逆に今後の彼のプレーで期待できる点がある。ガッシリとした彼の体でスクリーンアウト、スクリーンプレイを徹底すれば、ハイレベルなバスケットも望めるだろう。大して動いていなくても相手をフリーにするナイスプレーが!!まさに動かざること山の如し!!
今回のMVPは周りを上手く使っていた上に自分自身も10点も取ってたタキールが得点王と同時受賞!!
(T)
最終更新:2005年10月03日 20:16