ソニックダイバー専用のパイロットスーツ。裸に近い方が
ナノスキンが浸透、定着しやすいため、素肌の上に直接装着する。新開発の特殊伝導ラバー、350ミクロンの極薄生地が肌に密着し、外観はレオタードや水着に酷似している。
モーションスリットは皮膚に密着することでナノスキンの効果を最大限に高め、またパイロットと
ソニックダイバーシステムの生体的な中継を行う。
本体はワンピース水着のような上半身「ボディスリット」、手袋部分「アームスリット」、オーバーニーソックスのような「レッグスリット」に分けられる。(形状は生産国や生産時期により若干異なる)
この上に
ナノスキンジェルを塗布、チャージし、
ナノスキンを形成した上でソニックダイバーに搭乗、発進する。
シミュレーターの場合でも同様である。
肩部、腰部各二カ所に
ハーネスを固定する「ハーネスアタッチメント」がある。
腰椎部にソニックダイバー本体との接続ケーブル「
アンビリカルチューブ」の差し込み口「アンビリカルチューブユニット」がある。搭乗前はダミーのチューブが差さっていて「尻尾」のように見える。
背部に4つ、円形のくぼみ「マイクロベント」がある。ここには放熱用の
ナノマシンが定着し、体温調節を行うようになっている。
後臀部は穴のあいたスカート状の放熱フィンとなっている。
胸下に二カ所「ワーニングランプ」がある。基本的にはイエローで描かれているが、イラストによってはグリーン。(西ヨーロッパ製のものには見られないパーツである)
電子機器の内蔵されている頭部の
ターミナルデヴァイス、首周りの
スパイナルシェル以外は使い捨てとなるが、作るのには酷くコストがかかる。それぞれがパイロットに合わせて調整された専用のものとなっているのが要因であると思われる。
原案の
熊坂氏は当初
ネイキッドスーツという名称で考えていたが、小説版作者の
蕪木統文氏が考えたモーションスリットという名称の語感に感銘してこの名になった。
350ミクロン=0.35mm。極薄と銘打ったわりには厚くない?
ロケットガールのスキンタイトスーツ(2mm)に比べりゃ、ま、十分薄いのだが。
最終更新:2007年11月13日 23:48