永遠亭のゆっくり研究施設取材


  • そこまで酷いわけでは無いですが女の子が泣く描写を見たくないなら
    ★の部分から読み始めることを勧めます
  • 最後に一部の人にとてつもないショックを与える危険性のある描写があります
    (主に嫁が文、うどんげの人)
    そういう厄介な描写を見たくないなら
    ☆の部分で読むのをやめることを勧めます
  • まあ…どっちも好きだから書いたんだよね……書きたかったんだから仕方ないね……

byありすアリスの人

どうも、清く正しい射命丸です、今私は永遠亭で治療を受けています
まあ私の自業自得と言う所もありますがそんなもの記者魂の前にはあってないような物です
少々その事について回想してみる事にしましょう

私は何か面白そうな事が無いかと永遠亭に潜入しました
過去に何回も潜入しては輝夜氏によって撃退されていますが
そんな事で懲りるようでは新聞記者は勤まりません
何度も潜入しているうちにいつの間にか兎達には気にもされなくなりました
潜入し続けた甲斐があった物です、もう大手を振って廊下を歩けます
永遠亭内を散策していると近くの風呂場らしき部屋から声が聞こえてきました
この声は間違いありません、蓬莱山輝夜氏です
私は気配を殺し、慎重に風呂場を覗きます、輝夜氏は完全に緩みきっていますね
風呂から輝夜氏が出て来た所を見計らって!………

「えーりん!またあのカラスよ!とっとと捕まえて!」

私は全速力で廊下を飛び抜けます、もう輝夜氏の姿は見えないし
八意氏の姿も見当たりません、彼女等に遭ってしまうと少々面倒な事になります
問題のシーンは既にフィルムに収まっています、これは記事になるかな?
記事にはできなくとも、何かの役にたつかも知れません
出口も後少し、後はこの通路を直進するだけ!
兎達が作った非常用の柵をぶち破り、見事脱出!……

「くぁwせdrftgyふじこlp!!!!!」

私も何が起こっているか全く訳がわかりませんでした
その時にわかった事は体が焼けるように熱いと言う事だけ
私の体は勢いよく地面を転がり、止まった時には既に意識を手放していたと思います


目を覚ました私は真っ先に見慣れた顔を見る事になりました
「おお、ぶざまぶざま」
「ひゃ!…何だ、きめぇ丸か……」
ゆっくりあや、もといきめぇ丸、私の仕事を手伝ってくれる私を模したゆっくりです
椛が拾って来たのを世話しているうちに恩義を感じてくれたのか
私同様記者魂を持っているのか積極的にネタ探しをしてくれます
普段は顔のパーツが普通のゆっくりと同じで飼ったりしてみる分には害はありません
ですが時々顔のパーツが全体的に上に寄り、相手を見下すかのような表情になります
それがストレスをもたらすらしいですが私はそんなに気にしていません
むしろ慣れて来るとよくわからない感覚に陥ります
「あら…もう目を覚ましたのね……」
きめぇ丸と共に私を見守っていたらしい八意氏が私の怪我の内容を話してくれました
「ただの軽い火傷よ、処置は施しておいたから鏡を見てみる?」
そう言って八意氏は私に手鏡を渡してくれた
「え…嘘…ですよね……」
私の顔は包帯に包まれている、多分全身包帯でしょう
「嘘じゃないの、これからあなたは一生人に見せられない肌を持って生きる事になるわ」
「ッ!……」
正直私はその時、記者人生の終わりだと思っていました
「軽い火傷ってのは嘘ですか?私だって女の子ですよ!?」
「じゃあ女の子が外に出られなくなるような写真を撮るのは何故?あなたは少し反省するべきよ」
もうまともに新聞を作れない、それ以上にこちらのメンツに関わる問題です
「……そんな……ッ!!」
顔がしみる、気がつかないうちに泣いてしまったようです
もう外に出れない、自分でネタを探せないと思うと目から流れるそれはもう止まりませんでした
これもネタを追い求めた結果ですか?
これでは過去を忘れた街で真実を追い求める元新聞記者の二の舞です
「嫌…そんな結末……そんなの………」

私の涙も枯れ果てて来た頃、八意氏が切り出しました
「冗談よ、安心しなさい、火傷なんてちょちょいのちょいよ」
「……え…?じゃあこの顔の痛みは?」
「そんなもの、私の力にかかれば児戯にも等しいわ」
八意氏は私をからかっているだけでした、私の涙を返してください!
「良かった…記者…いや、女の子は第一印象が肝心ですから……」
「まあ包帯は剥がしても良いわ、既に火傷の痕は消えているはずよ」
きめぇ丸に手伝ってもらいながら私は体中に巻かれた包帯を剥がして行きました
確かに倒れる前となんら変わっていない…それどころかちょっと綺麗になっているくらいです
「それにしても、泣いているあなたを見てると気持ち良くなってくるわね」
「酷いこと言わないでください!」


そして現在に至ります、正直本当にどうなるかと思いました
一生外に出られないなんて本当に御免です

そう言えば私のカメラはどうしたのでしょうか?
…ありました、ですが肝心のフィルムが抜き取られています
「残念でした、フィルムは抜き取っておいたわ」
「ちょっと待ってください!他にも写真があったのに!」
「勝手に現像してみたんだけどね、そんなに面白そうなネタはなかったわよ?」
その後、私に名案が閃きました、ここはネタの宝庫ではないでしょうか?
「そうだ、八意さん、少しそちらの研究成果を見せてもらえないでしょうか?」
「ネタにしたいのね、それならゆっくりについて見せてあげるわ」
そう言って八意氏は私ときめぇ丸を研究施設に案内してくれました
ここから先は私も見たことがありません、ネタの宝庫と言っても間違いないでしょう
「とりあえず新聞に書かれても問題ない所しか案内しないわ」
「変なところを覗いたら…どうなるかわかっているわね?」
蛇の様な視線が私を貫きます、私はただ無言で頷くことしか出来ませんでした

最初に案内された部屋には冬にしか現れない妖怪、レティ・ホワイトロックを
模した体つきのゆっくりがいました、後はテーブルがあるだけの小さな部屋です
「うふふ…」
「おお、れてぃれてぃ」
「ゆっくりれてぃよ、冬の時に見つけたわ」
「一応冬にしか出没しないのかと言われたらそうでもないみたいね」
「冬以外でもその姿を見ることが出来る?」
どうやられてぃは寒い所に生息しているみたいです
冬になれば幻想郷全域に姿を現すんですけどね

れてぃについての研究課題はどこから、どうやってラーメンを出すのかとのことです
「うふふ…あつあつのらーめん、ゆっくりたべていく?」
「お言葉に甘えさせていただきます」
そうするとれてぃはどこからともなく丼を出しました、既にラーメンができあがっています
「一応熱源反応はれてぃ本体にあるんだけどラーメンほどじゃないのよ」
いったいどうやってラーメンと丼を生成することが出来るのでしょうか
あらゆる角度から監視してもラーメンと丼を出す瞬間を捉えられないそうです
まあ解明は任せてラーメンを頂くとしましょう
味は…美味い!何というか…その…難しいですね……
「おお、うまいうまい」
一言でいうなら…懐かしくなった…ですかね…
いつのまにか私はラーメンのスープまで飲み干していました
あっさりとした醤油ラーメンでした

次の部屋にはまた違ったゆっくりがいました
「こんぱろ~、こんぱろ~」
「ここよ、あのゆっくりが鈴蘭畑で見つかったの」
「あのゆっくりって…大丈夫なんですか!?」
あのゆっくり、コンパロコンパロ言ってるゆっくり
どう見ても鈴蘭畑の人形を模したゆっくりです
もし人形の特性を継いでいるとしたら何らかの毒性を持っているはずです
「大丈夫、食べなければお腹を痛めることは無いわ、ついさっき姫様はそれを身を以て証明してくれたの」
食べさせたんですか!
「おお、ぶざまぶざま」
食べるとお腹を壊すと言うことは自己防衛の為のシステムですか
まあ見てみると本当に可愛いですね、やたら毒を振りまくことも無いから
積極的に接することが出来ます
「食べなければただの可愛いゆっくりよ、てゐはやたら毛嫌いしているけどね」
「え?それはどういう意味で……」
「ひょっとしたら過去に鈴蘭畑に行った時のトラウマが残っているのかしら」
思わぬ所でネタを見つけてしまいました、ありがとう、鈴蘭畑の人形さん!

適度にゆっくりめでぃすんを見た後で私はまた別のゆっくりを見に行くことにします
「このゆっくりなんだけど……あなたの方が知っていそうな気がしてね」
ゆっくり信仰していってね!!!
そのゆっくりは最近お得意様の守矢神社に住む神にそっくりなゆっくりでした
「ええ、ゆっくりかなこですね」
「そうなのよ、この子が空を飛べる事まではわかっているんだけど……」
このゆっくりかなこは注連縄に乗っかって空を飛ぶこと以外にも不思議な現象が確認されています
「出来れば…やんちゃなれいむがいますか?持ってきてくだされば……」
すぐさまれいむが持ってこられる、しかも問題児、完璧です!
後はれいむに睡眠薬を盛ってやってください
「なにしてるの?れいむおなかすいたよ!!!」
八意氏は極めて少量の葉っぱを持ってきました
最近のゆっくりは何だかんだ極めて少食になったようで作物への被害が無くなったとか
このままだとゆっくり自体が何も食べなくても
生きていけるようになるのでは無いかとまで言われるようになりました
とりあえず葉っぱをおいしそうに食べています
「やっべ!これめっちゃうめぇ!!!……ゆっくりおやすみ……」
あっという間に眠ってしまいました、八意の名は伊達ではありません
そこでゆっくりかなこを近づけてみると……
かなこがなにやられいむに向かって呟いています
しばらくするとれいむが目を見開き叫び出し始めました
「うわああぁぁぁぁぁぁ!!!」
これには八意氏も驚いた様ですね、その顔の写真を撮れてちょっと満足です
そんなことをしている内にれいむの髪の毛が伸びて変色していき……
リボン等が縮んで何かを形成していきました
「ゆっくりしていってくださいね!!!」
立派なゆっくりさなえの誕生です
今のところこの現象はれいむ相手にしか確認されていません
「なるほど…これは他の種でも実験してみる必要がありそうね……」
「他の種で別の反応がおきたりするんでしょうか、気になりますねぇ……」

「さて、今のところ見せてあげられるのはこれ位かしら」
「ええ、ありがとうございます、これで今日の分のネタは確保できましたよ」
実際の所、すぐそこのドアからネタの匂いが漂っているんですよねぇ……
私がゆっくりあやに目配せをするとあやはどこからか
カセットテープを取り出してドアに近づきました
私はその間に八意氏と話をして時間稼ぎをするだけ
「先程れいむ種が突然変異を起こしたわけだけどあなた達の山では日常的なこと?」
よし!八意氏はゆっくりさなえに夢中です、今ならあのネタに食いつける!
「いいえ、たまにあるくらいですね、多分まだれいむの方が多いと思いますよ」
「なるほど、それであの緑髪のゆっくりは……」
「ゆっくりさなえと言います、守矢神社の東風谷早苗さんがモデルですね」
「とても献身的なゆっくりらしく、守矢神社では早苗さんの手伝いをしているらしいですよ?」
「その点についてはこちらで調べてみるわ、それから……」
いきなり八意氏の目が鋭くなりました…まずい……
「どうせだったらあなたもそこの実験に参加する?」
「ヒッ!……」
どうやら時間稼ぎは失敗に終わったようです
「い…いや、実験への参加は勘弁してください……」
「問答無用、あなたも実験に参加して貰うわ」
「い…嫌ァァァ!!!」



それから先は良く覚えていません
わかることは全身、特に尻が痛むことです
これから、無事だったテープを聞いてみることにします
私が被験者となった実験の正体がわかるかも知れません

今までに書いた作品
ゆっくり信仰していってね!!!
レミリアの気まぐれ レミリア編 パチュリー編
アリスとゆっくりありすの生活 その3まで
ビグ・れいむ
てんこと永江さん







聞かなかった方が良かったかもしれません、これがその一部です
















「バー!ロー!スプラッシュ!!!」
「ウァー!アッーアッー!」
「イクの!?イクの!?」
「包茎…入ってます!!!」
(何かが床か何かに叩き付けられる音)
「あ゙あ゙ん……ナプキン!」

「おお、ひわいひわい」


  • 本文の不具合を修正

    元ネタの明記
    過去を忘れた街で真実を追い求める元新聞記者
    THE ビッグオーよりシュバルツヴァルト

    最後に文が被験者となってしまった実験
    Workout: The Directors Cut
    ニコニコ動画での通称 
    本格的 ガチムチパンツレスリング
    -- ありすアリスの人 (2008-12-03 21:22:48)
  • >どっちも好きだから~ 分かりますw何故なら私も(ry
    それにしても毎回見事すぐる(゚∀゚) -- トミー@ (2008-12-07 17:42:17)
名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2008年12月07日 17:42