黒い太陽の少女
投稿日時:2011/01/03(月) 02:35:07
「そっか、彼方の所にも……」
『大変だったんだから!お伴は全員バタバタ倒れてくし
結局逃げられちゃったし……もう散々!』
『大変だったんだから!お伴は全員バタバタ倒れてくし
結局逃げられちゃったし……もう散々!』
無限桃花は自宅の屋敷で妹の彼方と連絡を取っていた
彼方も桃花と同じく寄生を退治する仕事に就いている
先程まで例の新型の寄生とやりあっていたらしい
人でも妖怪でもない、そして一度に大量の死者を出しかねない
凶悪な能力を持つ新型の寄生達、
桃花が先日戦った後、各地で出没するようになっていた。
彼方が出会った寄生は煙を操る能力を持っていたという。
彼方も桃花と同じく寄生を退治する仕事に就いている
先程まで例の新型の寄生とやりあっていたらしい
人でも妖怪でもない、そして一度に大量の死者を出しかねない
凶悪な能力を持つ新型の寄生達、
桃花が先日戦った後、各地で出没するようになっていた。
彼方が出会った寄生は煙を操る能力を持っていたという。
『あの煙ヤロー今度出会ったらタダじゃおかねえから……』
「まだ敵の詳細もよく分からないし、あんまり突っ走っちゃだめだよ彼方」
『分かってるよ……んじゃ、体休めて回復させといてよ姉さん』
「うん、ありがと」
「まだ敵の詳細もよく分からないし、あんまり突っ走っちゃだめだよ彼方」
『分かってるよ……んじゃ、体休めて回復させといてよ姉さん』
「うん、ありがと」
桃花は前の戦闘のダメージが抜けきっておらず自宅療養中であった。
無限一族の屋敷は都会とは縁のない山奥にある。
周りになにも無いと彼方には不評だが、ゆっくり体を休めるには丁度いい。
電話を切り、再び横になろうとしたその時――桃花は異変に気付いた。
「……?」
まだ昼だというのに妙に薄暗い。不審に思い縁側から外に出てみる
空を見上げると太陽が月に隠されていた。
無限一族の屋敷は都会とは縁のない山奥にある。
周りになにも無いと彼方には不評だが、ゆっくり体を休めるには丁度いい。
電話を切り、再び横になろうとしたその時――桃花は異変に気付いた。
「……?」
まだ昼だというのに妙に薄暗い。不審に思い縁側から外に出てみる
空を見上げると太陽が月に隠されていた。
「こんにちは、むげんとうかさん」「!?」
視線を戻すといつの間にか一人の小さな少女が立っていた。
例の寄生かと桃花は一瞬警戒するが
例の寄生かと桃花は一瞬警戒するが
「おまちください、……ここにきたのはわたしたちについて
すこしのおはなしとおねがいをしようとおもいまして」
「……お話?」
すこしのおはなしとおねがいをしようとおもいまして」
「……お話?」
少女はそう言うと帽子を上げる。彼女の目は右目のみ寄生特有の赤い色をしていた。
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「天候……?」
「はい、わたしたちははるかむかしからてんこうをかんりするそんざい
そしてそのしぜんげんしょうそのもの」
「はい、わたしたちははるかむかしからてんこうをかんりするそんざい
そしてそのしぜんげんしょうそのもの」
少女の口から彼らの正体が明かされる
新型の寄生達、それは自然の力そのものだったのだ
新型の寄生達、それは自然の力そのものだったのだ
「わたしたちはここではないべつのじげんのせかいに
くらしていました……あのひがおとずれるまでは」
「あの日?」
くらしていました……あのひがおとずれるまでは」
「あの日?」
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「夕鶴……」
「わたしたちはそうよんでいます。かのじょがあらわれたちょくご
わたしたちのせかいはしょうめつしてしまったのです」
「わたしたちはそうよんでいます。かのじょがあらわれたちょくご
わたしたちのせかいはしょうめつしてしまったのです」
「せかいがきえ、わたしたちのそんざいもきえかけたそのとき
くろいながれにとりこまれました、そしてきがついたときには……」
少女は深く溜息をつき、桃花に振り返る。
くろいながれにとりこまれました、そしてきがついたときには……」
少女は深く溜息をつき、桃花に振り返る。
「ここにきたのはこのはなしをするためと……とうかさん、
きせいとおなじちからをふるうあなたのいちぞくにもしかしたら
わたしたちをもとにもどすすべがあるのではないかとおもいまして……」
きせいとおなじちからをふるうあなたのいちぞくにもしかしたら
わたしたちをもとにもどすすべがあるのではないかとおもいまして……」
少女は声をふるわせながら尋ねる、だが
「……残念ながら私達無限の一族にもそのような術はない……
寄生となった者は高い神格でもない限り元に戻す事は……」
「そうなのですか……」
寄生となった者は高い神格でもない限り元に戻す事は……」
「そうなのですか……」
少女はガックリと肩を落とす。桃花はかける言葉が見つからなかった。
※ ※ ※
気まずい時間が流れ、押し黙っていた二人は
ふとある気配に気が付く
ふとある気配に気が付く
「……!」
「これは……!」
「これは……!」
何かがこの屋敷に近づく気配、桃花は影を纏い戦闘態勢に移る
十分に回復したとはいえないが、そうも言ってられない
この気配に桃花は覚えがあったから。
十分に回復したとはいえないが、そうも言ってられない
この気配に桃花は覚えがあったから。
「あははははっ! こんなところにいたんだねにっしょくぅ~!」
「……虹寄生ッ!」
「……虹寄生ッ!」