SSPの朝は早い
「ダウンロードも楽じゃねぇな。日本語勉強しようかな」
ニールは朝からパソコンと格闘している。
以前、日本へタイトル防衛戦へ出向いた際にたまたまテレビで見かけた日本のアイドルグループにすっかりハマってしまい、それ以来彼女らの曲をダウンロードしまくっていた。
普段からヘヴィメタルを愛聴していた彼にとって、日本独特のアイドルグループ達は非常に新鮮な物に感じるようだ。
「ほぇ~。こりゃマーティも日本に移り住む訳だな。日本じゃオタクとか言われて蔑まれるらしいけど。結構曲は造り込まれてるんだけどなぁ?」
彼がそう感じるのは日本語がわからないからである。多分。
ニールは朝からパソコンと格闘している。
以前、日本へタイトル防衛戦へ出向いた際にたまたまテレビで見かけた日本のアイドルグループにすっかりハマってしまい、それ以来彼女らの曲をダウンロードしまくっていた。
普段からヘヴィメタルを愛聴していた彼にとって、日本独特のアイドルグループ達は非常に新鮮な物に感じるようだ。
「ほぇ~。こりゃマーティも日本に移り住む訳だな。日本じゃオタクとか言われて蔑まれるらしいけど。結構曲は造り込まれてるんだけどなぁ?」
彼がそう感じるのは日本語がわからないからである。多分。
「あなたいつまでパソコン弄ってるの?早く朝食食べて。片付かないでしょ?」
ニールの妻、クレアがダイニングから呼びかける。
「今行くよ~。‥‥あ!プロテイン溶かしとて!ダイマタイズのイチゴ味とオプチのチョコミントを一対一で‥‥」
「自分で混ぜなさい!」
朝から怒られるニール。
120kgもの体重があり、かつスタミナを要求される職業であるニールの食欲は朝であろうと衰えない。
いつも卵7個の特大オムレツにサラダ、トースト4枚を平らげ、プロテインを50g摂取する。
最近は様々なメーカー同士をブレンドするのが気に入っているようだ。
彼の一人息子であるダニエルも彼に輪をかけた大食漢である。
ニールの妻、クレアがダイニングから呼びかける。
「今行くよ~。‥‥あ!プロテイン溶かしとて!ダイマタイズのイチゴ味とオプチのチョコミントを一対一で‥‥」
「自分で混ぜなさい!」
朝から怒られるニール。
120kgもの体重があり、かつスタミナを要求される職業であるニールの食欲は朝であろうと衰えない。
いつも卵7個の特大オムレツにサラダ、トースト4枚を平らげ、プロテインを50g摂取する。
最近は様々なメーカー同士をブレンドするのが気に入っているようだ。
彼の一人息子であるダニエルも彼に輪をかけた大食漢である。
「あなた、朝から何見てた訳?変なの見てないわよね?」
「日本のアーティストグループだ。SOUHATSU M@STER?だっけ?最近気に入ってるんだ」
「ふ~ん‥‥‥。あなた変わったわね。昔はギター・サウンド以外興味無かったのに。まぁ今も聴いてるけど」
「日本のアーティストグループだ。SOUHATSU M@STER?だっけ?最近気に入ってるんだ」
「ふ~ん‥‥‥。あなた変わったわね。昔はギター・サウンド以外興味無かったのに。まぁ今も聴いてるけど」
ニールとクレアはイギリス時代、ジューダスプリーストのコンサート会場で出会った。
すぐに結婚し、同時にダニエルをもうけ、ニールがメキシコへ行っている間はクレアの両親が手助けしてくれたのだ。
ふたりの詳しい馴れ初めはまた別の機会に‥‥
すぐに結婚し、同時にダニエルをもうけ、ニールがメキシコへ行っている間はクレアの両親が手助けしてくれたのだ。
ふたりの詳しい馴れ初めはまた別の機会に‥‥
「さて、メシ食ったしランニングしてそのままドージョーに顔出してくるよ。知り合いのボクサーを呼んであるんだ」
「ボクサー?あなたボクシングなんてやるの?」
「まぁ‥‥ヨシダの事もあるしな‥‥‥。総合上がりの奴と張り合うにゃ打撃もやんねぇと‥‥」
「この前やっつけられたものね」
「‥‥言うなよ」
以前現れたHDPマシーンことヨシダとの対戦で、ニールは完敗を喫していた。
根本的な格闘スキルの差で敗れたのだ。寝技ではニールに分があったが、ヨシダの打撃力に太刀打ち出来ず、キックによるダウン、そしてフォールと、屈辱的な負け方だった。
「ボクサー?あなたボクシングなんてやるの?」
「まぁ‥‥ヨシダの事もあるしな‥‥‥。総合上がりの奴と張り合うにゃ打撃もやんねぇと‥‥」
「この前やっつけられたものね」
「‥‥言うなよ」
以前現れたHDPマシーンことヨシダとの対戦で、ニールは完敗を喫していた。
根本的な格闘スキルの差で敗れたのだ。寝技ではニールに分があったが、ヨシダの打撃力に太刀打ち出来ず、キックによるダウン、そしてフォールと、屈辱的な負け方だった。
「さて、行くか」
ニールはダウンロードしたばかりの曲をiPodで再生し外に出ようとした。
「あなた待って!」
クレアが呼び止める。
「どうしたそんな慌てて?」
「ねぇあなた、ちょっとこっちに来て‥‥?」
「あ‥‥。ああ」
ニールはダウンロードしたばかりの曲をiPodで再生し外に出ようとした。
「あなた待って!」
クレアが呼び止める。
「どうしたそんな慌てて?」
「ねぇあなた、ちょっとこっちに来て‥‥?」
「あ‥‥。ああ」
ズシッ‥‥
「このゴミついでに出して来て」
「‥‥‥‥」
「何残念そうな顔してんのよ。ほら」
「‥‥!」
「‥‥‥‥」
「何残念そうな顔してんのよ。ほら」
「‥‥!」
クレアは沈んだ顔のニールに抱き着きキスをした。
クレアにとってはどんな敗戦をしても世間で変態マスクと言われようと、ニールは大事な夫なのだ。
クレアにとってはどんな敗戦をしても世間で変態マスクと言われようと、ニールは大事な夫なのだ。
「‥‥クレア?」
「なぁにあなた?」
「シワ増えたな」
「バチーン!」
おーっと!強烈な平手打ち!SSP耐えるがこれは入ったか!?効いている様子だぁ!
「なぁにあなた?」
「シワ増えたな」
「バチーン!」
おーっと!強烈な平手打ち!SSP耐えるがこれは入ったか!?効いている様子だぁ!
「い‥‥行ってきます」
「早く行け!」
「早く行け!」
アンディ・デリス似の甘い顔の頬は真っ赤に晴れ上がる。
ゴミを集積所に出し、ニールは走りだした。その目は既に抜けた夫ニールでは無い。
史上最強のマスクマン、スーパーストロングパンツマシーンのそれへと変わっている。
「ヨシダ‥‥。待っていろ‥‥!」
ゴミを集積所に出し、ニールは走りだした。その目は既に抜けた夫ニールでは無い。
史上最強のマスクマン、スーパーストロングパンツマシーンのそれへと変わっている。
「ヨシダ‥‥。待っていろ‥‥!」
あの屈辱を晴らすため、ニールは走りつづけた。
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