レンジャーズ~1st sortie~
眼下の光景は崩壊した文明とは思えない。
多くの人間が職務に励み、佇む鋼鉄の鳥達はその出番を待っている。
高度な技術と人々の思いが一つとなり、これらを作り上げる。その思いとはただ一つ。
人類の復興と、復讐だ。
多くの人間が職務に励み、佇む鋼鉄の鳥達はその出番を待っている。
高度な技術と人々の思いが一つとなり、これらを作り上げる。その思いとはただ一つ。
人類の復興と、復讐だ。
ヤタガラス本部、航空機格納庫。
彼らはそこに居た。戦闘服を着込んで、大きな飛行機の前でブリーフィングを受ける。実戦だ。
彼らはそこに居た。戦闘服を着込んで、大きな飛行機の前でブリーフィングを受ける。実戦だ。
「降下するのはレッドとブラック。降下してすぐにイエローから情報が入るはずだ。その指示に従え」
帽子と制服を着た男が彼らに作成の説明をする。どうやらかなりのお偉いさんらしい。
「グリーンは上空で待機。イエローとピンクの命はお前次第だ。気を抜くな」
※ ※ ※
一時間前、基地の監視システムに反応があった。
見つかったのは寄生の一団。おそらくは二十から三十の旅団である。
新たに現れた新種の寄生達は、こういった部隊を編成し生き残った人類の掃討作戦を展開している。見つかった集落は徹底した攻撃を受け、皆殺しにされてしまう。
今回もそれと同じような部隊だと推測出来る。
もしここが見つかれば、仮に撃退出来たとてより大きな部隊を呼び込む危険がある。
見付からないよう祈るか、自ら攻めて殲滅するしかない。
発見後すぐ、陽斗始めレンジャーが召集され、格納庫では慌ただしく機体の出撃準備がされた。
見つかったのは寄生の一団。おそらくは二十から三十の旅団である。
新たに現れた新種の寄生達は、こういった部隊を編成し生き残った人類の掃討作戦を展開している。見つかった集落は徹底した攻撃を受け、皆殺しにされてしまう。
今回もそれと同じような部隊だと推測出来る。
もしここが見つかれば、仮に撃退出来たとてより大きな部隊を呼び込む危険がある。
見付からないよう祈るか、自ら攻めて殲滅するしかない。
発見後すぐ、陽斗始めレンジャーが召集され、格納庫では慌ただしく機体の出撃準備がされた。
「搭乗したら戦闘服のシステムチェック及び兵装の確認。そのまま離陸せよ」
「了解」
「了解」
リーダーの陽斗が答え、彼らは専用機に乗り込む。ずんぐりしたコア分離式エンジンのそれは、比喩と愛着を込めて『ファットクロウ』と呼ばれていた。見た目は太ったハリアー戦闘機と言った様相だ。
コクピットに収まったグリーンが、HQと通信をする。
「レンジャー搭乗完了。タキシングの許可を」
《了解。タキシー許可。離陸開始位置で待機せよ》
「グリーン了解」
コクピットに収まったグリーンが、HQと通信をする。
「レンジャー搭乗完了。タキシングの許可を」
《了解。タキシー許可。離陸開始位置で待機せよ》
「グリーン了解」
ファットクロウはその巨体をゆっくりと動かし始め、タイミングよく格納庫の扉が開く。
日差しが差し込み、コクピットのグリーンと機体を照らして行く。
今はまだ朝だった。朝焼けの空は、始めての五人そろっての実戦への黄昏のようにも見える。我々は、ついに戦い始めるのか、と。
日差しが差し込み、コクピットのグリーンと機体を照らして行く。
今はまだ朝だった。朝焼けの空は、始めての五人そろっての実戦への黄昏のようにも見える。我々は、ついに戦い始めるのか、と。
「バイザー作動確認。照準システム連結確認。表示よし。バイタルセンサーはどうだ? イエロー」
「良好だ。残弾数もしっかり映ってる」
「了解した。ブラックは?」
「こっちもOKだ。いつでも行けるぜ」
「良好だ。残弾数もしっかり映ってる」
「了解した。ブラックは?」
「こっちもOKだ。いつでも行けるぜ」
ファットクロウの内部では最後の点検が行われている。
戦闘服は動作の補助と体力消費を抑える一種のパワードスーツとして開発された。
手にした七・六二ミリライフルは特別に作られたプルバップ式ライフルであり、バイサーに照準と残弾が表示される。米軍のランドウォーリアシステムを参考に、より発展させた物だった。
プルバップ式の長い銃身と新素材による剛性の上昇は、通常の弾薬より遥かにパウダー量の多いホットロードでの射撃を可能にしている。
すべてレンジャーの為に用意された物だ。
戦闘服は動作の補助と体力消費を抑える一種のパワードスーツとして開発された。
手にした七・六二ミリライフルは特別に作られたプルバップ式ライフルであり、バイサーに照準と残弾が表示される。米軍のランドウォーリアシステムを参考に、より発展させた物だった。
プルバップ式の長い銃身と新素材による剛性の上昇は、通常の弾薬より遥かにパウダー量の多いホットロードでの射撃を可能にしている。
すべてレンジャーの為に用意された物だ。
確認作業の進む中、ファットクロウは滑走路まで到達する。長い滑走路は戦争に置いてお最優先目標になりがちだ。寄生達の当初は積極的に攻撃をしていたが、現在ではあまり目標とされていない。
おそらくは、もはや戦闘機や攻撃機を飛ばす能力を人類が保有していないと思っているのだろう。
おそらくは、もはや戦闘機や攻撃機を飛ばす能力を人類が保有していないと思っているのだろう。
「こちらグリーン。離陸開始位置に到達。指示をどうぞ」
《了解グリーン。通常離陸を許可する。垂直上昇は禁止。繰り返す。垂直上昇は禁止》
「グリーン了解。ピンク、レーダーを報告してくれ」
「レーダーに敵性反応無し。行けるわ」
「了解。ファットクロウ、離陸開始」
《離陸後、高度千メートルまで上昇。報告せよ》
「了解」
《了解グリーン。通常離陸を許可する。垂直上昇は禁止。繰り返す。垂直上昇は禁止》
「グリーン了解。ピンク、レーダーを報告してくれ」
「レーダーに敵性反応無し。行けるわ」
「了解。ファットクロウ、離陸開始」
《離陸後、高度千メートルまで上昇。報告せよ》
「了解」
エンジンは高速の排気を後方へ噴射し、その巨体は素早く時速二百五十キロまで加速する。
そしてギアがゆっくりと地面から離れ、フャットクロウは空へと飛び立った。
そしてギアがゆっくりと地面から離れ、フャットクロウは空へと飛び立った。
過疎レンジャー、出撃。