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F-1-256

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匿名ユーザー

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純情?


256 :創る名無しに見る名無し:2009/01/18(日) 01:13:41 ID:TiCFQph+

挿絵→http://www6.uploader.jp/dl/sousaku/sousaku_uljp00773.jpg.html
というか絵から話がエクスパンドした
----
そっとドアを開けると、ゆるやかな先生の寝息が耳に入ります。毛布をかかえて、
僕はそっと、そぉっと部屋に入り――「ったく、ユークリッドったら、まただらしない
格好で」――先生の寝顔を見ると、フーリエが小声で言いました。
「しょうがないよ、今日はずっと部屋にこもりっぱなしだったもん」僕が言うと、
「それもそうだけど――」フーリエはエーテルの身体で器用に机の上を片付けな
がら応えます。「――仮にも一ツ屋根の下に男の子が住んでるってのにねぇ。
もう、こんなサービスしちゃって、ったく」
 先生のはだけた服を直すフーリエに、僕は首をかしげて、
「サービスって、何が?」
「わかんないならいーの。ほら、クライン、さっさと毛布かける。バカでも風邪は
引くのよ」
 僕はちょっと納得がいかなかったけれど、フーリエがひらひら舞って催促するし、
確かに部屋の外からは冷気が忍び込んできていたので、毛布を広げて先生に
かけました。先生は、うにゅ、と口の中で言うと、毛布の端を引っ張ってその中に
もぐりこみます。フーリエははみ出た顔から眼鏡をはずし、
「幸せそうというか、のんきな寝顔だわね」と呆れたような声で言います。
「うーん、いいんじゃないかな、それで」
 僕が応えると、ため息をついてフーリエは、
「あんた、ホントにユークリッドのことが大好きなのねぇ……」と言いました。
「うん」僕は笑って応えます。「フーリエだってそうでしょ?」
「はいはい」またため息。「好き好き、大好きですよ、まったく……クライン、あん
たが言うと、どんな単語も純情に聞こえそうよね」
「純情?」
「なんでもないの。さ、あんたも早く寝ないと。無邪気だろうが第二次性徴前だろ
うが、風邪は引くんだからね」
「だいにじ……?」
 それにも応えてくれず、フーリエはさっさと部屋から出て行ってしまいます。僕も
慌てて後を追い、扉を閉める間際、エーテルの残り香が漂う部屋に向けてそっと
言いました。
「おやすみなさい……先生」
「おやすみ、クライン」
 暗闇の中から返ってきた声。
 僕はちょっと目をぱちぱちさせて、それからにっこり笑って、もう一度、おやすみ
なさいと言いました。先生が布団の中で微笑むのが見えるようでした。先生はや
っぱり、いつだって、とってもすごい人なんです!
(おしまい)
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長耳おねーさん→ユークリッド先生 ショタ→クラインくん なんか飛んでる妖精→フーリエさん
です、一応。


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