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「君への熱情 Side2」
※2-025からの続き
30 :君への熱情 Side2:2010/09/24(金) 23:00:49 ID:2HUIkhSc
調子に乗って再び投下してみる
今度は相手側Sideということで
今度は相手側Sideということで
31 :君への熱情 Side2:2010/09/24(金) 23:04:40 ID:2HUIkhSc
「おかえり」
そう言った俺の言葉に、君は真夜中の散歩から帰宅したところを不意に見つけられた子猫のように、
ほんの少しの不安と驚きが入り混じったような瞳で俺を見上げる。
ほんの少しの不安と驚きが入り混じったような瞳で俺を見上げる。
「で、こんな夜中に何処に行っていたんだ?」
「ちょっとね、月があんまり綺麗だったから。夜風にあたってきただけだよ」
「ちょっとね、月があんまり綺麗だったから。夜風にあたってきただけだよ」
俺からの問いかけに、君はいつものように、精一杯の強がりで、そう答える。
俺は、そんな君を見つめながら―
この理性という感情を失くすような真似は決してしないことを、自らに言い聞かせる。
俺は、そんな君を見つめながら―
この理性という感情を失くすような真似は決してしないことを、自らに言い聞かせる。
そして、俺は、いつものように、ふわりと君を抱きしめる。
それは、君に触れられる数少ない機会の一つだから。
それは、君に触れられる数少ない機会の一つだから。
君を抱きしめる―
だだ、それだけで、いつも必死に抑えている、あの熱い感情が、俺の中で更なる熱を帯び始める。
だだ、それだけで、いつも必死に抑えている、あの熱い感情が、俺の中で更なる熱を帯び始める。
「どうでも良いけど……無理はするなよ」
俺は、君を抱きしめたまま精一杯の理性をかき集めて、そう言った。
俺は、君を抱きしめたまま精一杯の理性をかき集めて、そう言った。
「うん、そうだね……ありがとう」
君の小さな声を聞きながら、俺は、やっとの思いで耐える。
君を奪いたいという、この熱情を封じたままで。
君の小さな声を聞きながら、俺は、やっとの思いで耐える。
君を奪いたいという、この熱情を封じたままで。
*fin*
読んでくれてありがとう
今度はちゃんとしたSSも書けるようになりたいなぁ
今度はちゃんとしたSSも書けるようになりたいなぁ