避難所の女神
作者:wHsYL8cZCc
投稿日時:2010/10/22(金) 05:47:14
投稿日時:2010/10/22(金) 05:47:14
創発の女神という存在を知っているだろうか?
H-クリーシェ。全ての創作者の女神。人知れず人々を助け、そして創らざる者には、その力を持って制裁を加える、神である。
そしてもう一人。同じ神でありながら、その実態が明らかになっていない女神が居る事を知っている者は、一体どれだけ居るであろうか。
H-クリーシェ。全ての創作者の女神。人知れず人々を助け、そして創らざる者には、その力を持って制裁を加える、神である。
そしてもう一人。同じ神でありながら、その実態が明らかになっていない女神が居る事を知っている者は、一体どれだけ居るであろうか。
雛南・J・ひなの・雛子。創発の女神。
しかしながら、彼女がどのような働きをしているか、一体、何を司る神であるのか。知る者は居ない。
しかしながら、彼女がどのような働きをしているか、一体、何を司る神であるのか。知る者は居ない。
「ふんふんふふ~ん♪」
脳天気な鼻歌が響いた。もう一人の女神、ひなのである。
彼女はなぜか冷蔵庫の裏に落ちていたこたつの脚を転がしながら、おいしそうにアイスを食べていた。
彼女はなぜか冷蔵庫の裏に落ちていたこたつの脚を転がしながら、おいしそうにアイスを食べていた。
「なんで冷蔵庫の裏に落ちてたんですかねー?」
独特の間延びした、ほんわかした喋り方で独り言を言った。
彼女の姉、つまるところの、創発の女神ことH-クリーシェがこたつの脚がないと喚いていたのはつい先日である。
報告してやりたいが、今はお仕事に出ているので帰宅を待つしかない。女神がお仕事だの帰宅だのというと一気にリアルな生活臭がしてしまうが、そこが彼女達の魅力でもあるのだ。
横にいた猫とも犬とも狸ともつかぬ謎の生物は、ごろごろしながら短い尻尾を振っていた。
彼女の姉、つまるところの、創発の女神ことH-クリーシェがこたつの脚がないと喚いていたのはつい先日である。
報告してやりたいが、今はお仕事に出ているので帰宅を待つしかない。女神がお仕事だの帰宅だのというと一気にリアルな生活臭がしてしまうが、そこが彼女達の魅力でもあるのだ。
横にいた猫とも犬とも狸ともつかぬ謎の生物は、ごろごろしながら短い尻尾を振っていた。
「むむむ~……。痛いです……」
最近はめっきり冷え込んできた。
今年の猛暑対策に買い込んだアイスは凄まじい量を誇り、ぶっちゃけ買い過ぎて余っている。それを片付ける為にアイスに手を伸ばしたが、お陰でキーンに苦しめられた。
今年の猛暑対策に買い込んだアイスは凄まじい量を誇り、ぶっちゃけ買い過ぎて余っている。それを片付ける為にアイスに手を伸ばしたが、お陰でキーンに苦しめられた。
「ぶぶぶぶぅ~」
「ん~。『発子が買い込んだ物を無理に処理する必要はあるまい』なんて言われなくても解ってます。でも誰かがやらないとダメなんです」
「ん~。『発子が買い込んだ物を無理に処理する必要はあるまい』なんて言われなくても解ってます。でも誰かがやらないとダメなんです」
頭が痛かった。それでもひなのは頑張り屋さん。
何とか三つのアイスをやっつけて一休み。
何とか三つのアイスをやっつけて一休み。
「ん~……」
なぜか冷蔵庫の裏に落ちていたこたつの脚を見つめる。そして、しばし考える。
「よし!」
ひなのは立ち上がり、冷蔵庫の前へ。
そして、こたつの脚を何故か再び冷蔵庫の裏へと入れたのだ。
そして、こたつの脚を何故か再び冷蔵庫の裏へと入れたのだ。
「……。ニヤッ」
雛南・J・ひなの・雛子の謎は深い。