ボロボロの本だ。殆ど読めないが、内容を要約されたメモが最後のページに張り付けてあった
更新日:2022/09/14 Wed 21:50:06
更新日:2022/09/14 Wed 21:50:06
タグ一覧
皇の治めるある舞台。
舞台には人の手に負えぬ超えし獣が跋扈していた。
皇はとても強く、聡明で、残酷だった。
皇は幾つもの国に勝ち、敗者の全てを奪いさった。
皇は歯向かう芽を悉く焼き潰した。
皇はただ、人という種の存続のみを考えていた。
種の存続の為ならば、どれだけ血が流れても、どれだけ涙が流れても、人が強い種になるならば構わなかった。
世界は勝者の楽園であり、敗者の地獄であった。
舞台には人の手に負えぬ超えし獣が跋扈していた。
皇はとても強く、聡明で、残酷だった。
皇は幾つもの国に勝ち、敗者の全てを奪いさった。
皇は歯向かう芽を悉く焼き潰した。
皇はただ、人という種の存続のみを考えていた。
種の存続の為ならば、どれだけ血が流れても、どれだけ涙が流れても、人が強い種になるならば構わなかった。
世界は勝者の楽園であり、敗者の地獄であった。
ある日、地獄に王が来た。
王は敗者の騎士を見つけた。
王は騎士を欲しがった。
騎士は勝者の持ち物だった。だから王は勝者を切り殺した。
そしたら別の勝者が騎士を取りに来た。王は勝者を捻り潰し、騎士を己の持ち物にした。
王は敗者の騎士を地獄から引きずり出した。
騎士は言った、「勝者に奪われたものを奪い返したい」と。
王は答えた、「おまえは我の物、おまえの物は我の物、我の物を奪った者は処する他無し。」と。
王と騎士は勝者を屠って回った。
そして最後は皇の御座へとたどり着いた。
騎士が奪われた最後にして最大の物、それは騎士の主だった。
騎士は皇を討たんとした。
だが騎士は皇を討てなかった。敗者の証が騎士を縛り付けた。
皇は騎士のもとへある物を持ってきた。
騎士の主の頭だった。
皇は騎士の目の前で主の頭を踏みつぶした。
騎士は涙した。皇は騎士へ告げた。
「おまえは所詮何も守れない敗者だ。」と嘲笑った。
王は敗者の騎士を見つけた。
王は騎士を欲しがった。
騎士は勝者の持ち物だった。だから王は勝者を切り殺した。
そしたら別の勝者が騎士を取りに来た。王は勝者を捻り潰し、騎士を己の持ち物にした。
王は敗者の騎士を地獄から引きずり出した。
騎士は言った、「勝者に奪われたものを奪い返したい」と。
王は答えた、「おまえは我の物、おまえの物は我の物、我の物を奪った者は処する他無し。」と。
王と騎士は勝者を屠って回った。
そして最後は皇の御座へとたどり着いた。
騎士が奪われた最後にして最大の物、それは騎士の主だった。
騎士は皇を討たんとした。
だが騎士は皇を討てなかった。敗者の証が騎士を縛り付けた。
皇は騎士のもとへある物を持ってきた。
騎士の主の頭だった。
皇は騎士の目の前で主の頭を踏みつぶした。
騎士は涙した。皇は騎士へ告げた。
「おまえは所詮何も守れない敗者だ。」と嘲笑った。
皇は王の逆鱗に触れた。
王は皇の城の者を皆殺しにした。
皇の知恵は悉く潰され、皇の力は王には傷ひとつ付けられず、王は逆鱗のままに皇を潰した。
王の怒りは収まらなかった。
王は暴れた。王は殺した。王は壊した。
人の手に負えぬ超えし獣にも手に負えぬ超えし王の逆鱗はついに舞台を破壊した。
破壊された舞台には何もない。壊された舞台には誰もいない。
その場にいたのは超えし王。
そして、何も守れなかった騎士一人。強くて立派な私の大切な家来。
王は皇の城の者を皆殺しにした。
皇の知恵は悉く潰され、皇の力は王には傷ひとつ付けられず、王は逆鱗のままに皇を潰した。
王の怒りは収まらなかった。
王は暴れた。王は殺した。王は壊した。
人の手に負えぬ超えし獣にも手に負えぬ超えし王の逆鱗はついに舞台を破壊した。
破壊された舞台には何もない。壊された舞台には誰もいない。
その場にいたのは超えし王。
そして、