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ジャンクヤード編


ジャンクヤード

 ディー達の住む世界における「州」(一部「国」)と呼べる存在。
 ジャンクの海を掻き分けたような場所に点在し、それぞれが地下で高速鉄道「ギガライン」により結ばれている。(例外あり)
 地域により設立した順に番号が振り分けられており、ディー達の住むジャンクヤードは012。つまり12番目に設立した事を示している。
 更に愛称のような名前をそれぞれが設立した際に公募により決められ、「スチームヒル」、「アクアリング」、「ウッドグランド」、「アイアンメーカー」、「ファーストステップ」などの名称が知られている。

J-012「スチームヒル」

 縦穴型ジャンクヤード。主な産業はスカベンジャー業とそれを利用した鉄鋼業。
 直径10km、深さ200mの非人類起源である“縦穴”を利用したもので、ジャンクヤードとしては最もポピュラーな形をしている。
 街の中央付近には無数の工場群が積み重なって構成された“ヒルズコンビナート”なるものが存在し、街のシンボルとなっている。

J-011「アクアリング」

 隔壁型ジャンクヤード。主な産業は農業及び畜産。観光地としての人気もある。
 高さ50mほどの隔壁により外部と居住区を分割しており、その内側で人々は暮らしている。“縦穴型”と比べると防御面では難があるが、拡張性が非常に高い。
 中央には“縦穴型”が居住区として用いている大穴に膨大な水が貯まり湖となったものがあり(内部で循環しており、淀んではいない)、豊かな水源として利用されている。
 湖に向かって緩やかな傾斜を描いており、その坂道もここの名物。

J-001「ペンタピア」

 この周辺では最も初期に設立したジャンクヤード。複合型。大都市であり、他のジャンクヤードに住む者にとっては憧れの的でもある。
 極めて広範囲に渡って隔壁を持ち、内部には複数の“縦穴型”が存在し、上部は市街地、穴の中は軍事施設などが存在している。
 名前は初期に開拓された5つの“縦穴型”に由来する。
 また“スチームヒル”や“アクアリング”も所属している“ペンタピア連合”の中枢でもある。

背鰭の塔(ドルサルタワー)

 ペンタピアの中央に聳える全高10km、横幅2km、奥行き3kmの直角三角形の形状を持つ超々巨大構造物。
 現在発見されている“遺物”の内では最大規模のもの。同型のものが複数発見されているものの、ペンタピアのドルサルタワーがもっとも保存状態が良好。
 それそのものが絶大な火力を誇る要塞として機能しており、ペンタピア防衛の要である。
 また軍や政府の重要機関は全てこの内に収まっているが、それでもその巨大さ故使用されていない箇所は多い。
 一般へ公開されている箇所もそれなりにはあるが、それも10分の1ほど。ほとんどが非公開となっており、軍事機密の塊である事が伺える。


スカベンジャー

 いつ、誰が始めたかも定かではないゴミ拾い業。
 基本的に生活はかなり厳しく、社会の最底辺と認識されているが彼らがいないと社会が回らないのもまた事実。
 彼らが拾ってきたジャンクは専門の業者に売り渡されそこで修理や使いやすいような改造等を施され世に出回る。
 それらが不要でそのまま使用出来る保存状態のいい物は高値で取引されている。
 ちなみにそのままではとても使えないモノは溶かされ、インゴットとして精錬され素材として用いられる。

バリード

 「埋葬」という名を持つそれは、スカベンジャーにとっては「天敵」でありジャンクヤードに暮らす人々にとっても長年悩まされてきた「災害」である。
元はと言えばここのジャンク山を生み出した「何者か」が用いていた自律型ロボットだったようだが、不要となってか投棄され更にそれが
何かの拍子(掘り出されたり、人が近くを通りかかったりする)に暴走状態で再起動したモノをこれに分類する。

 全体的に極めて高性能な人工知能を持ち、会話すら可能なタイプもいるのだが、例え出来たとしてもこちらとの意思の疎通はほぼ不可能であり、
手なずけようにもまず出来ない。故に破壊するしか無いのだが、大概のバリードはスカベンジャーが主流として用いているマシンダムタイプよりも強力なパワーを持ち、
一対一で敵う相手ではない。いいとこ行って精々時間稼ぎ程度が限度なので スカベンジャーの業務は多人数での遂行、武装の携帯が推奨されているが、
軍や自警団によりバリードがほぼ駆逐されている地域では非武装、更に一人での業務も可能とされている。

 とにかく沢山の種類があり、故に分類はあまり進んでいない。(ある程度の大分は可能だが細かいところになるとそれこそ無数に存在するため、スカベンジャー達からは似た機種は、多少詳細は違えど同じモノとして扱われている。)
人を襲わない類の大人しい者もいるにはいるが、彼らは自身の補修を目的にジャンク山に捨てられているパーツを自ら使用するので、
使えるジャンクの確保の為に実害の有無はともかく見かければ即駆逐されるという現実もある。その為始めは大人しかった者も人による攻撃を受け凶暴化するという事態もあるという。
 ちなみにこれに用いられている電子部品は高性能な物が多く、それ目当てにバリードを狩る事を専門としている業者がいるとか、 大人しい種類のバリードを飼い慣らしたスカベンジャーがいるとの未確認情報もあるが真相は定かではない。

マシンダム

 ジャンク山より出土した作業用機械を祖に持つスカベンジャー御用達の半人型ロボット。
 類人猿のように長い腕部にどちらかと言うと短い脚部が特徴的。極めて汎用性に優れ、かつ整備性も良好で、比較的安価。
 全長は大型の物でも5mほどで小型の物となると1mほど(背後に乗って操縦する)。
 全長3mであるディーのテツワンオー(M-087)は極めてオーソドックスなタイプである。
 自警団等で主に用いられているギアズガードという戦闘及び警備を主な任務とする種類の機体も大きい枠で見るとこれに該当し、
ジャンクヤードの人達の間では最も多く用いられているロボットであると言える。

自警団

 ギアズガードと呼ばれるマシンダムを基にした戦闘ロボットを主力とするジャンクヤードの防衛及び治安維持部隊。
言ってみればこの世界での公務員である。スカベンジャー達はこれにエマージェンシーを送る装置を携帯しさえいればどのような形態、
それこそ生身でもスカベンジャー業を行う事を許可される(あくまで許可であり、身の保障は一切していない。)
 それぞれのジャンクヤードに駐屯しており、その規模もジャンクヤード毎にまちまち。
俗に「最前線」と呼ばれるバリードの襲撃が極めて多いジャンクヤードではその規模もかなり大きくなり、使用しているギアズガードも最新の機種が揃えられている。
 逆を言うとそれ以外の場所だと特別治安が悪い場所以外は経費削減のため機種更新は遅くなり、人員もそこまで多くない。
「そのジャンクヤードに配備されているギアズガードを見れば、そこがいつ「最前線」だったか分かる」とはよく言われる話。

 それぞれのジャンクヤードに駐屯している自警団とは違い、大規模なジャンクヤードにのみ存在する強力な武力を持つ組織。
 いくつかのジャンクヤードによる連合が行われる際には、これを持つジャンクヤードが代表となる。(複数が保有する場合、その規模が最も大きい場所が代表に選ばれる)
 戦力はギアズガードのみならず、航空戦力や大型の機動兵器を保有する所もあるとか。


オール‐オーバー

 ペンタピア軍の擁する最大の発掘兵器。
 直径1キロ、全長3キロで地表より垂直に埋没した超大型レーザー砲。大陸各所に点在し、多くのジャンクヤードの基点ともなっている所謂「縦穴」はこれに類似する兵器の遺構、もしくは未完成のまま放置された物との説もある。
 もしそれが正しければこれでもまだ小口径に分類される事になり、これらを産み出した存在の持つ技術力と軍事力が窺い知れるものとなっている。


登場人物編


アリス

 ヒロイン……かな。年齢不詳(外見は14,5歳ほど。)
 銀を下地に形容し難い光沢を持つ長髪を持つ。肌は異様に白く、瞳は全てを見透かすように深い蒼を湛える。そして常に存在が虚ろ。
 ある「使命」を託され“異形”を狩る旅の最中、追っ手の追撃によりディーと出会う事となる。
 彼女の正体は、そして彼女の使命とは……?


ディー・リングダム

 この物語の主人公……らしい。多分17歳。
 癖の付いた黒の短髪にまだ幼さの残る容姿を持つ。趣味はレアなジャンク集め。好きな食べ物は肉。嫌いな食べ物は特に無し(何でも食べる)
 基本的にいい加減で少々荒っぽく、よく部屋を散らかして掃除するベルに叱られているが、やる時はキッチリこなす所謂主人公体質。
 家は機械修理などを行っているが彼の肌に合わず、父親代わりのバールのマシンダムを借り日々スカベンジャーとしてジャンク拾いを行っていた。

 そんなある日、ジャンクヤードの1つ“スチームヒル”近郊のジャンク山の頂上で休憩中に頭に降って来たとある1冊の本が彼の運命の歯車を動かす事になる……

ベル・リングダム

 ディーの血の繋がらない妹。16歳。栗色の髪に健康的な肌の色が印象的。
 父親代わりが営む“リングダム・メカニズム”の看板娘であり、家事も家業も何でもキッチリこなす万能系。
 趣味は解体。好きな食べ物は甘い物。嫌いな食べ物はピーマン。

ウェル・リングダム

 ディーの血の繋がらない弟。ベルの実弟。14歳。姉と同じく栗色の毛に背が低く大人しそうな容姿を持つ。少々影が薄い。
 ベルと同じくバールの仕事を手伝っており、整備の腕は姉よりも勝っているとか。
 趣味は読書(昔はリョウのところから良く借りていた)。好きな食べ物はパン類。嫌いな食べ物は特に無し(好き嫌いしない)。

バール・リングダム

 ディー達の父親代わり。78歳。白髪の穏やかな容姿に黒のツナギがトレードマーク。
 “リングダム・メカニズム”という修理工を営み、地元ではわりと有名。昔はカスタムマシンダム「テツワンオー」を駆る有名なスカベンジャーでもあったらしい。
 妻に早くに先立たれ、そのしばらく後に3人の子供達の親代わりとなる。リョウやロンとは親友同士だったとか。

リョウ・クレン

 貸す気の無い貸し本屋「探検屋」を営む男。年齢不詳。後ろで束ねた白の長髪に丸渕眼鏡、常に食えない笑みを浮かべる変質者。
 バールとは長い付き合いらしいが、古い写真にもそのままの姿で写されておりますます怪しい。
 趣味は本の収集及びそれを読む事。好きな食べ物及び嫌いな食べ物は特に無いらしい(腹が膨れればそれでいい)
 ロン・クーロンについて何やら知っているようだが……?

ミッチー

 リョウの相方であるバリード。(ただバリード扱いされるとキレる。)一年ほど前リョウによって拾われた。
 外見は一言で言うと腕の生えた一輪車。アタッチメントで様々なパーツを繋げられ、対人なら自衛程度は行える。


ロン・クーロン

 ――――――閲覧規制――――――

「彼ら」

 ディー、そしてアリスに付き纏う黒い影。
 何らかの目的を持って行動しているらしい……

アレーティア

 「彼ら」の長らしき“黒の男”。紳士的な姿に纏うのは形容し難い威圧感。

ビュトス

 「彼ら」が1人の“赤の少女”。優美な姿に似つかない攻撃性や凶暴性を秘める。
 何故かアリスを目の仇としており、彼女に対しては特に顕著。
 アレーティアを慕っている。

ヌース

 「彼ら」が1人の“灰の男”。ビュトスの補佐兼召使をを勤め、常に引きずり回されているが
 結局の所彼には頭が上がらないらしい。

シゲー

 ???

ネモ

 「彼ら」のエージェントが1人。冷徹な内に冥い熱気を孕む。
 騎士を模した姿を持つロストフェノメオン「シュバイゼン」を駆る。

メカニック(?)編


イグザゼン(eXar-Xen)

 「破壊」のロストフェノメオン。解かれる“解”によって様々な姿を見せる。
 アリスを“セカイの楔”として顕現する超越的存在。
 “御する者”であるディーを迎え入れて初めて最大の力を発揮出来る。

ソートシンク

 基底形態。
 ディーにアリスがリンクしただけの状態であり、アリス本人ほどではないが
 ディーの身体能力の向上を行う事が可能。

ソートアーマー

 戦闘形態。
 機械的でありながら何処か有機的でもある白銀の装甲を身に纏った姿を持つ。全長約2m。
 空間制御を行う事で極超音速での飛行が可能。機動性では他の追随を許さないが、同じセカイ外の存在相手にはややパワー不足。
 アリスのみでもこの形態にのみ移行する事が出来る。
 ディーを加えた場合とアリスのみでは形状がやや異なる。

ソートグランアーマー

 第二種戦闘形態。
 ソートアーマーで対処不能な脅威を相手とする場合に用いられる形態。全長約10m。
 ソートアーマー程の速度で飛行する事は出来ないものの、瞬発力では上回り、
 「破壊」の力の片鱗をも用いる事が出来る為、戦闘力も高い。
 所謂「バランス型」で悪く言えば「中途半端」。それ故に制御が後述するソートギガンティックよりある意味難しく
 色々とピーキーなイグザゼンでこの形態になる事はアリスは不可能と考えていた。

ソートギガンティック

 決戦形態。
 イグザゼンの「破壊」のロストフェノメオンとしての能力を最大限に発揮する事が可能な形態。全長約40m。
 顔面を他の形態には無い漆黒の“面”によって覆っているのが特徴。
 存在そのものが必殺技。四肢を打ち付けるだけでも情け容赦ない破壊を生み、意識して力を使おうものなら止められるモノは同質の者を除いてまず存在しない。
 ただそれ故にエネルギー消費も激しく、下手をすると永久機関である「星界式輪転炉」をもってしても一時的にエネルギー不足に陥るほど。
 更に他の形態では飛行能力にも裂けていた空間制御の力を、機体の形状を保つ為に全て注いでしまっており、飛行不可能な上、水中での使用も不可能。
 運動性や機動力も最低ランクであるが、瞬発力のみにおいては最大の力を発揮する。


ビルドグランデ

 「機構」のオーバードフェノメオン。
 無数の巨大な工具が浮遊したソートベースと、複雑怪奇に歯車の群れが絡み合った30m大の機械球の姿をしたソートエクステンションの2種類の形態を持つ。
 ソートベースでは工具群による攻撃を得意とし、ソートエクステンション時は機械球より生じる無数のロボットアームと、それに携えられたギミックによる攻撃を行う。


アビスワン

 「深底」のオーバードフェノメオン。
 巨大なイカを思わせる姿をしたソートベースと、無数の触腕によって構築された四肢を持つ歪な人型をしたソートエクステンションの2種類の形態を持つ。
 ソートベースでは水中での機動に特化しており、触腕はハイドロジェットの機能を持ち、高い推進力とそれに伴う機動力を発揮し前面のラムにより攻撃を行う。
 ソートエクステンションでは水陸両用。触腕は攻撃能力に特化し、先端に持ったブレード群によるオールレンジ攻撃を得意とする。
 どちらの形態でも内蔵された魚雷での攻撃も行う事ができる。




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