炭火焼オルグ

「お前ら、ありがとよ 今度生まれる時は、人間の、料理人に、なぁ・・・」

【名前】 炭火焼オルグ
【読み方】 すみびやきおるぐ
【声/俳優】 諏訪太朗
【登場作品】 百獣戦隊ガオレンジャー
【登場話】 Quest34「鉄人鬼(オルグ)、泣く!」
【所属】 オルグ
【分類】 オルグ魔人
【モチーフ】

【詳細】

かつては本能に従い、破壊活動を行っていたオルグ。
被災地で自身が破壊の際に偶然焼いていた焼き芋の味を幼い姉弟が喜んでいたのを見て改心。
人々に自身の焼き鳥を食べさせる事に快楽を感じるようになる。

ただし、自身の出す焼き鳥の味付けには細かく、また、自分の出した焼き鳥を粗末に扱う客には容赦が無い(ガオレンジャーと遭遇したのも、人身の焼き鳥を残した客に怒って変身してしまい、レッドに『石炭オルグ』と勘違いされ、即座に「違う、炭火焼オルグだ」と返していた。)。

普段は屋台のおやじに姿を変え、相手に化ける「コピーオルグ」を除けば、本作で唯一人間に変身できるオルグ。
また、かなり昔から生きていたようで、登場回は随所に『赤い林檎』がBGMとして挿入されている。

プライベートで来店したガオレンジャーを焼き鳥で持てなした後、「ラセツ」の命によりやって来た「ヤバイバ」達の勧誘を拒否し逃亡。
怪人体をガオレンジャーにも目撃され、両者から追われる身となる。隠れて人間に戻ったつもりが、正体に勘付いた鷲尾岳と牛込草太郎に目撃され事実を語る。
「人間を襲わない」と鷲尾岳達と約束するも、ヤバイバ達が自身の焼き鳥を粗末に扱う事に怒り、負の感情を火種に「ツエツエ」に操られ街を破壊し始める。風太郎の言葉で真相を知ったイエロー、ブラックの決死の説得でなんとか正気を取り戻し、暴れてしまった事に落ち込む。2人はそんな炭火焼オルグを激励、立ち直って再出発しようと矢先、ラセツに処刑される。

その直後、オルグシードで再生巨大化する。
自我はすでになく、「このままじゃ、かえっておっちゃんが可哀想だ」とガオレンジャーはガオイカロスで対抗、倒された事で破壊衝動から解放され消滅したと思われたが、ラストでそっくりのおやじが屋台(今度はおでん)を構えている。

ラストでホワイトは「もうどこかで人間に生まれ変わってたりして」と発言していたが、実際オルグは亡くなると「鬼霊界」に落とされる。
風太郎(ガオゴッドの化身)が店におり、ガオゴッドが5人の気持ちに応えたかのように生まれ変わらせたのかは定かではない。
巨大化時に自我が消されたのは炭火焼オルグと最初に現れた「タービンオルグ」だけ。

上記の台詞は等身大で事切れる直前にイエローとブラックに対して発したもの。元々オルグに対しては良い感情を持っていなかったイエローでさえも、この時は「ラセツ、絶対に許さねぇ」と怒りを露わにしている。

【余談】

演じる諏訪太朗氏は同時期の『仮面ライダーアギト』の氷川誠などの行き着けのラーメン屋台の店主役としてレギュラー出演、炭火焼オルグの話の次週の話にすぐに出てきて、視聴者に奇妙な思いをさせる。
また、諏訪太朗氏は後に『爆竜戦隊アバレンジャー』でも(同じく飲食屋関係)「恐竜や」の常連・横ちゃんとして準レギュラー出演。

最終更新:2016年03月15日 15:51