獣人ブラコ

「一撃必殺の狙撃手、臨獣スネーク拳のブラコ!」

【名前】 獣人ブラコ
【読み方】 じゅうじんぶらこ
【声】 安井邦彦
【登場作品】 獣拳戦隊ゲキレンジャー
【登場話】 修行その4「ゾワゾワ!五毒拳」~
修行その9「ケナケナの女」
【所属】 臨獣殿
【分類】 臨獣拳士/リンリンシー
【獣拳】 臨獣スネーク拳/五毒拳
【得意リンギ】 妖蛇斬(ようじゃざん)
大蛇砲(だいじゃほう)
【秘伝リンギ】 真毒(まどく)
【好きな場所】 森、草むらなど
【好きな食べ物】 カエル、鳥など
【好きな言葉】 毒薬変じて薬となる
【モチーフ】 コブラ

【詳細】

この世に蘇ったリンリンシーの1人。

ヘビを手本とし、奇妙な動きで相手を狙い、拳をヘビの頭部に見立てた蛇形手で急所に噛みつく一撃必殺の臨獣スネーク拳の使い手。

ヘビのように変幻自在な動きで相手に飛び掛かり、蛇形手の牙で急所に毒を打ち込んで相手を仕留め、扱いの難しい円月型の妖蛇刀を使う事により攻撃のリーチを伸ばす事もでき、強烈な毒で死者に死を与える事で命を裏返し、逆に生とする秘伝リンギ「真毒」を隠し技としており、臨在したリンリンシーでさえも生命を持った生者として生き返らせ、ヘビが時に自分より大きな餌を丸飲みするように自身も巨大な権力に執着する癖があった。

理央」は瞑想中は目を覚まさないという事に気付き、他の4人がゲキレンジャーに倒された後、臨獣殿でメレに理央への反逆を持ちかけるが怒った「メレ」に舌で貫かれ倒される。
だが、死の間際に自身に「真毒」を使って生き返り、二本のショ-テル型の剣「妖蛇刀」の間から強力な臨気の弾丸を撃ち出す「大蛇砲」を使って「メレ」をリンリンシーの状態にさせるほどに苦しめる。
理央抹殺の駒として「獣人カデム」、「獣人モリヤ」の破片を真毒で生き返らせ、上記の弱点を利用し2人を使いヘビのごとく暗殺しようとする。
駆け付けた「メレ」の声で「理央」が目覚めて失敗、「カデム」を瞬殺され逃走するが、「メレ」が追跡を始める。

再戦でも「メレ」を追い詰め、大蛇砲で止めを刺そうとするが、「メレ」は大蛇砲がゲキバズーカ発射時にそっくりな事に気付く。
「メレ」は前もってゲキレンジャーの前に立ちはだかり、ゲキバズーカの仕組みを理解するまで受け続けて生み出した新たなリンギ・絡撃拳で返され敗北。

生き永らえるのに、「たとえ真毒を理央に献上しても残った三つはどのみち全て「三拳魔」に使用されるから生き返りたいなら俺に付け」とヘビのごとく甘言で惑わそうとするも、「メレ」に「私の事を知らなさすぎる」と一蹴されて真毒の宿った指は6つで、その内の3本の指を切り落とされ、舌で貫かれ三度目の終焉を迎えてしまった。
その後、真毒は三拳魔復活に用いられた。

強さ故お調子者のモリヤと軽すぎる態度に腹を立てるカデムを「理央様の前だ」とたしなめる一面もある。最もいつか自分が殺してやる奴だから、という理由がそうさせる可能性もある。

登場当初は「理央」も五毒拳の中で誰が真毒の使い手なのかを把握しておらず、リーダーであるブラコに探りを入れた際に「自分が物語の書き手なら、最も有り得そうにない意外な者(つまり獣人マガ)に強力な能力を持たせるでしょう」と返し、疑惑の目を「マガ」に向けさせていた。
結果的にマガ、獣人ソリサが敗れた事で消去法により真毒の使い手が自分だという事が「理央」に露見する事になるのだが、上記の台詞を含め、「理央」だけでなく視聴者に対してもミスリードを行っていた事になる(実際に発言をした直後に「マガ」が豹変してしまい、発言の信憑性も高まる事になり、ほとんどの視聴者は思惑通りに騙されてしまっている。)。

修行その44で幻獣拳に鞍替えした弟のコウが登場。

【余談】

声を演じる安井邦彦氏は『電磁戦隊メガレンジャー』のネジブラック以来、10年振りにスーパー戦隊シリーズの怪人の声を演じている。
安井邦彦氏繋がりネタがあり、理央を暗殺しようした際のセリフ「そのまま眠り続けるがいい!」は格闘ゲームで安井邦彦氏が担当するキャラの「そのまま死ね!」が元ネタ。
また、真毒の「毒で命が裏返る」という設定は「バキ」の「烈海王」の設定「毒が裏返る」をそれぞれ連想させる。

最終更新:2024年03月06日 08:36