【名前】 |
マルチーワ |
【読み方】 |
まるちーわ |
【声】 |
山田みほ(旧名:山田美穂) |
【スーツ】 |
吉尾亜希子 |
【登場作品】 |
超力戦隊オーレンジャー |
【分類】 |
幹部/ラスボス |
【モチーフ】 |
マルチーズ、チワワ、コロン |
【上半身モチーフ】 |
レオタード(フリル付き)、下着 |
【裏モチーフ】 |
天使、弓術家、 アフロディーテ |
【名前の由来】 |
マルチーズ+チワワ |
【詳細】
豊満な胸と膨らんだ尻(スーツの中の人の工夫)、ウエストも引きしまったセクシーな体型の持ち主。下半身にはフリルが付いており、太ももは丸出しで、極めて露出度が高い。唇には口紅のような塗装も施されている。また、女性を強調してか胸の谷間にはハートのようなものもある。
叔母に当たる
皇妃ヒステリアは女性としてはかなり大柄ではあるのだが、姪のマルチーワに関してはさほど大柄な体格ではなく、むしろ小柄な方だが、その分人工的ながらも肉付きの良い体型であり、小回りが利く。
ショルダーカバーは横から見れば花のような形状をしているが、正面から見れば天使の羽のようにも見える。
同じ機械族のブルドントや
執事アチャからは美しいと呼ばれるくらいの容姿を持っている。
他の
マシン獣に比べ比較的外見と体型が人間に近く、機械系怪人のようにゴテゴテしたボディやロボット然とした物ではなく無駄な部分を省いたスマートなデザインになっている。
ほぼ欠点のない無機質な顔立ちやスタイルから、まさに人形そのもの。本編中は頭飾りをしているので分かりにくいが実は額が異常に広い。顔のパーツがやや下にあり低い顎も相まってやや童顔なイメージがある。
カイザーブルドントと合流した後は新たな「バラノイア」の支配者となる夫婦として結婚式を行い、皇妃となった。
夫の「カイザーブルドント」とは「マルピー」、「ブルピー」と言い合う仲。基本的に感情を表に出さない性格で従順。
カイザーブルドントには非常に愛らしい声で話すがオーレンジャーたちなどには女戦士のような少しキツい声になる。
美麗な外見と天然が入った毒気のない無邪気な性格とは裏腹に本質は恐ろしく残忍で、ドリンを誰の命令もなしに殺した上に超力の源を失わせておりそういった意味では旦那よりもタチが悪いだろう。
また、本編の節から
皇帝バッカスフンド以上に人間の事を軽蔑している模様。だが身内には王女らしい態度で接し物腰も柔らかい。
人間でいう子供っぽい部分がありオーブロッカーとレッドパンチャーが暗黒素粒子に感染された際に踊らされていたのを見てはしゃいでいた。夫の「カイザーブルドント」が心底好きらしくたびたび抱き着く場面がみられる。
ボンバー・ザ・グレートの処罰の際にも庇うどころか喜んで痛めつけていた。
「ボンバー・ザ・グレート」が「お前のような強いマシン獣がいるとは全然知らなかったぜ」と弱音を吐くくらい強大な戦闘能力がある。
武器は自己判断で剣にもなる百発百中のマルチアロー(目のセンサー機能の影響か)がメインだがそれ以外にも格闘には優れており主に蹴り技を使う。キック力は大柄なガンマジンも吹き飛ばすくらい強力。遠距離攻撃も得意で手からビームも放つが使用頻度は低い。
また、威力は低いが動きを妨害するビームもある。ビームは何にでも使え弓矢の弾にもなりボムにもなる。
マルチアローを振り回す事によってキングスマッシャーを弾く事もでき、あるゲームではガードコマンドとして武器を振り回す事によってビームを無効化する技がある。
旦那との主な共同技はラブラブペアアタックで、二者が武器を交差させる事によって光弾となって体当たりをする劇中最強の技。何度も見破られている。
戦闘中には火の玉アタックを使用する事が多く、バリアを張る事によって火となり突進、優れた跳躍力と飛行能力を有し、高速速度で相手を翻弄する。
人間態も一度だけ披露し、小柄な女性"アイ"に偽装してメンバー全員に催眠術をかけオーブロッカーロボを引き渡そうとしたが、参謀長には通じずに一目で見抜かれてしまった。
人間態に変身している際に大切なものとして吾郎は母からの手紙を読んだが、「ふん、下らない」と一蹴りしていた。
初登場ではオーレンジャーを苦しめ(本人達は軽傷で済む。)、「勝負はお預けの意味合い」で牽制用の投げキッスをする事によって爆風を引き起こし飛び去った後、いつのまにやらヒステリアから力を授かり、月面に逃れた「ボンバー・ザ・グレート」を処罰し復活した「カイザーブルドント」と一緒に改造。
高い戦闘力で幾度となくオーレンジャーを苦しめ夫婦で地球征服を成功させ、実子を設ける。
最終決戦では赤ん坊を人質に取るが、CPUの単調な思考能力を見抜いたレッドが隙を突いてカイザーブルドントの剣を投げつけ、マルチアローを落下させられるのと同時にダイナマイトタックルにより最後の手段として巨大化する。
4大ロボとの巨大戦でも当初は圧倒的な力を見せつけるも、マルチアローを放つ時の隙を付かれ、オーブロッカーにマルチアローを叩き落とされると同時にラブラブペアタックも破られ大ダメージを負い、キングピラミッダーの「スーパーレジェンドビーム」を放たれてしまい、最期は無言のまま体がオーバーヒートした状態でカイザーブルドントに寄り添いながら本当の機械人形のように倒れて爆発し敗退した。
【余談】
一応モチーフとしてはマルチーズとチワワだが、モチーフとして色濃いのは『超獣戦隊ライブマン』のサポートロボ・コロン。
初期デザインでは本編よりも更に太ましい体型でありあまりスタイルは良くない。
また、乳輪と思わしき部分がデザイン画には存在する。
デザイナーの阿部統氏によれば、「当時のプロデューサーだった高寺重徳氏から『最初の頭部がイマイチだったため、もう1回作り直してもらった』と言われた事があった」らしい(『百化繚乱[下之巻]』より)。
デザイナー本人もデザイン画において「尻を大きく描き過ぎた」事を失敗に思っている模様。
声を演じる山田美穂氏はスーパー戦隊シリーズの怪人の声を初めて担当。
最終更新:2015年12月03日 15:39