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グリモア - (2018/08/17 (金) 04:02:59) の編集履歴(バックアップ)
【初出】
II巻
【解説】
“蹂躙の爪牙”
マルコシアスの意志を表出させている、
フレイムヘイズ『弔詞の詠み手』
マージョリー・ドーの神器。
画板をいくつも重ねたような、巨大な本型。鞄のような下げ紐を付けたブックホルダーに収まっている。
マージョリーの人間形態時には、開いて
自在法を使ったり、腰掛けて飛行したり、たまには鈍器としても振るわれた(マージョリーから打撃を受ける方が、遥かに多かった)。
ただの神器ではなく、その中の
自在式から文言に見合った物を選び出すことで『
屠殺の即興詩』の助けにもなっている優れものである。
『
夜笠』のように物体を収納することができ、服などを入れているようだ。また、はさんである付箋や栞などに“
存在の力”や自在法を込め、一般人でも使えるようにできた。
【由来・元ネタ】
元ネタは魔術に関わるさまざまな書物をさすグリモア(Grimoire)と思われる。主に15世紀から18世紀にかけて作成されたらしい。悪魔や天使の召喚方法を詳細に記したものだともいわれている。
代表的なものとして、いわゆる『ソロモンの鍵』、『レメゲトン』、『ラジエルの書』などがある。
なお、西洋の古書は古い時代ほどサイズが大きくなる傾向があり、例えば『グーテンベルク聖書』は縦40cm、横29cmだという。厚さもそれなりである。
マージョリーが契約した時代の本としては、“グリモア”もそう奇異ではなかったのかもしれない。
ちなみに
笹倉綾人氏のコミックII巻限定版に付属冊子"GRIMOIRE"が付いている。鎌池和馬著の二次小説『
討滅の獄』もここに収録されている。
また
劇場版『灼眼の
シャナ』DVD初回限定<スペシャルコレクション仕様>にはグリモア型の解説書が付属している。