シーズン10 | |||
---|---|---|---|
episode.91 | 束縛からの解放その2 | 開始 | アタシの両親はさ、二人ともクラシックの演奏家だったんだよ。 家にはどんな楽器でも置いてあってさ。 ちっちゃい頃からパンクを聴いてたなんてのはアタシのデタラメさ。 |
終了 | アタシはピアノが大好きで、よく父親に教えてもらってたんだ。 そりゃあ平和な日々だったさ。アタシもそんな暮らしが大好きだった。 でも、そんな生活も長くは続かなかったんだ。 | ||
episode.92 | 束縛からの解放その3 | 開始 | ある日、鋼鉄虫が街に押し寄せてきたんだよ。 それも、両親は二人ともコンサートで街にいなかった時にな。 その時アタシは親戚の家にいたんだけど、 ものすごい数の鋼鉄虫が迫ってきたのを覚えてるぜ。 |
終了 | もうダメだと思った所で、ハウンドがやってきて アタシ達を助けてくれたのさ。 結局運良く助かったのは、アタシの他にほんの数人だったんだ…。 | ||
episode.93 | 束縛からの解放その4 | 開始 | 慌てて帰ってきた時のアイツらの顔は今でも忘れねぇ。 街が壊されたのはハウンドが助けてくれなかったからだって言い出したんだ。 アタシはもちろんそうじゃないって言ったさ。 |
終了 | でもアイツらはアタシの話なんて聞きやしなかった。 自分の家を壊されたのはハウンドのせいだって言って、 賠償だ保障だってやかましく騒ぎ始めたんだよ。 実の子供の言うことなんかひとっつも信じないでな。 | ||
episode.94 | 束縛からの解放その5 | 開始 | そっからかな、アタシと両親の関係がぎくしゃくし始めたのは。 ずっと教えてくれてたピアノだって、どんどん厳しくなっていった。 もうアタシの居場所はここじゃないんだなって思ってたよ。 |
終了 | そんな調子だから学校でもなかなか馴染めなくてさ。 …でもそんなアタシでも、気持ちが通じるヤツが現れてさ。 そして、アタシはそいつから新しい世界を教えてもらった。 | ||
episode.95 | 束縛からの解放その6 | 開始 | パンクさ!これまでずっとクラシックだけを聴かされ続けてきたんだ。 こんな音楽も世の中にあるのか~って、ワクワクしたもんさ! あの頃は、家でも親にナイショでいっつも聴いていたな。 息苦しい家だったけど、パンクを聴いてる時だけは自分の世界に浸れたんだ。 |
終了 | でもある日、借りてたCDが父親に見つかっちまってな。 アタシの大事な宝物を、父親はゴミだと言い放って捨てやがった。 そこでもう、アタシは何もかも我慢できなくなっちまったんだ。 | ||
episode.96 | 束縛からの解放その7 | 開始 | アタシは家の中のものを全部ブッ壊してやったんだ! アタシのことを縛り続けてきた父親のピアノもな! そしてそこはもう、アタシの家じゃなくなったのさ。 |
終了 | 家を飛び出したアタシには、当然行く宛なんてなかったさ。 路頭に迷っていたときにアタシを拾ってくれたのが、イブキだった。 | ||
episode.97 | 束縛からの解放その8 | 開始 | イブキは新しいハウンドの素質を持った子供を探してるとか言ってよ、 アタシのことを必要だって言ってくれたんだよ。 そん時思い出したんだよ、アタシにパンクを教えてくれたアイツ、 アイツがハウンドになって世界を救うって言ってた事をさ! |
終了 | 覚悟を決めたアタシはS.I.V.Aのハウンド育成施設に入ったんだ。 まぁそれからは、毎日が訓練の日々ってやつだな。 言っとくけど、イブキの訓練はメチャクチャ厳しかったんだからな! | ||
episode.98 | 束縛からの解放その9 | 開始 | そしてそこでホダカにも出会ったんだ。 ホダカとイブキは、元々ハウンドで戦友だったって話だぜ? でもイブキのスティールスーツ、ピンクのハート柄ってのはダセェよなぁ!(笑) |
終了 | イブキは仕事だとか言ってどっかに行っちまってからは帰ってこねぇ。 だけどその分、ホダカがアタシの事を見てくれてるんだ。 ホダカにカッコ悪いとこ見せちまったら、またイブキに怒られっからな! | ||
episode.99 | 束縛からの解放その10 | 開始 | アタシが強くなって有名になりゃ、みんなアタシの事を認めてくれるだろ? そしたらアイツにだって、また会えるかもしれねぇって思うんだ。 アタシらは夢とパンクのリズムがあれば何だって乗り越えられるんだ! |
終了 | でも、まさかアタシがこんなことになってるなんて、思ってねぇよな。 こんな格好でアイツに会うのは…、まだちょっと怖いんだ。 | ||
episode.100 | 聞いてくれてありがとな | 開始 | アタシの過去について話したのは、アンタが初めてなんだぜ? これでアンタとアタシの間では隠しっこなしだからな! 次は、アンタの恥ずかしい話を教えてくれる番だったか? ...ケケッ♪ジョーダンだよ! |
終了 | アタシは今までやってきたことを後悔してねぇし、 これでよかったと思ってるぜ。 だって今は自分で選んだ道を進んでるんだからな! こんな生きがいのある生活、他にはねぇだろ? |