鋼鉄世界物語 2nd | |||
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episode.6 | NEHAN | 開始 | 『メメント・モリ』の惨状がリークされると、世論からも“人命尊重”が大きく 叫ばれだしたわ。そうした社会背景もあって生まれたのが、 『NEHAN INSTRIZER MODEL』ということになっているの。 そう、わたしたちがNEHAN(ネハン)と呼んでいる、スティールスーツの次世代 操作システムよ。 |
終了 | NEHANシステムとは、『ハウンドの脳内情報をデジタル変換し、 スーツと同期するシステム』と考えてもらっていいわ。 状況判断の情報としてスーツからのフィードバックも実装されているの。 つまり、安全を確保した空間(コンフォートゾーン)に居ながらにして、 鋼鉄虫と戦えるようになったというわけ。 | ||
episode.7 | 画期的な進化 | 開始 | 実際、NEHANシステムは画期的だったのよ。 ミッション遂行のためのあらゆる面からいって夢のシステムと言われたわ。 人的損耗が皆無となり、ハウンドに選ばれる条件も随分緩和されたの。 おかげでハウンド不足に悩まされることも無くなったというわけ。 |
終了 | さらに、スティールスーツも駆動系の大部分に人体を必要としなくなった おかげで、装甲板と骨格強度が格段にパワーアップし、 より強力な兵器として様々な進化を遂げていったわ。 まさにパラダイムシフトね。 | ||
episode.8 | システム | 開始 | 説明したようにNEHANシステムは、何ら問題のないシステムとされているの だけれど、わたしは個人的に疑念を抱いているところがあるの。 そのきっかけは、インセクターからNEHANシステムに近い反応が報告されたこと。 そしてインセクターは『メメント・モリ』以降に突如として現れた…。 …私はある恐ろしい仮説を立ててしまったのよ。 |
終了 | NEHANシステムで脳内情報をスーツと同期できるということは、 意図的に情報改ざんが可能であるシステムといえなくはないのよ…。 分かりにくいかもしれないけれど、わたし達…いえ、あなた達ハウンドは、 自分の記憶におかしな点があるはずなのだけれど…どうかしら? …そうよね、自覚があるはずないわよね…。 | ||
episode.9 | 父と母 | 開始 | これまでNEHANシステムの研究や開発に関わった人達の中には あなたの知っている人もいるわ。私の父、穂高幹夫もその一人ね。 あの人がS.I.V.Aの長官になると聞いた時は私も驚いたけれど 今は父をしっかり支えていきたいと思ってるわ。 |
終了 | 父がブラフマン博士と一緒に研究していた頃、私も研究室によく遊びに行ったわ。 祖父も母もそこに居て…懐かしい記憶ね。 もし母が今の私と父を見たら何て言うかしら。あなたみたいなハウンドと 世界を守ってると知ったらきっと誇りに思ってくれるでしょうね。 | ||
episode.10 | 見えない不安 | 開始 | 私たちの運命を大きく変えたあの日…。 もし、そのきっかけが私の仮説を裏付けるものなら 今までよりももっと恐ろしい事が起きるでしょうね。 …ごめんなさい。そんな深刻にとらえなくてもいいのよ。 何と言うか…見えない不安を時々感じるだけ。 |
終了 | 私が抱えているこの見えない不安が杞憂である事を願っているわ。 これから世界がどうなるのかわからない…。 ひょっとすると明日消えて無くなるかもしれない。 だからこの悪い夢が覚めるまで一緒に戦っていきましょう。 |