F.E.A.R. 2: Project Origin
part47-190~199
- 190 :F.E.A.R. 2: Project Origin◆l1l6Ur354A:2009/09/24(木) 03:13:40 ID:MJaWbW/Z0
- F.E.A.R. 2: Project Originいきます。念のため新作タグつけました。
F.E.A.R.ってタイトルついてるけど、F.E.A.R.隊員は一人も出てこないどころか話にも絡みません。
後付けが多すぎて、無印と肝心な所が違ってたりします。
内容は英語を適当に俗称込みで翻訳して強引な解釈を加えました。ご了承ください。
始めに簡易版、後に詳細版を投下します。
■簡略版
自らの野望の為オリジン計画を再開させようとしたアリスティード。
しかし調査を進めるうちアルマの危険性に恐れをなして一度は再封印した後破壊しようとする。
しかしフェッテルが反乱を起したり何だかんだで大人アルマが開放されてしまう。
おまけにヴォールトの爆発がオーバーンの街一つをふっとばし、ついには証拠隠滅のために命を狙われる事になった。
アルマを捕らえコントロールできれば再び復権も可能だろうと一発逆転を狙い、かねてより進めていた
アルマに頼らない超能力者育成計画ハービンジャーの被験者のベケットたちを利用し、
大人アルマをおびき寄せるための餌とした。
それにまんまとひっかかった大人アルマは執拗にベケットを追い回す。
ヤンデレな求愛にうんざりなベケットはスネークフィストの助言のまま増幅装置に固定されてアルマを倒そうとするが、
アリスティードの妨害のせいなのかアルマが予想以上に強かったのか倒すのに失敗。
この世の終わりまでヤンデレと閉じ込められる事になった。
「あ、ありのまま、今…起こった事を話すぜ!
俺は男と取っ組み合いをしていたと思ったらいつの間にか女が妊娠していた。
な…何を言っているのかわからn(ry」
- 191 :F.E.A.R. 2: Project Origin◆l1l6Ur354A:2009/09/24(木) 03:20:48 ID:MJaWbW/Z0
- 本編年度を2009年と仮定し、ゲーム中や公式サイトの数字を使って推測した年表を作ってみました。
フェッテルが20歳に見えないというのは…orz
日本語公式サイトを信じます…
195? 軍からオーバーン地区を買い上げる
1964 アーマカム設立
1973 アルマ誕生
1974 イカルス計画始動
197? オリジン計画スタート(アルマ2~3歳?)
1881 アルマ8歳 スティル島のヴォールトに入れられる。
1987 8月24日、アルマをオーバーン地区のヴォールトに移送。
1988 アルマ(15歳) 第一子出産(前作主人公のこと)
1989 アルマ(16歳) 第二子出産(フェッテル)
水質汚染が始まる(子供を取り上げられたから?)
1999 第一次シンクロ現象。フェッテル(10歳)が暴走し職員数名死亡。
オリジン計画は封印、フェッテルともども放棄された。
アルマの生命維持装置も外され、6日後に死亡(享年26歳)
2002 F.E.A.R設立
200? ラメルメイヤー工業地帯閉鎖
2009 ゲーム内年度
フェッテル反乱事件より
数週間前 水質汚染調査を名目にアリスティードが調査チームをヴォールトに派遣。
オリジンの封印を解いてしまう。メンバー消息を絶つ。
二週間前 ベケットがデルタフォースのデッドエコーに転属。
一週間前 前作主人公F.E.A.R.に配属。
- 192 :F.E.A.R. 2: Project Origin◆l1l6Ur354A:2009/09/24(木) 03:22:33 ID:MJaWbW/Z0
- ■詳細版
燃える廃墟と化した街の中で目覚める主人公マイケル・ベケット。
彼の前に赤いワンピースを纏った少女が導くように現れては消えていく。
彼女を追いかけて地下へと続く光に満ちた穴へ降りると、そこは装甲車の中だった。
しかし誰もいない。音楽が聞こえたので横を見るとそこには無いはずのオルゴールが。
手を伸ばそうとして人の気配を感じ、振り向くとそこには――
数週間前に同僚になったレッド・ジャンコフスキーが自分の顔を覗き込んでいた。
どうやら目的地ヴァルキリータワーへの移動中に居眠りしてしまったらしい。
そんな余裕とも取れる態度をからかわれながら、ケイラ・ストークス中尉による任務の説明が始まる。
目的はATC社社長のジェネビーブ・アリスティードの保護。
本部で起こった大量虐殺の件で、彼女を同社の幹部が証拠隠滅のために消そうとしている疑いがあるためだ。
先に本部へ向かった別のチームが酷い死に方をしたなどという話を聞きながら、ジャンコフスキーと共にタワーへ向かう。
受付ではすでに守衛が殺されており、私用エレベーターでペントハウスへ向かう途中、
キーガンが突然頭痛を訴え、その隙に銃撃を受けてしまう。
キーガンを介抱するためにメンバーを残し、ストークスとベケットが上階へ向かう。
途中ストークスと別れた後、電波障害と共に夢の中の少女(以下子供アルマ)がベケットの前に立ち現れる。
オルゴールを触っている子供アルマの幻影からヒントを得て隠し部屋を発見する。
中に入るとオーバーン地区全体の地図やいろいろな文書が貼り付けられた壁の横に、何故か自分達の写真も貼り付けられていた。
さらに奥の部屋にはアリスティードがおり、モニターで何かを監視している。
そこには丁度ハーラン・ウェイドが惨殺される場面が映し出されていた。
「このままでは頑固者のあの女に私達は皆殺しにされるわ」
そのとき視界に異常が生じ、アリスティードの姿が煙のように掻き消えてしまう。
アリスティードを探してビルの中を戻ると、ガラス張りのフロアの窓際に裸の女性(大人アルマ)が背中を向けて立っていた。
近寄ろうとすると突然凄まじい衝撃波に弾き飛ばされる。
遠くの空に火柱が立ち上り、隊員達の混乱した無線の中、巨大なキノコ雲が視界の端に移る。
核攻撃を受けたのか? 薄れ行く意識の中、アリスティードが自分をどこかに運んでいくように部下に命令している声を聞く。
- 193 :F.E.A.R. 2: Project Origin◆l1l6Ur354A:2009/09/24(木) 03:24:32 ID:MJaWbW/Z0
- ベケットは夢を見ている。自分は何かの手術を受けているのだが、
その最中内臓をひっかき回される幻覚に苦しめられる。
「ちょっと痛いかも知れんぞ」
そう言って手術用の鋏を突き立てた医者の顔がゾンビのように変わり――
悪夢から飛び起きると病院のベッドの上だった。
部屋は荒れ放題でベケット以外の患者はいない。自分の身体を調べてみるととりあえず無事のようだ。
(ここからスローモーが使えるようになります)
ストークスからの無線が入り、グリフィンとベケット以外の安否が確認できないとのこと。
職員と思しき死体があちこち転がる酸鼻を極める光景の中、アリスティードと再会するが、
T.A.C.ラボに向かえといって一人で先に行ってしまう。
そんな中スネークフィストと名乗る人物が回線をハッキングして情報を提供してくる。
ATC私設部隊と戦いながら、大人アルマが死体安置所で何かを探しているのに遭遇したりして、
ようやくアリスティードとストークスに合流するが、
消毒の為ではない謎の装置に入るように言われ、身動きできない時に敵に襲われてしまう。
絶体絶命かと思いきや、超常現象により敵部隊は全滅、ベケットも吹き飛ばされ意識を失う。
白昼夢の中、子供アルマが木に吊るされたブランコに乗っている。
振り向いた彼女が言う、隠れる事はできないわ……
意識を取り戻すと目の前にはむさいおっさんの顔が。
会話の内容から彼がヴァネック大佐だと分る。
「お前はハービンジャー計画の一員だな」
意味深な言葉を残し、病院を爆破するように部下に告げて去っていく。
装置からようやく放り出され、ストークス達に合流するため別の道を探す。
ここで二人の隊員が命を落とした。改造手術の最中に何かあったのか、
ジャンコフスキーは暴走した機械に極太の注射器を繰り返し突き立てられ、「彼女を助けてくれ」と言って事切れた。
子供を奪われたといって泣いている女性を追っていたフォックスは、「彼女は俺のものだ」といってベケットに掴みかかって来た後、
T.A.C.ラボで戦闘員を皆殺しにしたのと同じ力に全身の肉を剥ぎ取られて死んだ。
道中破棄されていなかったデータによると自分だけでなく部隊のメンバー全員がハービンジャー計画の被験者であり、
とある目的を持ってアリスティードの元へ送られたらしいことがわかる。
機械を埋め込まれた被験者のレントゲン写真や、惨たらしい実験の末に尊厳も無くうち捨てられた死体たち。
そして襲い掛かってくるリッカーもどき。ここは病院などではなく大規模な地下研究施設だった。
一般の職員と思しき者たちも容赦なく始末され、爆破へのカウントダウンが迫る。
急いで脱出しなければならない。
スネークフィストからの新たな情報によると、死んだ仲間の言っていた彼女――大人アルマがベケットを付け狙っているらしい。
頭痛や幻覚などの症状が現れる、彼女に抵抗しろ。その言葉どおり大人アルマは飢えた獣のようにベケットに襲い掛かる。
スネークフィストは言う。アニメコンベンションで例えると、ベケットはそこに置かれた無料のピザで、彼女はそこに群がるオタクだと。
どうやらT.A.C.ラボの装置に入れられた時においしく味付けされてしまったようだ。
- 194 :F.E.A.R. 2: Project Origin◆l1l6Ur354A:2009/09/24(木) 03:26:10 ID:MJaWbW/Z0
- やがて射撃訓練場のような所に出ると、大型モニターにヴァネックとエネルギー波増幅装置に拘束されたリッカーもどきが映っている。
ヴァネックがここはテレパシーで命令を受け行動するレプリカ兵を指揮する超能力者を作り出す施設だと教えてくれる。
だが、増幅装置や投薬によって強力なテレパスを得ると、それに耐え切れず知能が低下したり発狂したりして軍事用としては使い物にならなくなってしまう。
リッカーもどきとはその被験者の成れの果てであった。
ヴァネックは部下の報告を受けてその場を立ち去った。
ヴァネックの置き土産であるリッカーもどきとそれの操るレプリカ兵と戦うベケットだが、
その数にきりが無く、頭を潰したい所だが手の届く所にはない。
万事休すと思われたが、リッカーもどきは大人アルマの力によって殺され、レプリカ兵の攻撃は終わりを迎えた。
助けてくれた訳ではなく、自分の獲物に手を出すなと言う事だろう。
コンテナを動かして地下施設から脱出すると、ストークスからの無線が入る。
ベケットの生還を喜ぶストークスとグリフィン。皆と合流するために瓦礫と化した街を駆けていく。
所々にある逃げようとする瞬間のまま炭化した人々の像が爆発の凄まじさを物語っていた。
スネークフィストの情報によるとベケットを取り逃がした大人アルマの怒りに触れて、
周囲のレプリカ兵が目を覚ましたとのこと。おまけに死者を操る敵まで出てくる始末。
忙しい所にスネークフィストから無線が入る。
アリスティードがATCの軍隊のオマケつきで自分の隠れ家に向かっている。
このままじゃ二人とも殺されるから助けてくれと。場所はウェイド小学校。
大切な情報源を失うわけにはいかない。急いで合流してヴァネック達より先に到着しなければ。
と思ってたらグリフィンが様子のおかしな女を追いかけるという。
モラレスからの連絡でスタジアムは被害が酷くて近づけないというので集合場所が変更になったり、
アーマーを倒したり、スナイパーに囲まれたストークスを助けたり、
アーマーに乗ってやりたい放題したりして、集合場所付近でグリフィンに再会したが、
案の定女は大人アルマで、抵抗もむなしくグリフィンはベケットとストークスの目の前で異次元に吸い込まれてしまう。
- 195 :F.E.A.R. 2: Project Origin◆l1l6Ur354A:2009/09/24(木) 03:28:56 ID:MJaWbW/Z0
- 生き残ったメンバーは装甲車でスネークフィストのいるウェイド小学校へ。
キーガンが先に偵察に向かい、ベケットはストークスと共に破壊された小学校の内部を探索する。
キーガンはまた酷い頭痛に悩まされているようだ。
とある部屋に入った途端幻覚に襲われ、ストークスとはぐれてしまう。
その部屋の壁にクラスメートのイラストつきの名前が貼られており、
そのひとつはアルマという赤いワンピースの少女。
ストークスを探してうろうろしていると再び大人アルマの襲撃を受け、念力で宙吊りにされる。
大人アルマは媚びる様な上目遣いで見上げた後、姿を消してしまう。
その後二人と合流するが、再び大人アルマに襲われる。
キーガンは頭痛が悪化して身動きが取れなくなり、ストークスはキーガンと装甲車へ戻る事に。
(ストークスは超能力の素養がないので精神攻撃の影響が薄い)
ATC部隊やレプリカ兵だけでなく亡霊までも退けながら奥へ進んでいく。
保健室にたどり着いてパソコンを操作するとそれは地下へと続く偽装エレベーターだった。
どうやらここも地下研究所付きのアーマカムの実験場らしい。
(ここで行われていたのはパラゴン計画。幼少の頃から優秀な超能力者を発見、スキルを開発し、
後のハービンジャー計画の被験者にする為に、
そこの子供達を三班に分け投薬や特殊な授業を受けさせていた。
子供と先生はみなあの爆発で死んだようだが、
そうでなければ証拠隠滅のために始末されることになっていた)
研究所に到着すると、丁度アリスティードと男が口論している所だった。
彼がどうやらスネークフィストのようだ。
アリスティードはスネークフィストからアルマを封じ込める何かを奪って去っていった。
除染装置の前までくると、その中にはヴァネック大佐がいた。
誘われて中に入ると部下を次々失いやけになったのか、タイマンでのつかみ合いになってしまう。
もみ合いの末にヴァネック大佐は持っていたショットガンで頭を吹っ飛ばされて
あっけない最期を遂げる。
除染装置を抜けると独房が並ぶ通路に出た。
そこに閉じ込められていたらしいリッカーもどきを撃退しながら
ようやくスネークフィストのもとにたどり着く。
長髪髭の怪しいTシャツを着た白衣の男、ハービンジャー計画の技師本名テリー・ハルフォード。
それがスネークフィストの正体だった。何となく教室にあった先生のイラストに似ているような。
彼はすでに今回の事件に関わる情報を装甲車に転送してくれていたようだ。
建物の周りにはレプリカ兵が集まっている。
ベケットのテレスティック波は大人アルマだけでなくレプリカ兵までも呼び寄せてしまうらしい。
ピザの次は磁石とか散々な言われようである。
オタクらしい無駄な知識を披露しながらハルフォードは
くすねてきたと言うアーマカムの試作品をプレゼントしてくれる。
こんな所からおさらばしようとハルフォードが言った途端、
ステルス忍者によって彼は首を切り落とされてしまう。
護衛対象が殺されてしまった以上、ここに用はない。急いで仲間の下に戻る。
- 196 :F.E.A.R. 2: Project Origin◆l1l6Ur354A:2009/09/24(木) 03:33:01 ID:MJaWbW/Z0
- 装甲車に帰ってくると、ストークスがハルフォードの遺産であるデータファイルを見せてくれた。
そこではビデオメッセージでアリスティードが自分にしたことが絵つきで説明されていた。
このままではベケットは大人アルマに吸収されてしまうので、
スティル島の施設にある精神力増幅装置で彼女を倒さなければならない。
スティル島まであと15分ほどのところでレプリカ兵の妨害を受け、地下鉄に逃げ込む事に。
(モラレスがノリノリな本性を現し始める)
そこで援護射撃をしていると、キーガンが大人アルマに呼ばれたらしく単独行動にでてしまう。
その姿はやがて光の中に消える。
暫く探したが見つからないのでストークスたちの下に戻る事にする。
地下を抜けて街の中を進むと、端の見えないほどの巨大な穴が底無しの口を開けていた。
恐らくはここが爆心地なのだろう。大人アルマの影響か無数の亡霊が怨みの声を上げている。
そこに出来た亀裂からスティル島に続く地下貨物列車のプラットホームへ向かい、
上手い具合に停車していた列車を動かして先へと進む。
途中やはり敵と交戦し、列車が壊れてしまうが何とか乱暴ながらもターミナルにたどり着く。
列車から放り出されたベケットの前をキーガンが歩いていく。
その姿は過去の残像を見ているように現れては消えるのを繰り返す。
列車を乗り継ぎスティル島の実験施設へ到着。
大人アルマの熱烈な歓迎を必死に退けエレベーターで上階に出ると、そこは異世界だった。
ブランコで遊んでいた子供アルマが大人達に施設に連れ戻される過去を幻視する。
丁度近くにそれと同じ、木に吊るされた手作りのブランコがある小さな庭があった。
地面に転がる人形は、あの時子供アルマの手から落ちたときのままなだろうか。
そんな事を思っていたらストークスから施設に到着したとの連絡が入る。
だがモラレスがレプリカ兵に囲まれ大ピンチ。急いで増援に向かう。
装甲車で乗り込んできたモラレスと合流し、ストークスが流れ弾で壊れたドアをあけるまで、
モラレスが敵に愉快な罵声を浴びせ続ける中
統率を失ったらしいレプリカ兵を装甲車の砲塔で蹴散らす。
- 197 :F.E.A.R. 2: Project Origin◆l1l6Ur354A:2009/09/24(木) 03:34:11 ID:MJaWbW/Z0
- 入り口をガードしてくれるというモラレスを置いて、再び地下へ。
そこでストークスが先に来て待っていた。彼女と共に古びたコンソールや機械の並ぶ内部を進み、
厳重にエアロックされた先にようやく増幅装置を発見する。
球状の物体が直径部分辺りから水平に分かれ内部が明らかになる。
そこには何本ものコードがつながれた椅子のようなものが中央に備え付けられていた。
ハービンジャー計画の研究所でリッカーもどきが拘束されていたものに似ているが、
パワーが桁違いなのだ。
電源を入れエネルギーが充填されるのを待つ間、ストークスはベケットを装置へ固定していく。
だが充填が完了する前にアリスティードに電源を落とされてしまう。
「何をするの?! 私達は彼女を止めなければいけないのよ」
「私もそのつもりよ」
「ベケットの力は増幅装置が無ければ不十分だわ。アルマに吸収されてしまう」
「そのあとにね、一緒に彼らを封じ込めるの」
「彼女を倒す事に何かまずいことでもある訳?! どうしてこんなことするの!」
「アルマ無しでは私は何の影響力も持たない、影響力のない私に未来はないわ」
自らの野心の為街一つが瓦礫の山となり、実験の犠牲となった被験者や住民の屍の山を築いてなお、
アリスティードは未だ大人アルマを操れると考え、その力で権力の座に返り咲けると信じているのだ。
これ以上狂人の相手は出来ないとストークスは銃を抜くが、アリスティードに返り討ちにあってしまう。
しかし装置に拘束されたベケットになすすべはない。
「こんなことになって本当に残念よ。心からね。私が悪いんじゃないの。
こうするしか方法がなかったのよ。運命とのデートを楽しんで、ベケット軍曹。
彼女を待たせてはだめよ」
何かの気配を感じて辺りを見回すアリスティードを邪魔だとばかりにぶっとばす大人アルマ。
装置から足場が離れていく(そこにつかまっているアリスティードが見える)。
増幅装置が閉じられ、アルマが圧し掛かってくると同時に、世界はまたあの異世界に変わっていた。
異世界に不自然に存在する装置と電源。
その上で無意味な数値の羅列がアナログな装置の上で踊っている。
電源の前に立つとミイラ化したキーガンが襲ってくる。
「何故彼女は俺を選ばない?!」
スイッチを入れるためにキーガンとの戦闘が始まる。
「何故彼女はおまえばかりかまうんだ!」
3つのスイッチをひとつ起動するたびにリセットされる世界。
「彼女は俺のものだ! お前のものにはならない!」
最後のスイッチに手をかけようとしたとき、キーガンとついにもみ合いになる。
均衡した力はやがて崩れ、ショットガンの銃口がキーガンの顔を捉えた。
「助けてくれ……」
命乞いをするキーガンの頭を吹っ飛ばし、ベケットはようやく最後のスイッチを入れる。
光が膨張し、弾け、異世界の不気味なオブジェは白い闇に解けていく。
(この間に大人アルマのヘブン状態が何度かカットインされます)
黒い闇の中に青い光がともり出す。増幅装置の内側が見える元の世界に帰ってきたのか。
安堵したのもつかの間、装置が開かれた時、そこは地獄のような世界が広がっていた。
ゆっくりと大人アルマが近づいてくるが、拘束されている状態は変わらず身動きが取れない。
彼女の腹部が丸みを帯びている。
装置の起動が上手くいかなかったのか、それとも増幅された力すら利用したのか、
彼女はベケットを吸収し自らの中に新しい命を宿したのだ。
大人アルマは逃れようともがくベケットの左手をそっとそこへ導く。
「ママ……」
お腹の子の声を聞いて、満足げに微笑む大人アルマ。そして暗転。
- 198 :F.E.A.R. 2: Project Origin◆l1l6Ur354A:2009/09/24(木) 03:38:58 ID:MJaWbW/Z0
- ■個人的推測による補足
子供アルマ:
8歳の少女の姿のアルマ。無印主人公は助けるが、他の者には容赦しない。
今回は過去の幻影として見る事はあるが、向こうから積極的に関わってくる事は少ない。
T.A.C.ラボでご愁傷様と言われるくらいかな。
ベケットのされた事と大人アルマの目的:
アリスティードがベケットを大人アルマの餌にする為に、
遺伝子操作とT.A.C.ラボの装置に入れられて
アルマとのリンクを強化を追加されてしまったベケット。
その餌の意味が、
A:「子供取られちゃったんならまた作っちゃえばいいじゃない」
と超ポジティブシンキングで発情期モードになった彼女を引き寄せるための
フェロモン的な何かを撒いている。
B:「その子は私のものよ、誰にも渡さないわ」的な思考が高じて
(自分のお腹の中に)しまっちゃうお姉さんと化した彼女を引き寄せるために、
彼女の子供(プロトタイプ)に遺伝子的に擬態している。
演出的には前者っぽいが、副作用でスローモーが使えたり、死体安置所で探し物をしていたり、
子供がいないと泣いていたりするのを見ると後者のような気もするが。
嘘泣きかもしれないけど。肝心のベケットは全くひっかからないけど。
学校のアルマさん:
小学校にアルマの名前付きのイラストがあるが、
実際には成人した二人の息子がいる彼女自身のものであるとは考え辛い。
実験により超能力に目覚めた子供がいないはずのアルマを知覚して描いたものではないだろうか。
(怖い話でよくある「こちら4名さまですね」「いや3人だけど……」なパターン)
テレスティック:
一般的に言うテレパシー、千里眼、過去視、予知、遠隔操作などに加えて、霊感、霊能力的なものも含まれている。
F.E.A.R.世界で言うとアルマに関わりの深い場所や物の側に行ったり、
もしくはアルマが近くにいるとテレスティック値の高い人は頭痛や悪寒がしたり、
幻覚を見たりするが、値が低かったりなかったりするとストークスのように何も感じなかったりする。
何かと波長が合いやすい人はとり憑かれやすいとかいうように、
シンクロ値が高いとアルマに操られやすくなる。そんなイメージ。
無印主人公:
DC digital comicというトレイラーと、ベケットの冒頭の夢を合わせると
無印エンドで大人アルマにヘリを落とされた後、
子供アルマにどこかへ連れて行かれたような印象を受ける。
正直この人はもうヘリには乗らない方がいいと思う。
以上です。最後まで読んでくださった方ありがとうございました。
- 199 :ゲーム好き名無しさん:2009/09/24(木) 06:45:53 ID:05LCbeLy0
- FEAR2乙
相変わらずもやっとしたEDな作品だな
3でベネットが無印主人公を連れ子にしたアルマと三人で平和に暮らしてたら笑えるが