新・熱血硬派 くにおたちの挽歌 -With River City Girls Extra-
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199 名前:新・熱血硬派 くにおたちの挽歌 2025/01/23 (Thu) 15:35:01
未解決にある『新・熱血硬派 くにおたちの挽歌 -With River City Girls Extra-』です
『With River City Girls
Extra』の場合、まず本編開始前にきょうこが骸骨男から自分達の始まりのゲームと言われて買ったものをみさこと起ち上げます。
静かな雨の夜。家路を急ぐ親子がいた。
二人が横断歩道を渡ろうとした瞬間、暗闇から現れる一台のバイク。
突然、バイクはその親子を襲った!!
舞い上がる傘、地面に倒れる父親。何が起こったのか理解できず、佇むだけの少女。
その瞳が見たのは犯人の顔だった。その犯人は……くにおとりき!
くにおたちは逮捕されて、少年院へと送られる。
「冗談じゃない!誤認逮捕で少年院なんて。俺達は絶対、真犯人を捜してみせる!」
そう決意した二人の、無実を証明するための闘いが始まった。
(説明書より・OPデモでも同じ場面が映る)
「お前たちは法律を破ってここに来た!そしてここでは…このたかやまが、俺様が法律なんだ!よく覚えておけ!
ところで…まもるってのはお前の同級生だナ?お前みたいなクズと一緒になったばかりにあいつはすっかりグレちまった!
いいか!オレはお前みたいなガキは絶対に許さないからな!よく覚えておけヨ!」
「よく来たな新入り!オレがここのアタマだ!ここへ入った以上お前もオレの舎弟になってもらう!文句はねぇナ?」
くにおとりきがごうじを叩きのめして房を制した所に、ヒロシが面会にやってきた。
「くにおさんがいない間に俺達の学校はえらい騒ぎですヨ!ダイキのヤツがすっごくのさばっちまって好き勝手してるんすヨ!」
「あのガキ!オレの前じゃヘコヘコしてやがったくせに!」
「それに…あの…ソノ、みさこさんがネ…この頃ダイキのヤツとソノ、つまりナカヨシだな…そうただのウワサっすヨ」
「あのバカあま!」
「だからあのオンナはやめろって言ったろが!」
「るっせいナ、オレがどんなオンナと付き合おうがおめエにゃ関係…」
「それからあの…これもウワサなんすけど、昨日町で…くにおさん見たってヤツがいたんすヨ…」
偽者がバイクを盗んで轢き逃げしたことに確信を持ったくにおとりきは、ごうじとヒロシらの協力で脱獄した。
(タイトル画面)
たかやまを振り切ってヒロシと逃走した二人は、熱血高校に来ていた。
「くにお…?!あんたホントにくにおなの?あたしが心配でどんなにビキビキしてたと思ってるの?!」
「それよりオレの白ランはどうした?まさかダイキのヤツが?!」
「ダイキに聞いてごらんよ、あいつなら3Bの教室にいるはずだから」
三階にはくにおの白ランを着たダイキが待ち構えていた。
「ヘヘッ、似合うかい?この学校の番は代々白ラン着なくちゃならないって話なんでナ、ちょっと貸してもらったぜ。
おまえも花園みたいにギタギタにしてやろうか?!」
「なんだと!?おまえオレの学校に何をしたんだ?」
「ちょっとばかり逆らうヤツらがいたんでぶっ壊してやったのよ!
おまえがいない間、スケのみさこの面倒だってちゃんとみてきてやったんだぜ!
こいつは轢き逃げの上、脱獄までしたお尋ねモンだ!構うこたない!半殺しにしてマッポに引き渡してやれ!」
二人はダイキを叩きのめし、白ランを取り戻した。
「オレの…オレのバックには…」
200 名前:新・熱血硬派 くにおたちの挽歌 2025/01/23 (Thu) 15:41:53
制服を取り戻した二人はみさこと再び落ち合う。
「やっぱしくにおだ!ダイキなんか目じゃなかったね!」
「何ボケかましてるんだヨ!ヤツと散々いちゃついてたって話じゃないか?」
「誤解ヨ!あたしがくにお以外の男とどうにかなるなんて…そんな訳ないじゃん!」
「こんなスベタ相手にしてるヒマはないんじゃないか?」
「誰がスベタよ!あんたの彼女のきょうこだって今頃どうなってっかわかったもんじゃないんだからネ!
くにおがいない間にここをダイキが乗っ取ったみたくあんたの留守に花園が乗っ取られたってことヨ!」
「オイ リキ こりゃちっとばかりできすぎてるんじゃないか?」
「まるで誰かが予め準備してたみたいだ…」
二人はみさこを加えて花園へ向かおうとしたが、そこに再びたかやまとそれを追ってまもるがやって来た。
「やめてヨ!やめてよとうさん!違うんだ!くにおは轢き逃げなんかしていない!」
まもるのおかげでたかやまを振り切った三人は花園高校に着くが、校舎は荒れ果てていた。
「リキさん!やっぱりリキさんだ!よかった!これでこき使われなくてすむゾ!
リキさんがいなくなるとすぐにE組のリュウタがのさばりはじめたんです!
オレ達みんなヤツの命令で無理矢理バイトさせられてるんです!
ここばかりじゃない…熱血高校や隣町の連中もおんなじ目に遭ってるって話なんです!
町外れの遊園地で…ギャラのほとんどはリュウタのヤツがピンはねしちまうんだ!
それにウワサじゃヤツも誰かに使われてるらしいんですよ。
ここと熱血の生徒から掻き集めた金は誰か…リュウタの上にいる誰かが全部自分のモノにしてるって話なんです。
お願いします!リュウタのヤツをやっつけてください!」
「ナァきょうこ、いいじゃねえかよ!仲良くしようぜ!」
「フン!誰があんたなんかと!冗談は顔だけにしてよネ!」
「なんだァ!?下手に出てりゃいい気になりやがって!どう喚いたってリキの野郎は帰っちゃこないんだぜ!」
二人は花園の屋上でリュウタときょうこを発見し、リュウタを叩きのめした。
「族の…ブルーエンペラーのシンジってヤツに言われた通りにしただけなんだ。
仕方なかったんだヨ、オレあいつに金借りてたし…それにシンジのバックには三和会がついてるみたいなんだ…
今時分ならアイツ遊園地にいるはずだヨ」
三人はさらに、きょうこを加えた四人で遊園地に向かった。
遊園地の入口で発見した花園のりゅうさくは、くにおの顔を見て何者かと勘違いしていた。
「知らないよ…たまにやって来ちゃシンジのヤツと話をしているんだ…
ケン…たしかシンジがそう呼んでたヨ!シンジなら観覧車乗り場にいたよ」
「くにお!俺はブルーエンペラーのシンジだ!オレに用ならジェットコースター乗り場に来い!」
シンジを叩きのめすと逃げ出したが、後にはくにおのバイクが残されていた。
「シンジのヤツはバイクで首都高に乗りましたヨ、たしか13号地にブルーエンペラーのアジトがあったはずですけど…」
バイクでシンジをさらに追いかけ、アジトでようやくこれを倒した。
「言え!ケンって男はどこにいるんだ?」
「…ケンのことを嗅ぎ回れば必ず死ぬことになるぜ。オレが言えるのはそれだけだ!」
201 名前:新・熱血硬派 くにおたちの挽歌 2025/01/23 (Thu) 15:48:25
手掛かりを失った四人が外に出ると、そこにはたかやまとまもるが待っていた。
「あれから…おまえにのされてから色々調べてみたんだ。
シンジ達のバックにはケンって男…そしてそのバックには三和会のサブって組長がいるゾ!
ヤツは…ケンはおまえの双子の弟らしいんだ…」
「バカな!オレに兄弟なんかいねェよ!」
「もちろん本当かどうかはわからん!だがケンがくにおに嫉妬し、くにおを憎んでいるのは事実なんだ…
赤ん坊の時おまえと生き別れたケンはずっと孤児院で育ったんだ。
だからヤツは普通の家庭で暮らしてるおまえを妬み…恨んでるって訳さ…」
「オレ、父さんとケンについて調べたんだ。あいつは二年前に三和会の組長の養子になったんだヨ」
「ここはオレに任せてケンを探すんだ!ヤツは六本木のディスコにいるらしいゾ!」
六本木のディスコからさらに新宿へとケンを追った四人は、事務所に乗り込みついにさぶとケンを発見した。
「久し振りだなくにお、また会えて嬉しいゼ」
「オレがあんたの弟のケンさ…ったくいい気なもんだゼ、自分一人硬派だなんだっておだてられてヨ」
「おまえが誰で…どんな暮らしをしてきたかなんてオレは知らないし知りたくもない…だがなケン!
オレを罠にかけるために何の罪も無い人を巻き込んだことだけは赦さないゾ!」
「くにお、おめェとも色々あったがソロソロ決着ってヤツを付けようぜ!」
さぶはいきなり銃を発砲すると、みさこときょうこが倒れた。
「おやじ!?」
「これはほんのご挨拶だ!いくぞ!ケン!」
「ヤツらは…ケンとさぶは伊豆へ向かったゾ!ヤツの…さぶの別荘があるんだ!
オレが先導する…どうせ止めても行くんだろ?まもる!とにかく救急車だ、二人を病院へ!」
くにおとりきは重態のみさこときょうこを連れると、外に来ていたたかやまとまもるに預けて伊豆へと向かった。
「オレは所轄に連絡して裏をかためる、後はおまえたちの好きにしろ…死ぬなよ二人とも」
「ありがとう、たかやまさん」
二人は別荘に突入し、妨害を掻い潜ってケンの部屋へと辿り着いた。
「このドジが!とうとうくにおがここまで来ちまったじゃねえか!
ともかくおまえはここでヤツを食い止めろ!何があってもくにおを始末するんだ!」
だが結局は二人に敗れたケンを、さぶは冷酷にも撃ち抜いた。
「オレは…オレはやっぱりあんたの弟じゃなかったヨ…
おやじから…さぶから聞いたヨ
おやじはあんたに復讐するためにオレを…養子にしたんだ…施設であんたそっくりのオレを見付けてナ!
クソッ…オヤジの…サブのヤツ自爆装置を起動させやがったナ
くにお…早く…逃げ…ろ」
だが燃え盛る脱出路には、なおもサブが立ちはだかった。
「おまえさえ、おまえさえいなければ全てうまくいったんだ!
ジュクも…六本木も全てオレのシマになったんだ!
ゆるせねエ!おめえだけはゆるせねエ!」
「地獄で…地獄でケンに詫びるんだナ!」
二人はサブを倒し、燃え盛る別荘を脱出した。
「二人とも無事だったか…別荘から逃げ出した子分共は一人残らず捕まえたゼ。
それとさっきまもるから連絡があってナ…二人は…みさこときょうこはたすかったゼ」
「東京へ帰ろうぜ、くにお」
「ああ…帰ろう…オレたちのまちへ…」
(スタッフロール)
その後もう一度OPデモから繰り返される……と見せかけてバイクは直前で止まり、
「赤信号だゼ!気を付けなよ」と親子に笑いかけるくにおの姿を見せて本当に終了
『With River City Girls Extra』の場合はゲームが終了後に二人が「本当にあったことなのかなあ…」と懐かしみつつ、
「さぶとケンが本当にいたら私達大勢から恨み買ってるねえ…」と次回作への伏線めいた発言をして終了します