まじかるキッズどろぴ~
part32-410,412~416,422
- 410 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/02(日) 07:27:34 ID:Qq87IEty0
- えりさと終わり。しばらく経ったら次いきます。
 次回、まじかるキッズどろぴー。
 ちなみにこれ、パッケージには まじかるキッズどろぴー となってますが、
 ゲームではキッズの文字が無く、まじかるどろぴー(を英語で)書かれています。
 一応パッケージの方に合わせます。
 
- 412 :まじかるキッズどろぴー:2007/09/02(日) 20:28:10 ID:Qq87IEty0
- まじかるキッズどろぴー(まじかるどろぴー)
 
 西暦1999年
 突如として現われたロボットの大群”悪玉帝国”により、世界は壊滅の危機に陥った。
 ”悪玉帝国”は世界各国に全面降伏を迫り、これに対して世界中の国々はそれを断固として拒否し、そして…
 ”悪玉帝国”の総攻撃が始まったのである。
 ”悪玉帝国”は地球上の各地に大基地を構え、そこを拠点としてロボットを繰り出し、地上に無差別な攻撃を加えていた。
 その強さは圧倒的で、各国の最新鋭の軍備でさえ歯が立たず、世界が”悪玉帝国”に支配されるのは時間の問題であった。
 --------しかし、今・・・
 ロボット軍団の総指揮官“極楽貴人帝”の秘密をにぎる少年“かげまる”は、マジカルテレポートと言う杖を手に悪玉帝国から逃げ回っていた。
 しかし、それも長くは持たない。
 かげまるは一か八か、マジカルテレポートを使い魔界からひとりの可愛い魔女を呼び出すことに成功した。
 彼女の名前が“どろぴー”である
 「あたしどろぴー!」
- 413 :まじかるキッズどろぴー:2007/09/02(日) 20:29:20 ID:Qq87IEty0
- 「驚いたな。まさか本当に魔法使いがいるなんて」
 「私を呼び出したのは君?」
 かげまるは肯定する。
 「ああ…」
 「あたしみたいな魔女に何の用なの?」
 「-----世界が…世界が危機に陥っている。あんたの助けが必要なんだどろぴー!!」
 
 詳しい事情を聞く前にどろぴーが町に出てみると、すぐにロボット軍団の攻撃を受ける。
 魔法の力で敵を倒しながら周辺の基地のボス、サンダーナイトを破壊するどろぴー。
 
 「魔法使いの力というものは初めて見るが、なるほど、すごいものだな」
 「何なの?こいつら一体…町に出た途端、襲い掛かってきて」
 「こいつらは”悪玉帝国”のロボット達だよ」
 「”悪玉帝国”?」
 「そうだ。今世界はこいつらに支配されようとしているのさ!!」
 かげまるは悪玉帝国の事を説明する。
 「このロボット軍には普通の武器なんかは全く利きやしない。倒せるのは科学以外の力のみ…つまり、魔法の力って事だ」
 「でも、どうしてあたしが?」
 「他の魔法使い達は全て”悪玉帝国”によって封じられてしまった。もう、あんたしか残っていないんだ」
 「仕方ないなあー。基地はあといくつなの?」
 「やってくれるのか?!」
 「ところで、君の名前、聞いてなかったね」
 「オレは”かげまる”ってんだ」
 「かげまるかあ よろしくね!」
 「と言う事で、次の基地を潰しに行くどろぴーとかげまる。
 そんな様子を遠く離れた場所で見ているのは…極楽貴人帝だった。
 「なんだあれは!魔法使いは全て封印したのでは無かったのか!」
 「はっ…最後の杖が何者かに持ち去られまして…」
 「ええい、忌々しい!第2基地におびき寄せて片付けてしまえ!」
 「はっ!」
 極楽貴人帝は、モニターに映るどろぴーを見て驚く。
 「…!あれは…!?…クク…面白い…奴が相手か…クックックッ…」
- 414 :まじかるキッズどろぴー:2007/09/02(日) 20:30:13 ID:Qq87IEty0
- そんな事情を知らないどろぴー。続く第二基地のボス、ユキマルも撃破。
 「”悪玉帝国”って一体…」 その時、背後に気配を感じる。後ろに立っていたのは極楽貴人帝だった。
 「ククク…どろぴー…久しぶりだ……」
 「お…お前は----極楽貴人帝!!」
 「ホホホ…よく覚えていてくれたのう…どろぴー…貴様に魔界を追い出された恨み…忘れてはおらんぞ!!」
 極楽貴人帝はかげまるを人質として捕えた。
 「うわあああっ!!チクショウー!離せ!!」
 「かげまるーーー!」
 「この小僧を返してほしくば、水中基地へ来い!そこがお前の墓場にしてやる…クックックッ………ホオーッホッホッホッホッ………」
 どろぴーを水中基地に呼び込むのだった。
 水中基地の奥ではアクアナイトが待ち構えていた。アクアナイトを撃破し、更に奥に行くどろぴー。
 (---昔、魔界を荒らしまわった極楽貴人帝は、確かにあたしが人間界で封印したはず…なのに…どうして……)
 奥では囚われた瀕死のかげまる、そして極楽貴人帝が待っていた。
 「こいつの命が欲しくば、私の封印を解け!…どろぴー、お前が施した封印のために、私はこんな機械だらけの体になってしまったのだ…
 ------解かぬなら、この小僧の首を……」
 仕方なく、どろぴーは、極楽貴人帝の力を封印している、”封印の石”をかげまると引き換えに渡すのだった。
 息も絶え絶えなかげまるはどろぴーに、自分に構わず極楽貴人帝を追えと言う。
 どろぴーは涙を堪え、極楽貴人帝を追うのだった。
- 415 :まじかるキッズどろぴー:2007/09/02(日) 20:31:07 ID:Qq87IEty0
- 追う最中、空中基地のボス、スカイホークを撃破する。
 極楽貴人帝を追い詰めたどろぴー。しかし、貴人帝は既に封印を解いてしまっていた。
 「貴様もろとも…この汚れた世界を滅ぼしてやる!!」 そう言って貴人帝は自身の宇宙基地に向かう。
 宇宙基地に侵入したどろぴーは、襲い来るロボット(名称不明)と戦う。
 撃破したどろぴーだったが、そのロボットの残骸が突如動き出し、それが偽どろぴーとなって襲い掛かってくる。
 偽どろぴーの攻撃に苦しみながらも、辛くもそれを倒す。
 「貴人帝!出てきなさい!決着をつけよーじゃないの!!」
 そして現われる極楽貴人帝。一騎打ちの最終決戦。どろぴーは勝利する。
 敗れた貴人帝は語りだす。
 「私は、封印されたからは静かに人間界で眠っていたのだ…だが、人間どもがそれを壊した。
 人間どもは私が眠っていた土地を開発と言う名目で踏みにじり、自然を破壊した…私はそれを…人間を許せなかったのだ」
 どろぴーは真っ直ぐ貴人帝を眼差し語る。
 「…それでも…あなたのしたことは、間違ってたよ……」
 貴人帝はそれには答えず、
 「…早くここを脱出しろ…もうすぐこの基地は爆発する…さらばだ…」 とだけ言い、どろぴーを逃がすのだった。
 脱出カプセルで地球へと戻るどろぴー。その表情は暗い。
 しかし、その時、かげまるから通信が入る。
 「かげまる!あなた生きてたの?!」
 「あんたが行った後、仲間に助けられたんだ!今からカプセルの回収にそちらに向かう!」
 どろぴーはいつもの表情に戻り、「うん!」と返すのだった。 END
- 416 :まじかるキッズどろぴー:2007/09/02(日) 20:32:43 ID:Qq87IEty0
- 補足・極楽貴人帝は、ごくらくきじんていという感じでひらがなで出てきます。
 サイトによっては極楽鬼神帝とかになってたりしますが、読みに忠実にしました。
 説明書とかで鬼神になってたらゴメン(当方、箱説なし)…
- 422 :デフォルト名無し変更論議中@専用スレ:2007/09/03(月) 00:31:00 ID:yTBTNibL0
- >>416
 移植版のページでは「極楽機神帝」になってる。
 http://www.genkimobile.jp/slunch/torikiri/doropie/index.html
 
