メタルマックス2
>>13-100~102・106~113・158~162
- 100メタルマックス2sage05/03/08 19:38:49ID:4hyPF00k
- そんじゃ。
悪の組織「グラップラー」による人間狩りに脅えるマドの町。
グラップラーに対抗するため、マドの住民は腕利きのソルジャーを集めた。
鉄の男アパッチ。隼のフェイ。暴走バギーのガルシア。
そして、不死身の女ソルジャー・マリア。
マリアはその傍らに一人の少年を連れていた。
主人公には両親は無い。幼い頃、
両親ともグラップラーによって殺されてしまったのだ。
自分を拾って育ててくれたマリアは、
主人公にとってもう一人の母親とも言える存在だった。
グラップラーの軍団がマドの町を襲撃する。
しかし、マリア、アパッチ、フェイ、ガルシアの4人にとっては
グラップラーの雑兵は問題ではなかった。
しかし、一通り雑兵を追い払った4人の前に、
グラップラー四天王の一人・テッドブロイラーが現れた。
テッドブロイラーの繰り出す凄まじいまでの火炎放射に
フェイが、ガルシアが、アパッチが次々に倒れていく中
最後まで主人公をかばっていたマリアもついに力尽き、
主人公もまた業火に飲みこまれた。
- 101メタルマックス2sage05/03/08 19:42:22ID:4hyPF00k
- 主人公は目を覚ました。
傍らでイリットという女性が介抱してくれていた。
自分は奇跡的に助かったが、他の4人は助からなかったと聞いた主人公は、
実の両親に続いてマリアの命をも奪ったグラップラーに復讐することを誓った。
イリットの祖父であり、腕利きの戦車修理屋でもあるナイル爺さんが
砂漠を超えた先にあるエルニニョの町に向かったと聞いた主人公は
心配になって後を追った。
エルニニョの町に着いて話を聞いてみたところ、
既にナイル爺さんはマドの町へ戻ったという話だった。
心配して損したと自らもマドの町へ戻る主人公。
ナイル爺さんが危険を冒してまでエルニニョへ行った理由。
それは、ガルシアが乗っていたバギーの修理部品を調達するためだった。
夜なべで修理したバギーを譲り受けた主人公は、それに乗って
「モンスターハンター」として旅立つ決意を固めるのであった。
- 102メタルマックス2sage05/03/08 19:43:19ID:4hyPF00k
- 再びやってきたエルニニョの町。グラップラーに支配されたこの町で、
グラップラーに逆らって投獄されたメカニックの噂話を聞いた。
本人に会って話を聞くと、
「グラップラーのやり方が気に食わなかったから、連中の戦車をぶっ壊してやった」
との事。口は悪いが悪人とは思えない彼を助けようと決めた主人公は
町で噂を聞いた牢破りの名人に会いに行くことにした。
その道中。
橋で検問を張っていたグラップラーの雑兵に喧嘩を売り
これをバギーの武装で蹴散らすと、
偶然その橋の下をグラップラーの船が通りかかった。
雑兵は川へ飛び込んで逃げ、その船に乗り込んだ。
次の瞬間。
「ひーっ!テッドブロイラー様、お許しをー!!」
叫び声があがったかと思うと、船から死体が放り出された。
それは、変わり果てた姿となったさっきの雑兵であった。
去っていく船の上のテッドブロイラーと、橋の上にいる主人公の視線が交錯する。
牢破りの名人に会い、メカニックが閉じ込められた牢を破ってもらうと、
「もう俺はこの町にはいられねぇ。俺も連れて行ってくれ!」
自分としても、車の修理が出来る人間が共にいれば頼もしい。
メカニックのその頼みを聞き、一緒に行くことになった。
- 106メタルマックス2sage05/03/08 21:04:00ID:4hyPF00k
- んじゃ続き
2人は、アズサという町に立ち寄った。
この町は、グラップラーに対抗するレジスタンスの町。
若い人間をほしがるグラップラーに対して、表向きは老人の町を装い
裏では、若い者たちが奴らに対抗するための軍備を固めていた。
そして、ここはマリアの故郷でもあった。
主人公は幼かったためにあまり覚えてはいないが、
マリアに引き取られた後、しばらくこの町にいたことがあったらしく
自分の顔を知る者が何人もいた。
町の長老がマリアの話をしてくれた。
「昔のマリアは強すぎた。並の男では相手にならなかった。戦いでも、恋愛でも…。
そんなマリアが、ある日、戦場で拾ったといって一人の幼子を連れて戻ってきた。
お前を拾ってからはずいぶん女らしくなった。
最後に女らしいひとときを過ごせたこと、お前に感謝しているはずじゃ…。」
この町の北に、グラップラー四天王のアジトがあると聞いた。
もしかしたらマリアを殺した奴かもしれない…
2人は、迷わずそこへと向かった。
- 107メタルマックス2sage05/03/08 21:04:54ID:4hyPF00k
- グラップルタワーと呼ばれるその建物に到着すると、
突然、上から女性が落ちてきた。
「馬鹿な奴、死んだら馬鹿!!キキーッ!!」
上から四天王の一人、スカンクスの罵声が聞こえた。
ひとまず、その女性を助けるために、
最近マドの町に現れて死者蘇生の研究をしているというDr.ミンチの元へと向かった。
Dr.ミンチによって蘇生したその女ソルジャーは、
兄の仇をとろうとしてグラップルタワーに登ったはいいが
スカンクスに返り討ちにあってしまったらしい。
彼女は兄であるフェイの墓参りをした後、マドの町を出て行った。
自分と同じような境遇の彼女。また近いうちに会うような気がした。
- 108メタルマックス2sage05/03/08 21:06:28ID:4hyPF00k
- 再度グラップルタワーに挑む主人公とメカニックの2人。
その頂上にいた四天王の一人・スカンクスを倒すと、
「俺はもう死ぬ、だけどこの事を俺の仲間に知らせてやる、
四天王を敵に回したことを後悔しろ」(うろ覚え)
などと言い残してスカンクスは自爆、自らを狼煙とした。
港町デルタ・リオに着いた2人。
はたして、その町の酒場にはさっきの女ソルジャーがいた。
彼女は酒場にいた船乗りを殴り飛ばして酒場を出て行った。
その船乗りは、彼女と賭けをして、負けたら仲間になってやると言ったとか。
で、本当に賭けに負けたから酒のせいにして誤魔化そうとしたらしい。
…正直、殴られて当然だと思った。
彼女は、泳いで海(と呼ばれてはいるが、実際は巨大な湖)を
渡ってやると息巻いていたらしい。
2人は後を追うが、もうその姿はどこにも無い。
その時、港にサメが入り込んできたかと思うと、そのサメが突然爆発四散。
そこから現れたのは、彼女だった。
虫の息の彼女を助けるため、再びDr.ミンチの助けを乞う。
意識を取り戻した彼女は、
「あたし一人ではグラップラーには対抗できそうにない、
あたしを一緒に連れて行ってくれないか」ときた。
戦車に乗っての戦いが専門の主人公と、後方支援タイプのメカニック。
戦車が入れるところならいいが、生身で戦わざるを得ない場面での
戦力不足を痛感していた主人公は、肉弾戦が得意な彼女を歓迎した。
- 109メタルマックス2sage05/03/08 21:08:27ID:4hyPF00k
- さて、再びデルタ・リオ。そこで、エバという老科学者と出会った。
グラップラーのもとで研究をしていた彼女だが、
それに嫌気が差して逃げ出してきたという。
しかし、そこへ四天王の一人・カリョストロが現れ、エバを連れ去ってしまった。
連絡船に乗って、港町イスラ・ポルトに渡った3人は、
そこで「キャプテン・ビイハブ」という人物に出会った。
U-シャークと呼ばれる海の怪物に家族を奪われて復讐の鬼と化した彼は
U-シャークを討つことのみを生きがいとしていた。
彼の船に乗り、ビイハブと共にU-シャークと戦い、ついにこれを仕留めた。
「復讐を果たしたわしにとって、もうこのネメシス号は必要でなくなった。
共に戦えば、何も語らずともわかる事がある。
ネメシスとは、ギリシャ神話における復讐の神の名前。
この船を使って、今度はお前たち自身の復讐を果たすがよい!」
そう言い残して、ビイハブは去った。
- 110メタルマックス2sage05/03/08 21:25:47ID:4hyPF00k
- さて、久しぶりにイリットの顔でも見に行こうかとマドの町に戻った主人公。
ポストを見ると、主人公宛の手紙が届いていた。
果たし状
久しぶりだな、ええ、懐かしくて涙が出るぜ!
グラップラーの野郎どもめ、死に掛けた俺の身体を勝手に改造しやがってよ
てめえを殺せばスカンクスの後釜の四天王に取り立ててくれるらしいのさ!
スワンの町で待つ!俺に勝てると思うなら、ここまで来てみやがれ!
無敵の改造人間より
手紙の主に心当たりはまったく無い。
だが、ただ事じゃないと感じた主人公はスワンの町へ向かった。
スワンの町では、主人公は手紙の主ガルシアの家族を
皆殺しにした極悪非道な男だというデマが飛び交っていた。
ガルシアという名には聞き覚えがある。
主人公は男の待つ場所へと向かった。
そこにいたのは、テッドブロイラーに殺されたと思われていたガルシアだった。
今では主人公の愛車となったバギーの、元の主でもある。
町の掟によって、1対1の決闘となった二人の戦い。
1対1の決闘を制したのは主人公だった。
(注:主人公でなければ決闘に臨めない、という訳ではなかったりする)
- 111メタルマックス2sage05/03/08 21:28:00ID:4hyPF00k
- ビイハブから譲り受けたネメシス号に乗り、
ダークカナルと呼ばれる地下水路に入った一行。
そこにカリョストロはいた。虫の息のエバと共に。
「エバはもうすぐ死ぬ。その前にお前たちをあの世へ送ってやろう!」
カリョストロが、愛用の戦車に乗って襲い掛かってきた。
戦車を破壊され、生身となってもなお凄まじい強さを誇るカリョストロを倒した。
しかし、エバはもはや助かる見込みは無かった。
かつてエバがいたという海上研究所デビルアイランドへ舵を向けた3人。
そこには、四天王の一人・ブルフロッグがいた。
一行を罠にはめようとするも、それに掛からなかった3人は
ブルフロッグ愛用の戦車を、そしてブルフロッグ自身をも打ち倒した。
(注:罠に掛かってしまうと、生身で戦車と戦う羽目になり危険)
この研究所内で見つけた「シンクロナイザー」という機械。
何なのかよくわからないが、とりあえず持っていくことにした。
- 112メタルマックス2sage05/03/08 21:48:03ID:4hyPF00k
- 旅の途中、デスクルスという町に立ち寄った一行。
なんでも、噂では、この町は死ぬほどいい町だと町中の皆が口をそろえて言っていたらしい。
興味があったので、見学してみることにした。
この町に入るためには、エンジェルリングという輪を頭に付けなければいけないらしい。
言われるとおりにして、町に入った一行。
「エンジェルリングがスッゲーお似合いですよ。死ぬまでつけてな!」
その言葉と共に、門を閉じられてしまった。
この町の本当の姿は、刑務所。それも、罪人を入れる刑務所ではなく、
旅人を騙して閉じ込める刑務所というとんでもない場所であった。
外では、四天王をも倒した超一流のハンターとして名が売れていた主人公一行だったが、
看守に喧嘩を売ろうとするとエンジェルリングからの電流で卒倒させられてしまうため
ここでは何も出来ずに従うしかなかった。
きわめて理不尽かつ無為、無意味な行為「ドラム缶押し」を
毎日毎日毎日毎日、延々々々々々々々繰り返す。
ある囚人いわく
「俺…もしかしたら、ドラム缶を押すために生まれてきたんじゃないかなって…そう思うんだよ。」
- 113メタルマックス2sage05/03/08 21:50:43ID:4hyPF00k
- みんな精神的にも肉体的にもまいっている。
なんとかしてこの刑務所を解放できないかと考えた主人公は、
かつて脱走した者が使った抜け道から下水道に入り、
この刑務所の電力供給装置にたどり着き、電力の供給を止めた。
これでもうエンジェルリングのビリビリも怖くない。
刑務所の所長の下へ一気に詰め寄った一行。
所長は、スカンクスだった。
いや、正確にはスカンクスのクローンだ。
能力もオリジナルのスカンクスに匹敵する…のだが、
ここまでの旅で力をつけた一行にとっては「ちょっとだけ強敵」程度だった。
これを倒したことによって、ついに刑務所の解放は成った。
ふと、庭に出た主人公は、そこにいた元看守の男に話しかけた。
「…誰に命令された訳でもないのに、みんな時々ドラム缶を押しにくるんだ。
どうしてだ?懐かしいのか?」
rァはい
「分からねぇな…俺には。
…押してもいいんだぜ!懐かしいドラム缶をよ!!」
その言葉に、気が付いたら思わずドラム缶を押していた主人公。
教訓:どんな辛い出来事であっても、過ぎ去ってしまえばいい思い出になるものです。
- 158メタルマックス2sage05/03/10 12:55:17ID:UvNTNe6v
- ある日、バトー博士という人物から、主人公の下へ手紙が届いた。
当方、身寄りの無い寂しいおじいちゃんです。
戦車を作るくらいしか能がありませんが
もし、こんなおじいちゃんで良かったら友達になってください!
追伸
出来れば、わしの作った戦車に乗ってくれる若い男の子がいいよね?
戦車を作ってくれる…
主人公はバトー博士という人物に会ってみることにした。
バトー博士に会うや否や、
「友達ならあだ名で呼ばなきゃね!この中から選んでほしいな♪」
ハナクソ
ボケナス
うすのろ
ゴキブリ
張り倒したくなるのをぐっとこらえて、この中からあだ名を選んだ主人公。
戦車を設計し、材料となる鉄屑を集め終わると、戦車は完成した。
バトー博士は、プレゼントとして高価な戦車装備一式を付けてくれた。
博士と別れ、研究所を出た。
…戦車が手に入ったのなら実際に戦ってみたくなるのが人の常。
しかし、バトー博士からもらった武装には
弾薬がまったく装填されていなかったために、ひどい目にあった。
本人には悪気が無いだけに却って厄介だったりする。
- 159メタルマックス2sage05/03/10 12:57:06ID:UvNTNe6v
- またある日、美人科学者姉妹サニーとルナに出会った主人公一行。
今までにも、いろいろな所で見つけていたICチップを渡すと、
ICチップの組み合わせ方によってさまざまな効果を発揮する
「LOVEマシン」を作成してくれた。
いろいろ試しているうち、ある組み合わせに着目した主人公。
近いうちに必ずこれが役に立つときが来る…そう直感した。
常に酸性の霧に覆われ、酸性雨が降りしきる渓谷・レインバレー。
そんな場所にも人は暮らしているのだ。
レインバレーにある町、メルトタウン。
今までも何度となく遭遇し、その度に主人公たちを挑発しては逃げて行った
賞金首ピチピチブラザーズと決着を付ける時が来た。
勝負は、主人公たちの勝利に終わった。
だが、激戦ゆえ、こちらの装備もかなりボロボロにされてしまった。
まあ、連中の賞金で買い換えればいいか、とハンターオフィスに行った主人公。
「ピチピチブラザーズの賞金は8000Gです!」
主人公が失った装備品は9000G相当だった。
…………赤字かよっ!!
最後の最後まで気に食わない連中だ。
- 160メタルマックス2sage05/03/10 12:58:45ID:UvNTNe6v
- ついにグラップラーの本拠地、バイアス・シティへと到着した一行。
グラップラーの精鋭兵や多数のセキュリティにより行く手を阻まれながらも
突き進んでいく主人公たちの前に立ちふさがったのは、
忘れもしない。マリアの仇、テッドブロイラーだった。
以前と同じく、怒涛の火炎放射で攻め立てるテッドブロイラー。
しかし、こっちには秘策があった。
LOVEマシン起動!耐熱バリア展開!
テッドブロイラーの火炎もバリアの前にかき消されるばかり。
ついに、マリアの命を奪った張本人は崩れ落ちた。
…だが、まだ終わっていない。
「グラップラー」という組織そのものを叩き潰すまでは
マリアの仇を討ったことにはならない。
- 161メタルマックス2sage05/03/10 13:00:38ID:UvNTNe6v
- さらにバイアスシティの奥深くまで突き進む主人公たち。
そこに、グラップラーの支配者はいた。
バイアス=ブラド。
かつて、ブラド・コングロマリットという世界的大企業を経営した人物で、
優秀な科学者でもあり、環境汚染に積極的に取り組む姿勢は
政治家としての成功をも収めた。
しかしある時、不治の病に冒され、彼は変わってしまった。
自らの研究所にずっと閉じこもって何らかの研究をしていた。
そんな矢先、伝説の大破壊が起こり、人間の文明生活は崩壊した。
(注:大破壊の原因はブラドではありません)
その後、彼がどうなったのかは誰も知らなかった。
ブラドは、自らの記憶、神経系データのすべてを
コンピュータに移植することで「死」から逃れようとしたのだ。
そして、死を恐れた天才のなれの果ては、今、目の前にいる。
「死… 死とは恐ろしいものだ……
わしのあらゆる行い……わしの偉大な才能……
そのすべてが、死によって失われてしまう…
死は、わしからこの世界を奪い取り、
わしという偉大な叡智を消し去ろうとした…
お前たちは このバイアス=ブラドに死をもたらそうとするのか!?」
凄まじいまでの抵抗。しかし、こいつを倒さねば終わらない。
自分の旅は…こいつを討つためのものだ。
「死…
消える… 消えていく…
すべてが… 世界が… この わしが…
死…に…た…く…な…い…
死にたく
なーーいーーいーーいーーいーー」
哀れな天才はついに倒れ、それと共にバイアス・シティは崩壊した。
グラップラーを壊滅させた偉大なるハンターが
その後どうなったのかは知られていない。
完
- 162メタルマックス2sage05/03/10 13:03:48ID:UvNTNe6v
- 補足
メカニック救出、デスクルス、バトー博士、
美人科学者サニーとルナ、ピチピチブラザーズのくだりは
「横道」に分類されるイベントであり、クリアに必須のものではありません
また、ここには書かれていない多数の賞金首との戦いが
彼の経歴に花を添えていたことを付け加えておきます