大量発生型相変異バッタオーグ

登録日:2025/05/21 Wed 21:42:00
更新日:2025/05/22 Thu 22:27:57NEW!
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こいつらは貴様と同じ能力を持つ“大量発生型相変異バッタオーグ”
ヤツらはお前の"孤独相"とは違う"群生相"





大量発生型相変異バッタオーグとは、映画『シン・仮面ライダー』の登場人物…というか団体さまの総称である。
仮面ライダーと同じ姿形で、また量産型の側面も併せ持つ黄色マフラーというショッカーライダーのオマージュ的キャラクター。
見ての通り大変長い名前をお持ちなので、音声解説などでは「大量発生型」と略される。
本項ではいちいち書くのが面倒くさいので便宜上「黒いバッタオーグ」「黒バッタ」と書く。


【概要】


先の第2バッタオーグの失態に学んでね。質より量を優先した


仮面ライダー真っ黒に塗りたくったような姿をしたバッタオーグ。暗闇で赤い複眼が怪しく輝く。
群生相の性質から11人で1チームとして行動し、さらに個々人がライダーと互角の能力を持ち、自動小銃*1で武装している。
同じ強さなら数が多い方が間違いなく勝つという脳筋すぎるシンプルなコンセプトで誕生した。
マスクも色以外は仮面ライダーとほぼ同じで胸部コンバーターラングも存在するが、首から下は軍隊のような出立ちで、右膝に提げた銃とホルスターは男のロマン。


組織での識別IDは「PHASE VARIATION BATTA-AUGS」
ほぼそのまんま。最初から群体での運用を前提にしているので他のオーグメントとは異なり「01」「02」といった個別番号は持たず、後ろにSがついている。
そのせいか他のオーグメントのようにモチーフの生物を象った専用のエンブレムは存在せず、体や装備にはSHOCKERの大鷲マークが刻まれている。

自分と同じ姿・能力の怪人の圧倒的な物量という本家と同じシチュエーションで本郷ライダーを迎え撃つ。

【来歴・成り立ち】

この11人の改造素体が何者か、そしてどのような経緯で改造されたかは判明していない。
各オーグメントの人となりを掘り下げた漫画版も例外ではなく、物言わぬバッタ人間のまま。
取り敢えずイチロー兄さんが改造したらしいのだが、直前の一文字ライダーの脱走を踏まえた仕様が改造に反映されていることからかなり急ピッチで量産されている事が窺える。

戦闘の最中に本郷がこじ開けたマスクの隙間から覗く素顔は、筋が剥き出しの昆虫に人の目と食いしばった歯が張り付いたような黒いグロテスクな姿だった。*2
同じバッタオーグという名称ながら変身機能という形で人間体の面影を色濃く残す昆虫合成型との最大の違いがここにある。

モチーフ生物と混ざり合ったグロい相貌は通常のバッタオーグと同じ昆虫合成型よりは人外融合型のソレに近く、この人外融合型が強引に昆虫合成型の装備を外付けしてるような状態が具体的にどういう分類になるかはハッキリしていない。
紹介文などでは『大量発生型"の"バッタオーグ』となっているので、強いていえば『大量発生型オーグメント』という括りになると思われる。




【能力・装備】


相変異を起こした黒いバッタは群れるもの
そして より凶暴な性質を持つ



売り文句のとおり、仮面ライダーと同等の力を持つ。(これは基本的に本郷ライダーのことを指す)
ライダーの力を増幅させるプラーナ能力も例外ではなく、劇中に登場する敵オーグメントの中ではライダーと渡り合えるスペックを持った数少ない存在である。*3

基本的な戦法もやはり同じく徒手空拳だが群れによる同時攻撃を得意とし、遠距離では携行した銃で標的を狙う。
文字通り機械のように統率され数の暴力で殺到する黒い塊はまさしく蝗害の如し。


一文字ライダーの失敗を鑑み、外付けの洗脳という生易しい調整を止め自我意識の排除、そして群れとしての凶暴性など、人間性の剥奪を徹底されているのが本物との最大の違い。兵隊は何も考えない。
この裏切り防止とでもいうべき仕様は改造素体の思考能力をも奪ってしまい、短期間の改造による質の低下を量で補うというコンセプトになっている。
容易に量産でき、いかに本物と同等のスペックといえど、この黒いバッタオーグは人間の心で思考し、葛藤し、成長していく仮面ライダーたりえない。

古来の原典からのお約束である「なんでさっさと脳改造せずに脱走されるの?」も実はこのあたりの問題が関わっている。何も考えない人形はそれだけで質が落ちるというデメリットを無視できないのだ。
いつの世も本当に強いのは人の思いなのである。




【プラーナ蓄積循環外部補助機構簡易タイフーン(量産型)】

腰のベルトの名称。長すぎ
名前の通り本物のライダーに比べると量産用に簡易的な作りになっているが、その出力は本物と比べても遜色ないという代物で、高級一点ものの本郷ライダーと互角の戦力を量産できると言う脅威的な技術である。

案の定、引き換えに人道面はガン無視されており、本郷ライダーと比べるとプラーナの強制排出機能、平たく言えば変身解除がオミットされており、人の姿でプラーナの消耗を抑えるといった休息が取れない。
そも根本的な問題として大量発生型のバッタオーグは人の姿に戻らず、死ぬまで戦闘用のプラーナを循環させ続ける。

その他、緑川博士が人間体への配慮として備えた機能なども悉く削減され、ただ命令の通り動き凶暴性に支配されながら命を燃やし続ける使い捨て兵士消耗品軍団という恐るべき実態の根幹をなす呪いのベルトでもあるのだ。

【黒いサイクロン号】

そのまんま。概ね本物のサイクロン号の赤部分の塗装を黒くしただけ。
これといった正式名称はなく、媒体によっては『サイクロン号(量産型)』や『大量発生型相変異バッタオーグ搭乗用サイクロン号』といった名前がつけられている。

地味に劇中では本物のサイクロン号より先に自爆機能を披露しており、残存した6体の車体をダブルライダーにぶつけて青い爆発を起こした。
OMITシーンでは本物のサイクロン号の自爆を「動力部のスクラムによるプラーナ爆縮」としているので、同様の機能が備わっているものと思われる。
威力もそれなりにあるようで、ダブルライダーの肉体を以てしても強化服が無かったらヤバかったと言わしめた。

劇中では真っ暗なトンネルに真っ黒な乗り手や機体といった暗闇祭り状態で、ぶっちゃけ何も見えない。
フィギュアーツなどの宣伝でも「設定資料をもとに忠実に再現」とまるで念を押すような一文が付け加えられている。

本編での登場シーンは本体もろともフルCGで処理されているが、実は当初の屋外の撮影ではオフロードをベースにした違うデザインのサイクロン号に搭乗していた。これについては後述。

【自動小銃】

1人ずつ携行している銃。『仮面ライダー図鑑』によるとこの名称らしい。
よく見るとスコープなんかもついているが劇中ではもっぱら片手でサブマシンガンのように連射していた。ぱらら…という音は多分聞こえない)
サイクロン号と併用して遠距離の相手に対応する。

本作は中盤あたりで普通の銃弾は昆虫合成型のオーグメントには通用しないという話をやった後なのだが、この銃や弾丸に何かしら特殊な仕組みがあるかは特に明かされていない。
劇中の様子を見ても11体の一斉射撃はサイクロン号の装甲の前に弾かれ、本郷も銃撃を警戒して身を隠しはするが、取り囲まれてマスクへの集中砲火を浴びても暫くは持ち堪えていた。
本郷も「マスクが持たない…!」と言っているので相応の破壊力はありそうだが、やはり数撃ちゃなんぼでバッタオーグ相手に一撃必殺とはいかないらしい。改めてサソリさんの毒の威力たるや。

ちなみに本家のショッカーライダーはTV特撮版は(ゲル)ショッカー怪人伝統の指ミサイル、萬画版はゼロゼロナンバーのような光線銃を飛び道具としており、大量発生型は比較的リアル寄りの武装になっている。

【劇中での活躍】

ハビタット計画を阻止すべくイチローの元へと向かう本郷の前に立ちはだかり、11台のサイクロンと自動小銃で波状攻撃を仕掛ける。
サイクロン号と狭い地形を活用した本郷ライダーの奮戦により4体が撃破されるが、いずれとしてして覆らない数的有利で包囲し、集中砲火でマスクを破壊寸前まで追い込む。
しかし仮面ライダー第2号として戦うことを決意した一文字の乱入により更に1体が倒され、戦況は2対6に。*4
最期は固い友情を結んだダブルライダーのコンビネーションに圧倒され、全滅した。


黙祷を捧げる本郷に気づき、一文字もそれに倣う。
最後の戦いはすぐそこまで迫っていた。

【もう一つの結末(OMITシーン)】

『シン・仮面ライダー』には諸々の都合でお蔵入りになった大量のカットシーンが存在する。
その大半が台詞やアクションシーンの長さがそぐわず尺の都合に配慮したものだが、実はこの黒バッタ戦はフルCGで処理された本編とは異なるスーツやバイク大動員の全く異なる屋外ロケのシーンが撮影されていた。


政府の男に伝言を残し、コートを脱ぎ捨ててサイクロン号で疾走する本郷、という流れまでは同様だが、OMITシーンでは雨の降りしきる土手で停車し急勾配の上で待ち構える黒バッタ軍団と対峙、激しいバイク戦が展開され…という流れ。
その後は断片的なシーン集しか提示されていないが、恐らく本編と同様に前半のバイク戦で本郷が何とか4体を倒すも絶対絶命になり、一文字の乱入により更に1人が倒され2対6での格闘戦、という大筋は同様と思われる。
繰り返しになるがスーツやサイクロン号も実際に制作されており、その数は6セット。序盤のバイク戦は合成で11体に見せ、最後はスーツと中の人を用いたTV版リスペクトの2対6のアクションシーンに繋ぐ。

「ありがとう、一文字」


「いいってことよ」
「お嬢さんが命を払った"貸し"を、同じ命で返すことにした」

「これで気分スッキリだ」

雨の中でショッカーライダー戦に突入する更に直接的な萬画版リスペクトに始まり、サイクロン号に乗ったまま後ろを振り返る一文字ライダー、そして6体に円形に包囲され互いに背中合わせに構えて対峙するダブルライダーなどのTV版の名シーンを再現し、某ドキュメンタリー番組でも取り上げられた工業地帯の入り組んだ地形や段差、水溜まりを利用した激闘の実写アクション、そして朝焼けの海岸を並走するダブルライダーのサイクロン号などヒーロー作品として王道の胸熱なシーンが目白押しであり、完成版が暗いトンネルのフルCG処理だったのもあってこちらも惜しむ声も少なくない。

「行くぞ、一文字」

「オーケー本郷」
「俺たち2人でダブルライダーといこう」



しかし一方でこうした「王道のヒーローっぽさ」は本作の独特の風味から浮いているという見方もあり、アングラな怪奇感の漂う暗く狭いトンネルという舞台、ダブルライダーの台詞回しのキレが良い*5などの理由で本採用版も愛されている。どちらもカッコ良く甲乙つけ難いのだが、Wiki籠り諸氏はどちらがお好みだろうか?

お蔵入りの理由としてはとにかく雨に苦しんだらしい。
当初は合成や機械による人工的な雨で済ませようとしたところ当該シーンの撮影初日に声も届かないほどのマジの豪雨になり、それはそれで作り物では出せない生の質感を出せたのだが当然地面はグチョグチョ。ただでさえ7台のバイクを動かす大掛かりな撮影は混迷を極めた。
最初から荒地を想定してオフロードにしていた黒バッタのバイク6台に対し、オンロードでまともに走れない本郷の方をタイヤだけオフロードに換装するなど苦心の末に1日やり切ったのだが、監督の求める水準には達さなかったようである。

それ以降も撮影は続行されたのだが、雨を前提としたシーン展開と編集が難しく、途中でVFXの締切が2ヶ月早まるという不運が決定打となりお蔵入りへ。
実際かなりギリギリまで検討されていたようで、2023年3月の公開日に対して編集作業が2022年10月まで行われている。


そして重要なのがこのOMITシーンで黒バッタが搭乗していたオフロード仕様のサイクロン号。
これが実は本家TV特撮版で旧と新のサイクロン号を繋いだ番組中期の傑作機である『改造サイクロン』にそっくりなのだ。
新サイクロン号も衝撃的な形で登場した本家の歴代サイクロン号の系譜で取りこぼされていた真ん中の1ピースが、実は黒バッタに委ねられていたのである。

撮影の経緯からこの改造サイクロン的な何かは6つは実物が制作されている筈なのだが、お蔵入りに伴い存在が消滅、フィギュアーツでも本編採用版の黒いサイクロン号となってしまう。
デザインもオリジナルをベースに非常にカッコよく作り込まれていたので、このまま歴史の闇に沈んでしまうのは余りにも勿体無いという声が後を絶たない。
今からでも遅くないので桜島1号と一緒に登場させてください

【他作品・他媒体での活躍】

【SD シン・仮面ライダー 乱舞】


「こいつらは……僕たちと同型か」
「大量発生型相変異バッタオーグ。いわゆる量産型ってやつだな」

本編と同じタイミングで対峙するが、2人協力プレイの都合から一文字が合流したダブルライダーと最初から戦う。
11体という事で個々の強さはそれなりだが設定通り恐ろしく機械的にシンクロした動きで立ち回り、11人が一斉にライダーキックでプレイヤーに群がる様は黒い恐怖の蝗害である。
話の都合で一文字はその存在について既知である前提で話す。*6
自動小銃は使わず男らしく素手で戦ってくれる

やはり正体は判明しないのだが、11人の身の上を案じる本郷を一文字が諌める会話シーンが入る。

「もしかしたら……彼らも」

「おっと、俺と同じように、記憶や心を取り戻させようなんて考えるなよ」
「人間の時分から、ろくでもねえ欲望に取り憑かれた連中だって大勢いるんだ」

「本郷、あんたは優しすぎる」

また、唐突に投入されたことについて本郷は「ハビタット計画の遂行まで猶予がないための時間稼ぎ」と推測している。
短時間で作られた流用の量産型の意義としては理にかなった理由と言えよう。


【真の安らぎはこの世になく】

映画本編のダイジェストシーンに登場するだけで、本作のオーグメントとしては珍しく何ら掘り下げがない。
こじ開けられた素顔が3割増しでグロくなっているくらいである。

本作の追加描写として妹との接触によりイチロー兄さんは嘗ての善性を取り戻しつつあり、それが最終決戦での動揺や消耗に繋がっているということになったのだが、そんな精神状態でもこの改造を全く気にかけていないので余計に謎が深まるばかり。

一応、短期間で雑に数を揃える理由づけとしてこことは違うところ
『極端にプラーナが弱い人体実験用の培養クローン』という設定が出てきたので、これを改造素体に転用した可能性などはある。
あるいはかつて父がそうしたように、心を痛めない程度の極悪犯を利用したのかもしれない。


【余談】

  • 公開当日までその存在は極秘だったが、実は劇場公開前のライダーカードでも「本郷ライダーと同じくらいの強さのオーグメントを量産中」「組織のテストサーキットでサイクロン号を量産中」と登場を示唆するテキストが幾つか書かれており、半ば公然の秘密となっていた。


  • 黒いマスク真っ赤な目という事で、本作では取りこぼされた桜島1号を彷彿とさせる。ファンの間ではフィギュアーツの黒バッタの頭を第1号の体に移植させる「シン・桜島1号ごっこ」が密かに流行した。
    • OMITシーンで話題に挙げた改造サイクロンと合わせ、そういった拾いきれない本家ライダーの要素を集約させているようにも見える。

  • 劇場公開のポスタービジュアルでは本物の素材が間に合っておらず、実は黒バッタのマスクに本郷を合成している。(偶然にも上のフィギュア遊びと似ている)
    • つまり真っ赤な目黒いマスクを被った本郷猛となっており、これは最後に桜島カラーになるのでは!?と期待されたが、別にそんな事はなかった。

  • 映画の入場者特典のライダーカードでは低確率で各キャラのサインカードが封入されているのだが、黒バッタも例外ではない。
    • サインカードには「大量発生型相変異バッタオーグ」とフルネームで書かれており、(11人の中の)誰なのか、そして(結局こいつの素顔と正体は)誰なのかと、ツッコミどころ満載である。色紙の寄せ書きも同じ。

  • 正体(改造素体)については繰り返し述べた通り謎のままである。
    • 作品序盤のSHOCKERの調査報告書に「高尾山に行った11人の小学生が拉致された」とあるので数が同じだからこれに違いない!というネットのファンにありがちな共通点の大喜利的な説も流行ったが、上記の過去の活動の一例として一瞬だけ表示された情報と一文字造反直後という終盤かつ短時間に改造を決めた黒バッタに関連性を見出すのは厳しいと言わざるを得ず、腐ってもバッタオーグの素体なのだからそれなりの肉体でなければならない事、そもそも後から明らかになったイチロー兄さんの生い立ちから子供にそんな非道を働くとは考えにくい…などなど、信憑性はあまり高くないという域は出ない。
      • そもそも上記の情報は本家のTV版におけるカブトロングの事件のオマージュ*7で一瞬だけ他の事件とともにテキストが表示されるだけ、というイースターエッグ的な遊び心なのである。確定はしていないので将来的にこの説が大逆転する可能性もなくはないが……


※追記・修正は質より量を優先してからお願いします

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最終更新:2025年05月22日 22:27

*1 形状的にはH&K MP5という短機関銃のようだが、公式の名称はこれ。詳細は後述

*2 画面の彩度を上げると何となく顔の形が分かるが、そこそこグロめなので試す際はご注意

*3 それまでに対峙した4体のオーグメントは人外融合型でプラーナの行使ができなかったり昆虫合成型でも能力差で打ち負けている

*4 TV版93話『8人の仮面ライダー』のオマージュと思われる。元の数の11人にダブルライダーを足せば萬画版の13人

*5 代表例として「謝罪じゃない!そこは感謝だ!」「君じゃない!ここは呼び捨てだ!」のやり取りはOMIT版には存在しない

*6 そもそも一文字の脱走を機に作られているので、一文字が知っているのはおかしい

*7 高尾山の11人の小学生が云々もここから取られている。