エバーダークの時計塔
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63:エバーダークの時計塔 : 2021/06/22 (Tue) 23:24:08
エバーダークの時計塔
2018年ケムコがスマホで出した短編RPG、三時間でクリア可能。スイッチでも配信。
主人公の旅の剣士アカツキ(名前変更可)は、時折に夢で少女の姿を見ていた。
止まった時計。時計塔と思われる場所から、少女は「止まった時間を動かして」と訴えていた。
船の中、起きたアカツキ。甲板に出れば船長からもうすぐ港に着くと伝えられる。
ここはサーヴァラン周辺。いつからか朝が来ず、夜のままの土地となっていた。理由は不明。
目的地のリーゼの港の灯台の火も徐々に弱くなっており、船乗りたちは不安がっている。
そこに半魚人のモンスターが乗り込んでくる。アカツキはモンスター達を倒し、船乗りたちに感謝された。
夜は魔物が活発となる。朝が来ないこの地では時間と共に魔物達の暴れる頻度が増えていると聞く。
リーゼの港。聖なる火の明かりが町の出入り口にあり、魔物が入ってこれない。
人々に話を聞くと灯台の火が弱くなっており、火継ぎの者が見に行ったきり帰ってこないと聞ける。
そんなとき、魔物が町中に入り人々を襲う。火継ぎの者の娘であるセイラが魔法を使って戦うが倒せない。
アカツキも加勢に入り魔物を倒す。今までは火に守られ魔物は入れなかったはずだとセイラが言う。
灯台の様子を見に行くセイラにアカツキも手助けをする。
北の灯台内部の仕掛けを解き、魔物達を倒しながら屋上へと着くアカツキとセイラ。
そこでは火を食らう大きな鳥の魔物がおり、火を消していた。アカツキとセイラが戦い倒した。
ロック鳥を倒すと体内から、セイラの父親が身に着けていたペンダントを入手する。
もうすぐこの灯台で父親から火継ぎの役目と共に渡されるはずだったペンダント。セイラは火継ぎを受け継ぐと決めた。
灯台に火をともした二人。町に戻るとアカツキは目的地のクロンの町の時計塔を目指す。
魔物の活発化が夜が明けない事であり、それに時計台が関係しているかもしれないと考えセイラが同行を頼んでくる。
町の人達にも頼まれアカツキはセイラと共にクロンを目指した。
クロンを目指す途中、魔物に襲われている青年を見つける。獣人のリカントロープを倒し二人は青年を助けた。
青年コリンズは時計の修理屋をやっているという。魔物除けの付いた馬車に乗ってたが破壊されてしまった。
三人はクロンへと移動し、コリンズと別れた。
大きな壁に囲まれた町クロン。しばらく前から巨大な時計塔が止まり、朝が来なくなったと人々から聞ける。
夢で見た時計塔であるとアカツキは確信する。町長の息子で隣町で時計屋で修行していたコリンズと同行し時計塔に入った。
動力部を目指す三人。だが何者かが入ってくるなと、アカツキにだけ聞こえる声で呼びかける。
そして絡繰りの魔物達が次々と三人を襲う。アカツキ達はそれらを倒し、仕掛けを解きながら地下を進んだ。
動力部に辿り着いた三人。昔から時計塔が好きで、いつかここの修理士になりたかったコリンズは内部を見る。
そして魔法によって動くためにメンテナンスはほとんど不要なはずが、何者かがこまめにメンテナンスをしていた事を知る。
何者かの声がさらに妨害して地下へと落とされる。なんとか脱出し町へと戻った。
町では大きな壁を破壊し、巨大蜘蛛の魔物ナイトイレイザーが人々に襲い掛かる。主人公達は撃破した。
壁の穴の前にセイラが燭台を建て火をつける。しばらくは魔物が入れないようにした。
動かない動力にどうすればいいのかと考えると、アカツキが夢の話をする。
時計塔、少女が時を動かしてと願う声。原因は時計塔の上にあるのかと三人は考え目指す事にした。
夢の話を信じて、船に乗ってまでこの時計塔に来たアカツキを、セイラは不思議な人だと思った。
64:エバーダークの時計塔 : 2021/06/22 (Tue) 23:26:27
時計塔に入り上の階を目指す三人。全力で排除すると、アカツキの頭に声が響く。
階を登るたびにボス戦、ゴーレム、沈黙の精、意思無き器、それらを倒してアカツキ達は奥へと進む。
そして奥には寝室があり少女がベッドで眠っていた。その少女こそ、アカツキが何度も夢で見た少女だった。
少女を調べていると、寝室に会った騎士鎧が動き出す。彼の名はリノー、形無き意識だけの存在。
戦闘となりリノーを倒すと、アカツキの脳内に過去の記憶が流れる。
形を失った不老の存在のリノーはテレパシーで会話するが、人類は遠い昔にテレパシーの能力を失ってしまった。
そんな時にテレパシーの能力を持った少女アイリスが時計塔に現れる。彼女は友達としてリノーに何度も会いに来た。
だが彼女は時竜と呼ばれる時間を食らう怪物にとり憑かれてしまう。このままだと喰われると見たリノーは時間を止めたのである。
それがこの時計塔の時間を止め、この地に朝が来ない理由である。朝が来ればアイリスは死んでしまう。
アカツキがアイリスに呼ばれた事を話すと、アカツキにもテレパシー能力があるとリノーは言う。
どうにかして助けられないかと言うコリンズに、アイリスの内部に入り時竜を倒せばいいが、かなり危険だとリノー。
その手段を取ろうと言うアカツキ、同意するセイラにコリンズ、リノーは感謝して止めていた時間を進め、アイリスに入った。
宇宙に浮かぶガラスの地面、アイリスの精神世界。リノーはアイリスの創造の形である、兎のような生物になった。
時竜を倒す為に精神世界を進む四人。途中で不完の記憶と呼ばれる時竜の子供が四体ほどおり、そいつらも倒していく。
倒すたびに食べられていたアイリスの過去が解放される。独りきりのリノーの下に何度も会いに来た事。
寝室に花を飾るが、永遠を生きるリノーにとって枯れる花は何の意味も無いと告げる。
アイリスは花は枯れても種が残り、また花が生まれると言うが、違う花だろうとリノーは否定した。
そして時竜にとり憑かれている事に気付き、アイリスを死なせない為にリノーは時間を停止させた。
最深部に巨大なドラゴンがいた。何本もの腕で大きな時計を掴み鎖で巻かれた姿。貪食の時竜であった。
高威力の攻撃、状態異常技、大回復を使うドラゴン。アカツキ達は戦い倒す。
動きを止めた時竜に四人は倒したのかと考える。だが時竜は自分の時間だけを巻き戻し回復しようとしていた。
そこにセイラが止めるも聞かずリノーが突撃。自らの未来を全てつぎ込み、巻き戻しを止めたのである。
倒れたリノーに頼まれ、アカツキが動きを止めた時竜に止めを刺したのだった。
アイリスが寝室に花を飾る。今の花を飾る事で、過去の花の事を思い出せる。それが永遠なのだと今はいないリノーに語る。
灯台の火を見るセイラ。アカツキと共に旅をしたい気持ちはあったが、しかし己には火継ぎの使命があると一人呟く。
アカツキは太陽の下、船に乗ってこの地を出向するのであった。終わり