672 名前:世界樹と不思議のダンジョン2[sage] 投稿日:2026/09/18(金) 14:19:57.65 ID:Ha82UiX30
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湖畔の町オーベルフェ…
今ここは大いなる賑わいを見せていた。
理由は二つある。
一つは姿が湖にも映り込み、上下一体となった世界樹の圧倒的な景観を楽しみにやってくる観光客。
そしてもう一つが、一攫千金を求める冒険者達である。
冒険者達の一番の目標は世界樹への到達。
だが、アリの巣のように入り組んだ構造を持ち入る度に地形が変化する不思議のダンジョンが行く手を阻み、まだ誰も成し得ていない。
一説には、神の国への入口があると言われているが…
その真実に迫ることを夢見て、この街オーベルフェには腕利きの冒険者達が集まってきていた。
もちろん君も、その一人だ。
街の門をくぐれば大いなる冒険が待っている!
さあ踏み出そう!
世界樹到達への第一歩を!
(説明書より)
冒険者ギルドへの登録を済ませた君達が第一迷宮を踏破した頃、オーベルフェの街では度々地震が起こるようになっていた。
一方で君達はカナハルタ王国から来た記者だという少女ナディカと出会い冒険に同行させてもらえないかと頼まれたが、受け容れられなかった。
その後頃、君達は同じくカナハルタ王国から世界樹の謎を求めてやってきたというエミルとネッドの二人組と出遭う。
世界樹の麓には神の国の入口があるとの説があるためか、最近は街で精霊や妖魔といった存在を見たとう話も聞く。
また君達はナディカが不思議な目眩ましの術を使う姿を目撃したが、その彼女はなんとしても世界樹の麓に行きたいと言うのだった。
さらに第四迷宮を踏破して休んでいた君達が不吉な夢を見て夜の街に飛び出すと、刺客の男に追われているナディカを助けることになる。
ナディカは夢を使って助けを求めたと言い、また自分は実は精霊族で記者でもなく命を狙って襲ってきたのも妖魔族だという。
精霊であるナディカの使命は神々にあるものを届けに行くことだが、それを阻止するために妖魔族が襲ってきているらしい。
実力を見込まれた君達はあらためて世界樹の麓まで連れて行って欲しいと頼まれ、ナディカを守るためにもついに承諾することになった。
(ダンジョンでは『見えない所から尾いてきている』ため戦力にはならない)
しかし世界樹があるはずの第七迷宮を踏破した先にあったのは、神々の国の入口はおろか世界樹そのものすらないただの荒野であった。
「ここが……世界樹の麓……?そ、そんな……そんなはずはない……そんなはずはないのだッ……!」
君達がすべては幻だったのかと呆然としていた時、感情があふれ仮の姿でいられなくなったナディカが妖魔の姿に変じた。
「しまった……うっかり…体が……!正体を見られたからには……生かしてはおけないッ」
突如襲ってくるナディカに対して割って入り君達を救けたのは、妖魔族とされていたかの刺客とあのエミルとネッドであった。
「世界樹の麓が蜃気楼だったとはオレもずいぶん驚いたが……あの女は妖魔族だ。オレ達だ、精霊族なのは」
精霊族の訓えは何者も世界樹に近付けてはならないということであったが、一方で妖魔族の訓えは神々への復讐であるという。
帰還した君達は踏破の祝福を受けたものの、精霊族と妖魔族を含め誰も到達したことのない世界樹が幻であったことへの疑念は尽きなかった。
673 名前:世界樹と不思議のダンジョン2[sage] 投稿日:2026/09/18(金) 14:22:08.91 ID:Ha82UiX30
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その後、君達は蜃気楼であったはずの世界樹を映す湖畔を見ていて思い付く。
今回の出来事は逆だった…自分の目に映っていたものは逆だった…今見えているものも逆だったとしたら…
すると湖面に映った世界樹が波紋のように歪んだかと思うと、不思議な空間が現れ湖の底にある真の世界樹へと続く道が開かれた!
(第八迷宮湖中の回廊を抜け第九迷宮超古代の脈流へ)
内部に人工的なものを感じさせる真の世界樹の中層に到達した君達は、そこで再びナディカと出遭う。
ナディカは目的のため止むないとはいえこれまで騙していたことを謝罪するが、行く手を阻むならそれもまた止むないと襲ってきた。
咄嗟にまた援けに入ってきた精霊族のおかげでなんとか撃退できたものの、ナディカ自身は先の階へと逃げていってしまう。
以降も精霊族と共にナディカを追うが、その精霊族によるとかつてこの地域では自然災害が絶えず頻発していたという。
それを抑えるために、神々がまるで臓器のように空や大地のエネルギーを循環させる自然維持装置として作ったのがこの世界樹であった。
さらに下層まで降りていくうちに、君達は世界樹全体の機能が停止したような外部からの攻撃によると思しき破壊と腐敗の跡を見た。
そして世界樹の中枢たる最下層まで辿り着いた時、そこにあったのは傷付き倒れたナディカと異臭を放つ腐蝕した巨大生物の姿だった。
(腐敗怪物フェアベルデンを倒す)
腐敗怪物を倒すと世界樹の内部は再び機能を取り戻したように脈動し始め、やがてナディカも起き上がった。
「あの怪物がなんなのか 私にもわからんが……とにかくわかったことはここが世界樹の最下層で……ここには神はいないということだ。
もう用はない。確かに妖魔は代々神によって虐げられてきた一族。神を倒せ復讐せよと教えられてきた。しかしそれは本当のことなのか。
そもそも神は存在するのか?私はそれを確かめたいだけなのだ。私はこれからも神を探し続ける。それだけだ。最後に……
目的のためとはいえ騙していて本当に悪かった。偽りではない。これは本心だ。精霊達から身を守るにはああするしかなかったんだ。
だが……一緒に冒険した日々は正直楽しかった。悪いと思いつつもな。君達さえよければ……いつかまたどこかで会えるといいな。じゃあ」
君達が精霊族と別れて街に帰還し真の世界樹のことを伝えると、その存在は人々に衝撃を与えると共に世界樹の研究がなされることになった。
いわく、精霊族や妖魔族が神と呼んでいたのは大昔に繫栄した古代人であり、その進化の過程で妖魔族精霊族人間族が生み出されたという。
謎を残したまま今は姿を消した古代人の持つ不思議な能力はその一部が妖魔族精霊族に受け継がれていたが、人間族には継がれなかったようだ。
(スタッフロール)
終わり
ナディカら妖魔族がなぜ古代人を憎んでいたのかは不明のままでクリア以降はチャレンジダンジョンのみです