Another Century's Episode 3 THE FINAL
part43-136~146
- 136 :A.C.E.3:2008/12/22(月) 21:58:42 ID:t/lMTJPl0
- 本作は、前作と同じ地球である地球と並行世界の地球の、両方の世界で起きる危機を救っていく話になります。
 原作の詳しい話は別のところで調べていただくとして、
 原作との変更点とおおまかなストーリーを紹介します。
 
 バンプレストオリジナル登場人物
 バレル・オーランド:
 特別なことのない日常に飽きているごく普通の高校生です。
 地球連邦の偉いさんの養子で、本当の親のことは知りません。
 ある日突然、都市で戦闘に巻き込まれ、ロボット乗りの才能を開花させたため、
 なし崩し的に地球連邦軍独立部隊ロンド・ベルの臨時パイロットになってしまいます。
 ぶちぶち文句は言うものの結局状況に流される性格をしています。
 ガロード、ゲイナー、レントンら年少パイロット組とは仲がいいようです。
 
 フェイ・ロシュナンテ:
 本作オリジナルロボ・イクスブラウのテストパイロットです。
 バレルを戦争に巻き込んだ張本人ですが、彼を優しく厳しくリードしてくれるお姉さんな感じです。
 なにやらいろいろと秘密を抱えているようですが・・・?
 戦闘に慣れないバレルに「私の言うとおりにすれば大丈夫」、攻撃時に「いいよバレル!」といった戦闘中の台詞が
 多くのプレイヤーにいろいろ妄想を抱かせてしまい、2chゲーキャラ板のスレは5スレを突破しました。
 「セーブしますか?」等ヘルプメッセージやシステムメッセージを読み上げてくれるのもこの人です。
 
 ベルクト:
 冷酷非情で謎に包まれた仮面の男です。
 声からするとかなり若いようですが、並行世界の地球の新連邦の幹部にまで上り詰めている実力者です。
 存在しないはずの2主人公機のカスタム機などを操る手ごわいパイロットでもあります。
 ある理由で並行世界を行き来してさまざまなエネルギーを集めています。
 そして、なぜかバレルに異常なまでの敵対心を持っています。
 
 アンジェ:
 ベルクトの副官の女性。たびたびロンド・ベルと交戦しますが影が薄いです。
 筆者は顔グラすら思い出せません。作中、ベルクトにまで忘れられていました。
 
 マリナ・カーソン:
 2主人公の元相棒兼ライバルキャラだった凄腕女性パイロットです。
 今回は地球連邦(A)を脅して封印を解いてきたガンアークで、前作の償いのため参戦するちょい役です。
 2主人公は名前すら出てきませんが、どうやら二人はうまくいっているようです。
 
- 137 :ゲーム好き名無しさん:2008/12/22(月) 22:00:54 ID:t/lMTJPl0
- オリジナル機体
 イクスブラウ:
 バレルが操縦、フェイが火器管制を行う二人乗りの地球連邦(A)試作機です。
 ベースボディに外装を加えることで、近接戦闘型のfrom-B、高速戦闘型のfrom-G、
 遠距離支援型のfrom-H、ファンネル装備の対エース型from-Tの計5タイプの形態をとることが出来ます。
 状況にあわせて使い分ければなかなか強い機体ですが、いかんせん地味です。
 
 ガンアーク:
 前作の主人後機で、本作ではマリナが搭乗してプレイヤーが使うことが出来ます。
 前作のガーディアン機能はゼントラーディとの和解が成立した今では封印されたようです。
 やはり強機体ですが、地味です。
 
 ブラッドアーク:
 前作のガンアークは地球連邦により封印が決定され、同型機も存在しないはずなのに、
 ベルクトがこのガンアークカスタム機に乗って登場します。おそらくは並行地球のガンアークです。
 
 グレイブアーク:
 ベルクトがブラッドアークの次に乗る青紫色の重装備ガンアークで、
 一度撃破しても、外装をパージしバスターアークに似た高機動機体になります。
 
 
- 138 :A.C.E.3:2008/12/22(月) 22:03:28 ID:t/lMTJPl0
- 参戦作品前作続投組
 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア:
 ほぼ原作どおりの展開になりますが、5thルナはリーンの翼のサコミズ王により落着を阻止されます。
 その後アクシズを手に入れ、やっぱり地球に落としてきます。
 
 機甲戦記ドラグナー:
 前作でギガノス帝国との戦いは終わっていますが、
 ギガノスのエース、マイヨ・プラートが残党を率いてネオジオンに合流します。
 なお、マイヨは近年新デザインされた新型機ファルゲンカスタムを使ってます。
 さすがは原作の真の主人公じゃね?といわれたマイヨさんです。
 また、ケーンたちはバレルら年少パイロット組の先輩面をしています。
 
 超時空要塞マクロス:
 ファッカー隊の人たちが、マクロスプラスでのマクロスの危機に駆けつけてくれるだけで、
 後はただバルキリーが使えるだけです。
 
 劇場版ナデシコ:
 ほぼ原作準拠ですが、ナデシコB,Cは地球組の母艦として別作品の敵に対しても頑張ります。
 火星の後継者たちは地球をかき乱すためネオジオンに協力したり、マクロスを掌握して連邦解体を要求したりと暗躍します。
 よってルリルリはマクロス相手に艦隊戦・電子戦を行う羽目になります。
 火星の後継者達はルート選択によってはいつの間にか鎮圧されています。
 また、仲間由紀恵の黒歴史、ラピス・ラズリは登場しません。
 
 ダンバイン、Gガンダム、ガンダムW、ブレンパワード:
 一応使えるだけです。ストーリーにはほとんど絡んできません。
 
- 139 :A.C.E.3:2008/12/22(月) 22:05:42 ID:t/lMTJPl0
- 参戦作品新規参戦組はクロスオーバーや変更がかなり多いです。
 マクロスプラス:
 イサムのYF-19とガルドのYF-21がトライアルで競い合っているのは
 原作の惑星エデンではなく地球になります。
 ミュンはイサムとガルドの喧嘩の話題に出る程度で登場しません。
 
 リーンの翼:
 サコミズ軍が地球の地上に出てきて天下統一すべく暴れます。
 エイサップとリュクスはサコミズ王を止めようとします。
 サコミズ軍が地球連邦の本部ラサを襲っているところに、ネオジオンにより5thルナが落ちて来たため
 ハイパー化したサコミズ王がリーンの翼を全開して5thルナを食い止め、地上界を守って散ります。
 ルート選択によってはまったく登場しません。
 
 エウレカセブン:
 おおむね原作どおりで、並行地球のストーリーは主にこの作品を中心に動きます。
 原作との変更点は、月光号が並行地球組の母艦になること、
 レントンたちははじめから自分たちが住んでるのは地球と知っていること、
 ノルブがキングゲイナーのシベリア鉄道に捕まること、
 ゾーンの向こう側は前作の地球に通じており、コーラリアンの司令クラスターは地球に存在したこと、
 (そのため、両方の地球でLFOがトラパーの波に乗って飛べる)
 アネモネの機体ジ・エンドは死なずに仲間になること(なかなか強機体です)、などです。
 
 真ゲッターロボ 世界最後の日:
 一応OVA版ですが、原作とは大きくかけ離れています。
 並行地球であちこちに出没してはインベーダーによる大災害を巻き起こす真ドラゴンを主人公達が追撃するだけです。
 またインベーダーは参戦組のほとんどの敵勢力の雑魚機体に寄生してきます。
 さらに、なんとインベーダーの正体はエウレカセブンのコーラリアンの突然変異体で、
 早乙女博士はインベーダーに殺されたミチルの敵討ちを自分の手で行うため
 コーラリアンとの接触によるインベーダーの出現停止とは別の方法でインベーダー殲滅をもくろみ、
 そのために真ドラゴンを製造したという設定です。早乙女博士はインベーダー化していません。
 当然、スティンガー君とコーウェン君は登場しません。
 
 
- 140 :A.C.E.3:2008/12/22(月) 22:08:16 ID:t/lMTJPl0
- ガンダムX:
 あまり原作のエピソードはありません。
 ダブルXも敵基地制圧したら拾ったので使おうというだけです。
 ローレライのエピソードがないのでジャミルもあまり動揺しません。
 ジャミルはエウレカセブンのゲッコーステイトと、はぐれ者同士で仲良しという設定です。
 オルバとシャギアは結構あちこちでロンド・ベルの邪魔をしに出てきます。
 月のD.O.M.Eはエウレカセブンのコーラリアンと対話できるようで、コーラリアンに目覚めを待つよう頼んでくれます。
 
 キングゲイナー:
 ドームポリスはあるようですが、ヤーパン自体が登場しません。
 ゲインはエウレカセブンのホランドと友達で、ゲッコーステイトに協力します。(ホランドとの特殊合体攻撃もあります)
 ゲイナー、サラもそれに巻き込まれる形で仲間になります。
 よってエクソダスは本編にほとんど関係ありません。
 敵勢力シベリア鉄道は地球連邦(B)の下部組織であるため、ロンド・ベルを狙います。
 ヤッサバ、カシマル、アスハム、シンシアのみ敵として登場します。
 カシマルのプラネッタ戦(人の心の声が周囲に聞こえてしまう能力をもつ)の、
 ゲイナーがサラへの大告白により純愛が嫌いな敵に能力を切らせる原作イベントでは、
 ガンダムXのガロードもティファへの思いをぶちまけます。(大告白コンビとして合体攻撃もあります)
 エウレカセブンのレントンの告白は能力が切られたため不発に終わります。
 また、シンシアとエウレカセブンのアネモネのヤンデレタッグ戦闘があります。
 非常にギスギスしてましたが、仲間になった後はサドっ気全開の特殊合体攻撃が使えます。
 
 ガンダムSEED、∀ガンダム:
 おまけでユニット購入できるだけです。
 どれもなかなか使える機体ではあります。
 本作では戦闘中に僚機が作品の戦闘時の名台詞を言うことがあるのですが、
 ロランは生命体系の敵と戦闘していても「機械人形同士で争うなんておかしいですよ」と、おかしい台詞を言います。
 ターンXとリーンの翼のオウカオーの地球が終わりそうな月光蝶+リーンの翼の合体攻撃や
 ターンXとマスターガンダムの偽ダブルフィンガーもあります。
 
 
- 141 :A.C.E.3:2008/12/22(月) 22:10:55 ID:t/lMTJPl0
- ストーリー
 
 前作から3年後、退屈な日々に飽き飽きしていたごく普通の少年バレルは、ある日突然戦闘に巻き込まれ、
 フェイという女性が乗るイクスブラウというロボットに助けられたはいいものの
 そのままコクピットに乗せられ戦うことになってしまう。
 バレルは独立部隊ロンド・ベル配属になり、戦艦ナデシコに乗ることになる。
 ロンド・ベルにはアムロ・レイやドラグナー隊の面々、マクロスプラスのイサムとガルドといった面々が参加した。
 
 あるときナデシコは、ワープ実験施設「バルドナ・ドライブ」が謎の武装集団に占拠されているのを調査に行った。
 そのワープ施設は、十数年前に事故を起こして、開発者のバルドナ博士が行方不明になったため放棄されたのだという。
 そこには前作主人公機ガンアークそっくりのブラッドアークという機体に乗るベルクトという仮面の男がいた。
 ベルクトが施設を起動させた直後、ナデシコは並行世界の地球にワープしてしまう。
 
 並行世界の地球は、ガンダムX&エウレカセブン&キングゲイナー&真ゲッターロボを混ぜた世界。
 スカブコーラルという突然隆起する大地に覆われ、真ドラゴンがあちこちに出没しそれに惹かれたインベーダーが災害を起こす。
 地球の統治組織であり、塔州連合やシベリア鉄道を参加に置く新連邦は圧政を敷き、
 超能力者であるニュータイプによる人類の革新を信じるコロニーの宇宙革命軍と戦争状態。
 そんな混乱の際みな世界であった。
 
 ナデシコ組は、逃し屋ゲインに巻き込まれキングゲイナーに乗ることになったゲイナーや、
 ガンダムXに乗るガロード、ニュータイプのティファ、輸送艦フリーデンのジャミル・ニート艦長といった面々、
 ニルヴァーシュというLFO(エウレカセブンの生物ロボ)を操るエウレカという少女を保護するホランドをリーダーとし、
 エウレカに惚れてついてきた少年レントンなどがいる月光号を母艦とするゲッコーステイト、
 真ドラゴンと戦う真ゲッターロボと神隼人を艦長とする母艦タワー、といった並行世界の反新連邦勢力と協力する。
 
- 142 :A.C.E.3:2008/12/22(月) 22:13:02 ID:t/lMTJPl0
- ベルクトは並行世界の新連邦の幹部で、真ドラゴンの調査を任されている人物であったが、
 真ドラゴンが撒き散らすゲッター線に限らず、大きいエネルギーを集めてバルドナ・ドライブを完全稼動し、
 双方の地球をゲートで繋げて衝突させて人類を滅亡させようとしていた。
 
 元の世界では、ネオジオン、ギガノス帝国残党、木蓮残党「火星の後継者」が決起して、反地球連邦で結託していた。
 並行世界では、新連邦がニュータイプを集めようとして、
 幹部の一角、シャギアとオルバの兄弟にニュータイプであるティファを捕まえさせようとしていたり、
 スカブコーラルの大地はコーラリアンという知性体であり、ゲッコーステイトのエウレカは人型コーラリアンであること、
 新連邦の幹部デューイがコーラリアン全滅を企んでいたため、和解を望むゲッコーステイトは新連邦と戦っていることが判明したり、
 真ドラゴンに群がるインベーダーの正体はゲッター線で突然変異したコーラリアンであることがわかったりする。
 
 それらの戦いの場でベルクトは大きなエネルギーを集めるかもしれない。
 並行世界にも存在したバルドナ・ドライブの開きかけのゲートを使い、
 一行は元の世界と並行世界を行き来して、各作品の敵勢力と戦いつつ、大きなエネルギーを収集するベルクトを追う。
 その途中、ベルクトは並行世界のバレルであり、バルドナ・ドライブを作った博士がバレルの本当の父親であると判明する。
 博士はバルドナ・ドライブの事故でこちらの世界へ飛ばされていて、元の世界に帰ろうとしたため
 両方の世界にバルドナ・ドライブが存在することがわかる。
 その事故時に幼いバレルも近くにいたため分裂してしまったらしい。
 しかし、なぜもう一人の自分が世界を滅ぼそうとするのか、
 もう一人の自分に激しい憎しみを向けるのか、バレルには理解できない。
 
 
- 143 :A.C.E.3:2008/12/22(月) 22:15:11 ID:t/lMTJPl0
- やがて、ヴァーチャルアイドル・シャロンを利用した火星の後継者の手でマクロスが乗っ取られる事件が起きる。
 ここでマクロスのバルキリー隊やA.C.E.2のマリナも駆けつけ、一行はマクロスに急行する。
 別にマクロスプラスの二人が活躍することもなく、ナデシコとルリの電子戦能力のおかげでマクロス鎮圧に成功。
 しかし最後っ屁とばかりにマクロス主砲が発射されようとするが、例の電気泥棒が現れたため不発で助かる。
 その後、真ドラゴン撃破の戦闘時に生じたゲッター線などもベルクトがかすめ取り、
 ついにバルドナ・ドライブのエネルギーはフルチャージされてしまった。
 
 このままゲートが完全に開かれてしまうと両地球は滅びてしまう。
 ここでフェイは、まだ両地球壊滅を防ぐ望みがあることを一行に話しだす。
 博士はすでにベルクトに殺されていて、フェイはベルクトの元部下だったが彼に危険なものを感じ離反、
 バレルにイクスブラウを渡すよう、死の間際の博士に託されていたため、フェイはバレルに偶然を装い接触したのだった。
 (なお、ベルクト=バレルだとは知らなかった)
 ゲートの鍵となるのは博士の息子、すなわちバレルかベルクトだけなので、バレルがイクスブラウでゲートを閉じようとする。
 ベルクトの駆る青紫色の機体グレイブアークを退け、バルドナ・ドライブの停止には成功した。
 ゲートが閉じきる前に帰ろうとしたナデシコを、生きていたベルクトが妨害し、バルドナ・ドライブを破壊、
 ベルクトだけがゲートが閉じるぎりぎりに元の世界の方へ行ってしまう。
 
 元の世界に帰れなくなってしまったナデシコ組だったが、デューイによるコーラリアンへの攻撃により
 コーラリアンが目覚めて地球に存在可能な知性体の密度が限界(クダンの限界)を超え、
 並行世界が滅亡しようとしていると知り、一行は行動を再開。
 途中、世界のすべてを凍らせてしまいかねないオーバーデビルとかいうキモい豚さん(キングゲイナーの最後の敵)が、
 ゲインに恨みを持つシベリア鉄道のアスハムの手で復活したのをついでに倒す。
 
 
- 144 :A.C.E.3:2008/12/22(月) 22:17:21 ID:t/lMTJPl0
- 月面にあるガンダムXのサテライトキャノンへのマイクロウェーブ供給施設「D.O.M.E.」にティファが呼ばれて、
 月に向かった一行は、最初のニュータイプを遺伝子レベルでミンチにして施設に埋め込んだ存在だったD.O.M.E.に、
 「ニュータイプをめぐって新連邦やら宇宙革命軍やら戦争して、ニートやバカ兄弟も悩んでるけど、
 ニュータイプなんてただのビックリ電波人間で、ニュータイプによる人類の革新など幻想ですよ('・ω・`)
 ティファたんは「普通の女の子に戻ります!」って言えばいいだけだよ(*・ω・*)
 未来なんてみんな一緒に作ればいいじゃない( ・ω・)ネー
 未来を作りたいなら、コーラリアンの元締め「司令クラスター」に目覚めを我慢してもらうよう電話しとくから、
 クダンの限界を防ぐために、司令クラスターがある「ゾーン」へGO!ガンバ!(`・ω・')ノシ」
 と大体そんな感じな助言をもらう。
 月からの帰りにニュータイプと認められなかったことで冷遇されたため世界を憎んでいたシャギアとオルバが
 サテライトキャノンで世界を一度滅ぼして作り変えようと喧嘩を吹っかけてきたので、
 構ってちゃんがスネてるんじゃねぇ!とビームサーベルとかツインサテライトキャノンとか使って実力で説教した。
 
 「ゾーン」とは昔、クダンの限界を迎えかけて、うちゅうのほうそくがみだれる!のを、
 レントンの親父アドロックが命がけで食い止めたときに、乱れたまま残っちゃった場所。
 人型コーラリアンであるエウレカと、対になる者レントンが司令クラスターに接触するといいらしいが、
 ゾーンに向かうと、デューイが司令クラスターを破壊しようと新連邦軍を集結させていた。
 人の恋路を邪魔する奴等を馬の足ならぬナデシコ、月光号、タワーの一斉射撃で蹴散らし、
 ナデシコと月光号がゾーンを潜り抜けると、なんと元の世界に戻ることができた。
 コーラリアンの司令クラスターは、クダンの限界を回避するため元の世界のほうに引っ越していたらしい。
 しかし、デューイ軍もこちらへ来てしまい司令クラスターを破壊されてしまう。
 エウレカが代理の司令クラスターになりかけ、デューイに仕込まれた自壊ウイルスがコーラリアンに感染しそうになるが、
 レントンが「あーいきゃーんふらーい!」と進化したニルヴァーシュで突撃し、
 二人の愛のおかげで、ニルヴァーシュを介しコーラリアンとの和解が成立、クダンの限界は回避される。
 
 そこに、空気が読めないネオジオンのシャアが、核兵器満載の小惑星アクシズを地球に落とし、核の冬を起こそうとしてくる。
 地球そのものは滅ぼしたくないギガノス残党のマイヨは、ツンデレなことを言ってロンド・ベル側につく。
 有名なアムロとシャアの「なんでこんなものを地球に落と(中略)エゴだよ、それは!」のやりとり。
 バレルもまたシャアに、「人に目覚めを促すのに人を殺したら何にもならないじゃないか」と小学生でも分かるはずのことを言う。
 「君には大局的な物の見方が出来ないようだ」と視野狭窄なシャアに見下されるが、
 フェイお姉さんは「そんなの出来なくていいわよ!」とバレルが侮辱されたと感じて怒る。
 νガンダムと両地球の仲間たちがアクシズを押し返そうとしたところ、
 サイコフレームと共振した人の心の光が、アクシズの進路をそらし、地球への落下を防ぐことができた。
 
 
- 145 :A.C.E.3:2008/12/22(月) 22:19:49 ID:t/lMTJPl0
- しかし、皮肉にも小惑星をも動かす莫大な力をエネルギーとして、元の世界のバルドナ・ドライブがフルチャージ、
 ベルクトはゲートを完全に開いてしまい、両地球衝突が目前に迫り、文字通りの天変地異が巻き起こり始める。
 元の世界側のバルドナ・ドライブを止めに行くと、ラスボスとしてベルクトがまさかの真ドラゴン最終形態に乗って現れる。
 ベルクトの方は、バレルばかり心配してバルドナ・ドライブを並行世界で再建しようとする父親に、
 まがいもののバレルとして実験体扱いされるなど辛い境遇だったようだ。
 ベルクトは未来に絶望し、偽りの希望にすがった争いで自滅へ向かう人類を、人の手で滅ぼすことこそ人類の救いだというが、
 どんな絶望的な状況でも、未来を信じて諦めずに戦ってきたバレル達が勝利する。
 
 ベルクトは、二人のバレルはどちらかが否定されるべきと考えて決戦に挑んでいたが、
 バレルは、もうすでに「俺は俺、君は君だ」と、爆発する真ドラゴンから脱出するようベルクトに叫ぶ。
 「なら、ここからはお前の道だ」とベルクトはイクスブラウを振り払い、真ドラゴンと共に墜落していく。
 最後の大爆発のあと、青紫の光がバルドナ・ドライブの方へ向かってまるで道を作るような光の粒を振りまきながら飛んでいったが、
 果たして脱出して生きる道を選んだベルクトだったのかどうかは分からずじまい。
 一行のうち、並行世界組はバレルがイクスブラウでゲートを閉じる前に名残を惜しみつつ帰るが、
 フェイ姉さんはイクスブラウに乗ったままだったので、バレルの世界に残ることになった。
 バレルの未来は、年上の嫁さんの尻に敷かれることになるかもしれない。
 めでたしめでたし。
 
 
- 146 :ゲーム好き名無しさん:2008/12/22(月) 22:24:07 ID:t/lMTJPl0
- A.C.E.3の投下完了いたしました。
 
 この作品のシリーズラスボスは必ず参戦作品のボスになるんですが、
 まさか真ドラゴン最終形態とは思いませんでしたね。
 
