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  • 世界最強の男、世界の広さを思い知る

世界最強の男、世界の広さを思い知る

最終更新:2012年06月04日 03:29

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だれでも歓迎! 編集

世界最強の男、世界の広さを思い知る ◆c8fjjCyRkM



ボー・ブランシェは走っていた。
脇目も振らず、ただひたすらに。
共に闘った仲間が、その命を賭けて逃亡の機会を作り出した。何としても鬼丸から遠ざからねばならない。
足を止める暇はおろか、たとえ山道でも速度を緩める余裕すらない。
傾斜であろうと関係なく、全速力で山を下っていく。
草土のせいで足場は安定しないし、枝が肌に突き刺さるが、無視を決め込む。
多少足を取られた程度で転ぶほど、戦場に慣れていないはずがない。
多少枝が刺さったくらいで痛みを感じてしまうほど、ヤワな鍛え方はしていない。
溢れていた涙も、大分前に拭い取った。視界はもはや明瞭だ。
人間の限界をはみ出しつつあるボーの全速力ゆえ、山を下り切るのに大した時間はかからなかった。
平地に到達しても、ボーは減速しない。

「ボウズは……、テッドはまだ戦っているッ!」

鬼丸の強さは身をもって知っているが、テッドもまたやすやすと倒れる男ではない。
ボー・ブランシェは、同志が戦っている最中に体を休めるような男ではない。
ゆえにさらに南下していたのだが、ボーはしばらくしてその足を止めた。
疲労が積み重なったのではない。鍛え抜かれた彼の肉体は、全力で走り続けても僅かに呼吸が乱れているだけだ。
いつの間にか接近していた植物園が、気にかかってしまったのである。
天井のガラスが砕かれ、さらに壁に穴まで開いている。
近付いて覗いてみると、ボーは言葉を失った。
中の惨状は、外見から予想したよりさらに酷いものだった。
単なる銃器では、いくら酷使したところでああは出来まい。
爆薬やバズーカ砲、レーザー兵器辺りが用いられたのだろう。
そこまで考えが至ると、ボーは植物園へと踏み入れた。
大きく息を吸い込んで、思いっきり声を張り上げる。

「誰かッ、誰かいるのか!? この殺し合いに反旗を翻さんとしている者ならば、安心するがいい! この私も同志だ! 仮に戦う術を持たぬ者だとしても、安心するがいい! 今訪れたのは世界最強の男、ボー・ブランシェだ!」

植物園全体に響くであろう大声。
しかし返事は、反響する呼びかけだけである。
深呼吸をすると、ボーは再度。

「もしも殺し合いに勝ち残るつもりの者ならば、残念に思うがいい! このボー・ブランシェを敵に回すことになるのだからな!」

やはり、呼びかけが響くだけ。
踵を返して植物園から出ようとして、ボーは踏み止まった。
内部にいる者が、返事をする事さえ出来ない状況であったとしたら。
ありえない事態ではない。もし瓦礫に挟まってしまえば、ボーのように鍛え抜かれた肉体を持たぬ弱者は一たまりもない。
ボーは、そんな考えが浮かんでいながら植物園を後に出来るような男じゃなかった。
弱者を守るのが強者の務めなのだから。
回れ右して再び植物園に向き直り、奥へと進んでいく。
戦場となったであろう地点に到着すると、いくつもの樹木が折れてしまっていた。
それらに下敷きにされている被害者がいるやもしれない。
ボーは、倒れた樹木を大きいものから順に持ち上げていく。
かなりの時間を費やして、やっと植物園に自分以外には誰もいないと気付いた。
ボーが安堵の息を漏らしたちょうどその時、死者を告げる放送が始まった。



  ◇  ◆  ◇  ◆



「ふ! ふははははは! キース・ブラックめ! 人々を惑わすため嘘を流すとはッ! その程度、見破れぬボー・ブランシェではないわ! ふは! ふはは、はは……」

先の放送によると、もう十六人もの死者出たのだという。
挙げられた名前の中には、ボーの知った名も複数あった。
スプリガンの御神苗優、先ほど共闘したテッド。
どちらもたかだか六時間で死ぬような手合いではない。
優に至っては、世界最強の男を下した事もあるのだ。
倒されることがあるとすれば、それこそボー・ブランシェのリターンマッチ以外にありえない。
つまり、あの放送は嘘八百なのだ。そうに決まっている。間違いない。
ゆえにボーは笑い飛ばそうとしたが、思いに反して声はか細くなっていく。

「は……は、は。嘘つきは、この私ではないか。ボー・ブランシェともあろう者が……」

自分に嘘を吐こうとしたが、上手くいかなかった。
この殺し合いに、ボーを上回る参加者が存在するのを思い知ったばかりだった。
ボーは握った己の拳を見て、とても小さく感じた。
世界最強の男の拳とは、とても思えない。
鬼丸猛の振るっていた漆黒の剣とは比べ物にならぬほど、ちっぽけで弱々しい。
最も優秀な人種である我らには、より弱き者を守る義務がある。
それこそ、ネオナチの掲げた理想にして、ボー・ブランシェの信念であった。
ネオナチ上層部の思想がそうでなかったとしても、ネオナチが崩壊してしまったとしても、ボーの中でその信念は輝き続けていた。
が、ここに至って、ボーは疑問を抱いてしまう。
もしかしたら自分は守られるべき弱者なのではないかと、そんな事を考えてしまう。
一度浮かんでしまえば、その考えは正しいように思えた。
思い返してみれば、朧には手も足も出ず、御神苗優には一杯食わされてばかり、自慢のスピードさえジャン・ジャックモンドに敵わず、そして鬼丸猛には完膚なきまでに敗北した。

「この私は、世界最強の男ではないのかもしれないな……」

意図せず、ボーの拳を握る力が弱くなる。
同じ弱者でありながら弱者を守ろうとしていた自分が、とても滑稽に思えてしまう。
現に、先ほどもそうだったではないか。
強者であるテッドに、守られてしまったではないか。
あれこそ、ボー・ブランシェが弱者である証明ではないだろうか。

「だがッ!!」

解かれかけていた拳を握り直し、ボーはすぐ近くにあった樹木に叩き付けた。
直径一メートルはありそうな幹の全体に、亀裂が走っていく。

「もし周りが強者ばかりだとしても、そやつらと比べればこの私は弱者であったとしても、それでもッ!」

ボー・ブランシェは、世界最強ではない。
スプリガンの連中に負けた事があるし、ついさっきも鬼丸猛に敗北した。
数度目の敗北を喫して、やっと最強ではないと認めよう。

「弱者を守る強者は、誰より優秀でなくてはならないッ! その強さを弱者を守るために使わねばならない! いくら強かろうと、あの角ハゲではいかんのだ!」

しかしプライドが折れたとしても、胸の奥深くに刻まれたハーケンクロイツが曲がる事はない。
ネオナチの理想を捨ててしまうくらいなら、何も為さずに野垂れ死ぬ方がよっぽどマシである。
そもそも、プライドが折れるのは初めてではない。
朧に完膚なきまでにやられた際にも、薬に頼っていた己の心の弱さを受け入れたではないか。
結果として、今ここにいるボー・ブランシェは薬頼りだった頃より遥かに上回る強さを手に入れている。
折れてしまうようなプライドを抱いていたことは恥だが、おしまいではない。
むしろ、始まりだ。

「そうだッ! よりいっそう努力を欠かさず、今までよりさらに精進を積み、かつてないほどの研鑽を重ねていけばッ! この私は再び……」

殴り付けた樹木が、ゆっくりと倒れる。
舞い上がった葉の中で、ボーは断言するような口調で言い放つ。
誰かにではなく、自分自身に向かって。

「世界最強の男! ボー・ブランシェだッ!!」

決意新たに、ボーは植物園を後にする。
リュックサックから取り出したパンをかじりつつ、駆け出していく。
テッドの無念を晴らすべく鬼丸を倒さねばならないし、キース・ブラックのプラグラムを破壊せねばならないし、強者には劣る自分よりも弱い人々は守らねばならないし、再度世界最強の男にならなくてはならない。
やらねばならない事は多いし、どれもこれも大きすぎる。
いかにボー・ブランシェといえども、走らねばならないほどだ。



【D-1 植物園/一日目 朝】

【ボー・ブランシェ】
[時間軸]:COSMOS戦にて死亡後
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:ランダム支給品1~3、基本支給品一式
[基本方針]:弱者を助けつつ、主催者を倒す。暁を探し戦力を整え角ハゲ(鬼丸)を倒す。




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061:テッドという漢 ボー・ブランシェ 096:禁句
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