「…ひーまー!」
なんて叫んでみても、状況がかわるわけもなく。
彼女、安井絵里奈は退屈していた。
せっかく今日で定期テストが終わったってのに、憂さ晴らしにカラオケでも行こうにも友人はみなデート、デート、デート。
「あーあ、なんであたしには恋人の1人や2人もいないのよー!」
などと愚痴りながら、あてもなくフラフラと歩き回るが、彼女の憂鬱が解消されることはなかった。
なんとなく、近所の雑木林に寄ってみると、草むらの中に座り込んでいる1人の少女の姿が目に入った。
白いワンピースを着て、こちらに背を向けて座っている。
(…かわいい)
真っ先に思い浮かんだのはその言葉だった。
綺麗な黒い長髪で結われた三つ編みが純白のワンピースと透き通るような肌をさらに引き立て、それでいて―――
(…って、何考えてんの私!これじゃまるでロリコンじゃない!)
絵里奈は心の中で自分に軽くツッコミを入れ、でもせめて顔くらいは拝んで帰ろう、と思って近づいた時、少女が少し声を出していることに気付いた。
それも普通の声ではなく、「あっ…!」とか、「んん、っ…!」といった、色っぽい声を。
よく見ると、両手がせわしなく動いているようにも見える。
(え…これってまさか…!?…いやいやいや、そんな、こんな小学生くらいの子が、まさかね!)
「あ、はぁ、っ!あ…―――っっっ!!」
無理矢理自分を納得させようとした絵里奈のことなど露知らず、少女は一段と高い声をあげ、身体を震わせた。
一瞬の沈黙ののち、少女ははぁっ…はぁっ…と荒い息を整え、絵里奈のほうに振り向いた。
「ふぅ…。で、お姉さん、何の用ですか…?」
「え!?あ、ああああたしはその、たまたま通り掛かっただけのしがない女子高生だけど!?」
こんなあどけない少女の自慰行為を見てしまったという後ろめたさと、振り向いた少女の色っぽさに当てられて、絵里奈はすっかり動揺してしまった。
もっとも、平日の昼間で人気がないとはいえ、雑木林の中などで自慰をしていた少女の方に落ち度があるのだが。
「そ、そそそそれより!お嬢ちゃんは、こんなところでナニしてたの!?」
「何って…野外オナニーですけど」
「そーいうこと女の子が言っちゃらめええええ!」
どうやら、少女は自慰を見られたことについてなんとも思っていないらしい。
(これじゃ、キョどってるあたしの方が変な子みたいじゃない…)
絵里奈はなるべく冷静になろうと努めた。とにかく、この少女に一言言ってやらなければ気が収まらない。
「あのねお嬢ちゃん!そもそも…」
「あの、お嬢ちゃんっていうのやめてもらえませんか。私にはちゃんと、大河珠姫って名前があるんで」
「はいはい、珠姫ちゃんね。で、どーして珠姫ちゃんは昼間っからこんなとこでオナ…うっ、えっちなことなんてしてるわけ?学校は?」
「お姉さんこそ、どうしてこんなところにいるんですか」
「ちょっと珠姫ちゃん、自分は名前で呼ばせといてあたしのことはお姉さんなんてズルいじゃない?ちゃんと絵里奈さんって呼んで」
「すいません、絵里奈さん。で、絵里奈さんはどうしてここにいるんですか?」
「高校には定期テストってものがあるの!はい、次珠姫ちゃんの番!学校は?」
「サボりです。どうせ私がいてもいなくても変わりないんだから」
「でも、お友達やご両親は…」
「みんな、私のことなんてどうでもいいんです。私をまともに見ようともしない、私のことを理解しようとしない」
それまでと違い、どこか悲しそうな目をしながら、珠姫はそう呟いた。
そして絵里奈は、そんな悲しい境遇の少女を放っておけるような人間ではなかった。
気付いた時には、珠姫は絵里奈の腕の中に抱かれていた。
「絵里奈、さん…?」
「嘘だよ…!そんな悲しい話、ないよ…!親も友達もそんなことするなんて、絶対嘘…!」
「残念ながら本当のことです。少し同世代の子から浮いてるということだけで、私は周囲の他者全てから拒絶されました。殺されたり捨てられたりしなかっただけ、まだマシってものです」
「じゃ、じゃあ!」
絵里奈は珠姫の肩を掴み、しっかりと目を見つめ、叫んだ。
「あたしが珠姫のこと理解する!あたしが、珠姫を大事にする!」
「あなたが、私を理解する?今知り合ったばかりなのに?」
「これから理解していくの!とにかく、あんたを1人になんかしない!ずっとあたしが傍にいる!」
事情を知らない他人が聞いたら、まるで告白とでも思うような言葉を、絵里奈は恥ずかしげもなく叫んだ。
固かった珠姫の表情が、ほんの少し綻ぶ。
「絵里奈さんのこと、信じていいんですか…?」
「もちろん!そのかわり、あたしは一度決めたら全力でいくから、珠姫もちょっと覚悟して…え?」
絵里奈の言葉が終わる前に、今度は珠姫のほうから絵里奈の胸に飛び込んだ。
一瞬戸惑った絵里奈だったが、珠姫の頭にポンと手を乗せ、軽く撫でてやる。
(やっぱり、こーいうとこは子供だなあ)
などと微笑ましく、まるで母にでもなったかのような気持ちでいると。
「…理解、してくれるんですよね?」
「…ん?―――きゃっ!?」
視界が突如、満天の青空に変わる。中腰で珠姫を抱きしめていたため、バランスを崩して倒れてしまったのだろう。地面の芝生のおかげで、目立ったケガはなく済んだが。
「あたた…って何してんのよっ!?」
見ると、絵里奈の上に乗っかった珠姫が、絵里奈のカッターシャツのボタンを外していた。早くも上の3つが外され、胸元の素肌とブラが外気に晒されている。
「私のこと、理解してくれるんでしょう?だったら、私がエッチな女の子だってことも理解してもらわないと。」
「いや、それとこれとは別…ってちょっ!シャツ脱がすなああ!」
「ちょっと強硬手段でいかせてもらいます。確かめたいことがあるんで」
話している間に、珠姫は全てのボタンを外し終えていた。
そのままシャツをずらし、絵里奈の腕を頭の上で組ませてシャツで縛る。
「ちょ、やめてー!放せー!襲われるー!」
「そんな大声出したらさすがに人が来ますよ。小学生にレイプされる女子高生、なんて紹介されて1番恥ずかしいのは誰ですか?」
「う…!」
流石にそれはマズイと判断し、絵里奈は口をつぐんだ。
しかし、もはやブラしか付けていない自分の上半身を珠姫に舐め回すように凝視され、冷静でいられるわけもなかった。
「絵里奈さん、やっぱり胸大きいですね」
「この状況で言われても嬉しくないわ…。ねえ、いつまで見てるつもりなの?」
「待ってください。…やっぱり、見ただけじゃわからないな…実践あるのみ、です」
「実践って何を…ひぁっ!」
いきなり胸から電流が走り、絵里奈はのけ反った。
見ると、珠姫の指が、ブラの頂点を軽く摘んでいた。
「やっぱり…絵里奈さんの乳首、硬くなってます」
「やっ、あ…!放し、てぇぇ…!」
「絵里奈さん、敏感ですねー。ここ、そんなに気持ちいいんですか?」
少し笑みを浮かべながら珠姫が問い掛けるが、絵里奈は満足に答えることもできない。
指が離れ、ようやく深呼吸出来るようになった。
「ぁ、はぁ、は、ぁ…いきなり、何すんのよぉ…」
「ちょっと確かめたかっただけです。絵里奈さんが変態かどうか」
「なあっ!?変態なのは珠姫のほうでしょ!?」
「失敬ですね。私のオナニー見て興奮してたんでしょ、絵里奈さん?ほら、ここも」
「きゃっ、ちょ、何すんのよっ!?」
絵里奈の上から降りた珠姫は、絵里奈の足元に寝転び、スカートの中に頭を突っ込んだ。
「あんた、どこ入っ―――あん!」
今度は股間から、さっきより激しい快感が絵里奈を襲った。
ねちゃ、ねちゃと卑猥な音を出しながら、珠姫の指が絵里奈を責め立てる。
やっと股間から離れた珠姫が、自身の指を絵里奈の眼前に見せ付ける。
「ほら、見てください。これ、絵里奈さんの愛液ですよ?やっぱり絵里奈さん、私のオナニー見て濡らしてたんですね」
「ち、違っ…!それは、さっきあんたが指で…」
「じゃあ、ブラ越しに乳首を弄られるだけでこんなに濡らしたんですか?絵里奈さん、ずいぶんエッチな身体してるんですね」
「…あんた、性格悪い…」
「理解してくれるんでしょう?私が、こういう性格だってことも」
絵里奈は、先程の自分の言葉を心の底から後悔した。
目の前の少女は、小悪魔なんてもんじゃない。まさしく悪魔だ。
「わかった、わかったわよー!煮るなり焼くなり好きにしなさいよー!」
「ふふ…じゃあ、お言葉に甘えて」
珠姫の手が、絵里奈のパンティを引きずり下ろした。スカートもめくられ、絵里奈の秘部を隠す物は何もない。
「ちょ、ちょっと!いくらなんでもそれは恥ずかし…っああ!ん!や、あ!」
「すごい…絵里奈さんのナカ、ぐちょぐちょてすごく熱いです…」
「そんな、言っちゃ、やだぁ!ん、だめ、激し、あ、あ!」
絵里奈の懇願も聞き入れられず、珠姫の指は膣の中を蹂躙する。
「絵里奈さん、もしかして経験ないんですか?」
「そうよぉ、初めてよぉ…っ!ん!珠姫こそ、なんでこんなに、じ、上手なのっ!」
「私も初めてですよ?そういう本で勉強しただけです。こんなこととかも、ね」
絵里奈の意識が性器に集中している隙に、ブラも剥ぎ取る。
珠姫の舌が乳首に触れると、絵里奈は不意打ちの快感に身を悶えさせた。
「あ、舐めない、でぇぇっ!それ、ヤバいのぉっ!」
「ん、れろ…絵里奈さんは胸が敏感、ですね」
「やだ、だめ、つぅっ、あ、っあん!やめ、あ、あたしだめ!」
「あ、イキます?ふふ、思ったより早かったですねえ、どうぞ」
「あぁんっ!イク、イっちゃ、イっちゃぅぅぅぅああぁぁぁぁぁぁ!!」
珠姫がさらに侵入させた2本の指と舌での責めに限界を迎え、絵里奈は果ててしまった。
がくがくと身体が震える。
珠姫は満足そうな顔をして指を引き抜いた。
腕を縛っていたシャツをほどき、絵里奈の上体を支えて起こしてやる。
「はぁ、はぁっ、はっ、ごめ、たまき…」
「いえいえ、絵里奈さんの乱れるところ、すごく素敵でしたよ?」
「う、うるさ…っん!」
またもや不意打ちで、珠姫が乳首に吸い付いた。
絵里奈が喋ろうとした言葉は、喘ぎ声に変わってしまう。
「あ、まだ、あたし動けな…っ、あん…」
「大丈夫です、ちょっとオカズにするだけなんで」
「あんた、何言って…あぅ!んっ、両方なんてダメ、え…!」
珠姫は片方の乳首を舐めながら、指でもう片方の乳首を摘んだ。
「んんっ…!れろ、ふ、う…!」
「あぁぁっ、珠姫ぃっ…!」
「あ、は、あ…っ!んんっ…!」
絵里奈は、珠姫の責めが少し弱くなってきていることに気付いた。
快感に耐えながら珠姫の方を見ると、自分でワンピースの中に手を突っ込んで慰めていた。
(まだちょっと力入んないけど、うまく体重をかけて…)
「んあ、あ、え…いっ!」
「ふぁっ…!?」
「ふふふ、これで形勢逆転ね」
珠姫を押し倒し、絵里奈が不敵な笑みを浮かべる。
「まさか、もうそんなに動けるとは思いませんでした」
「あんたねえ、自分でえっちなことしながらあたしをイカせられるとでも思ってんの?女子高生ナメんじゃないわよ!」
「舐めないでー、それヤバいのー!…とか言ってた人の発言とは思えませんね」
「う、うるさい!とにかく、あんたもさっさと脱ぐ!」
少し体を浮かし、珠姫のワンピースを脱がしてしまう。
小学生らしい起伏の少ない身体と、それに似合わず愛液を垂れ流す秘部が露になった。
「あんた…下着は?」
「さっきオナニーしてそのままなんで、ポーチに入れっぱなしです。流石の私も、常日頃からはいてないわけじゃありません」
「ああ、そうよね、びっくりした…まあいいわ、じゃいただきます」
絵里奈は珠姫の足を強引に開かせて股間に顔を埋めると、割れ目に舌を這わせた。
「んちゅっ…んあ、ヘンな味ぃ…」
「あぁっ…!絵里奈さんっ、クンニ気持ちいいですっ…!」
「あんた程じゃないかもだけど、あたしもちょっとレズに興味あってさ…ん…いろいろ、勉強したのよ?」
「ひゃあ、ん…っ!やっぱ、り、絵里奈さんも変態なんじゃないですかっ…!」
「うるさい、口答えする子にはこうよ」
勃起している珠姫のクリトリスを口に含み、甘噛みする。
断続的に舌で舐め、甘噛みし、珠姫を責め立てる。
「ひゃあああんっ!や、あ、あ!えりなさぁんんっ!」
「さっきのお返しよ、ほら、イっちゃえ珠姫ぃ」
「あ、や、あ、あ、―――――っっ!!」
クリトリスへの責めを継続しながら、膣に指を差し込む。
いつもの自慰での指による刺激の何倍もの快感を与えられ、珠姫は呆気なく果てた。
「ふふ、所詮小学生なんてこんなもんよ」
「ふぁっ…あ!だめ、くる…!えりなさ、あん、離れっ」
「え?…きゃ!」
ひくひくと痙攣する珠姫の股間から黄色い液体が噴き出し、絵里奈の顔を汚した。
「ああん、やあっ…!…あはは、おもらし、しちゃいました…!」
「見りゃわかるわよ…ふぅ」
「ごめんなさい…」
先程までとはうってかわって弱気な表情の珠姫に気を良くしたのか、絵里奈は珠姫を軽く抱きしめた。
「いいのいいの、まだ小学生なんだから仕方ないわよ。それより―――もう1回、どう?」
「もちろん、です」
やはり耳元で囁くというのは効果が高いらしい。珠姫はあっさりのってきた。
絵里奈は珠姫の足の間に自分の足を割り込ませ、秘部を珠姫の足に押し付ける。
「1回やってみたかったのよね、これ…っあ!ちょっと珠姫、いきなり動いちゃっ、あ!」
「あぁっ…!これ、すごい、です…っ!」
互いの秘部から溢れる愛液がふとももを汚し、ぐちゅぐちゅと卑猥な音が2人の理性を溶かしていく。
もっと、もっと、もっと――――。ただ快感だけを求めて、必死に腰を振り、乱れた。
「ああん!ん!あはぁっ!きもち、いい、よぉっ!」
「ふぁぁっ…!はぅっ、あ!んぁぁっ!」
「これ、やばっ…!いい、だめ、ああああん!」
「私、も、だめですっ…!イ、ク、ぅぅぅ――――っ!!」
「たまき、たまき、たまきぃぃっ!もう、あたし、だめぇぇぇっ!イっちゃ、あ、ああぁぁぁぁぁっっっ!!」
もはや絶叫のような喘ぎ声を上げ、2人は達した。
絵里奈の膣からはびゅっ、びゅっ、と潮が噴き出し、2人が倒れてから尚も身体を汚し続けた。
「…あれ」
「ああ、起きたー?」
珠姫が目を覚ました時、服は丁寧に着せられており、股間やふとももをつたう液体の感触もなかった。
「これ、絵里奈さんが?」
「そうよー。ちょっとティッシュ使いすぎちゃったけど」
「すいません、ご迷惑かけて」
「別にいいよー、一応あたしのが年上だし、これくらいはね」
「…ありがとう」
「なぁに言ってんの、あれだけ愛し合った仲じゃないのー。それにあたし、理解するって言っちゃったし」
絵里奈がひらひらと手を振る。
一方、珠姫はポーチから出した紙に何やら書くと、絵里奈に手渡した。
「ん、なにこれ?」
「私の電話番号です。…また、連絡ください…!」
それだけ言うと、真っ赤にした顔を押さえて走り去ってしまった。
「やれやれ、エッチの時以外はかわいいんだけどねぇ…ま、これからじっくり理解していくとしますか」
―――またね、私の小さな恋人。
絵里奈はもう誰もいない方へ手を振ると、自分もまた帰路についた。
最終更新:2009年08月14日 20:41