構文:integrate ["constant"もしくは"definite"] 変数 [階数]
代替コマンド名:integral
このコマンドは現在の数式もしくは関数としての現在の方程式の右辺を利用して、指定された変数に関する多項式の正確な記号的積分を計算します。もしうまくいくなら、簡約された積分が次の利用可能な方程式スペースに置かれ、表示され、そして現在の方程式になります。 デフォルトで微分の逆演算や原始関数として知られる、不定積分を計算表示します。 "integrate constant"は単にそれぞれの積分結果に一意に命名された(C_1やC_2といった)積分定数を加えます。この積分定数は実際にどんな定数にも設定されるかもしれない変数です。 "integrate definite"もまた積分ですが、あなたに定積分の下界と上界の入力を促します。もしg(x)をf(x)の不定積分とすると、定積分はg(上界)-g(下界)になります。 階数を指定することであなたは繰り返し積分をすることができます。デフォルトで一回積分します(階数=1)。 このコマンドは多項式の積分ができるだけです。
#3: (x^2) + (y^2) 3-> integrate Enter variable: x Integrating with respect to (x) and simplifying... (x^3) #5: ----- + (x*(y^2)) 3 5-> integrate constant Enter variable: x Integrating with respect to (x) and simplifying... (x^4) ((x*y)^2) #6: ----- + --------- + C_1 12 2 6-> integrate definite Enter variable: x Integrating with respect to (x) and simplifying... Enter lower bound: 3 Enter upper bound: 4 781 37*(y^2) #7: --- + -------- + C_1 60 6
構文:derivative ["nosimplify"] [変数もしくは"all"] [階数]
代替コマンド名:differentiate
このコマンドは現在の数式もしくは関数としての現在の方程式の右辺を利用して、指定された変数に関する多項式の正確な記号的導関数を計算します。それは遭遇する各演算子に対する適切な微分規則を再帰的に適用することによって行います。"nosimply"オプションが指定されなければ、結果はsimplifyコマンドにより完全に簡約化されます。うまくいくならば、導関数は表示された次の利用可能な方程式スペースに置かれ、現在の方程式になります。オリジナルの方程式は変更されません。 "all"を指定することによってすべての標準的な変数に関する現在の数式の導関数を計算します。それは各変数に関する導関数同士を加えたものと同等です。 階数を指定することによりあなたは微分と簡約化を繰り返し行うことができます。デフォルトでは一回微分を行います(階数=1)。 もし微分に失敗するならば、恐らく記号的対数が必要になったことが原因です。mathomaticでは記号的対数は実装されていません。また指定された変数を含んでいても、階乗、絶対値、床関数演算子は微分することはできません。このコマンドはほとんど全てを扱うので、数値微分コマンドは必要ありません。
1-> x^2+y^3 #1: (x^2) + (y^3) 1-> derivative all Differentiating with respect to (all) and simplifying... #2: (2*x) + (3*(y^2)) 2-> derivative Enter variable: x Differentiating with respect to (x) and simplifying... #3: 2 3-> 2 #2: (2*x) + (3*(y^2)) 2-> derivative y Differentiating with respect to (y) and simplifying... #4: 6*y