桜花作戦の奇跡的大成功から3ヶ月……
多くのものが犠牲になり、多くの者が悲しみに暮れていた……
その陰で、一筋の希望を与えたのは、名もなき衛士であった。
その者は、己の知識と技術を生かしこの世界を救おうとした……
しかし、彼は、この世界の人間ではなかった。
それでも彼は、この世界を救うと誓い、己の愛する者や大切な仲間を救うと決意した。
何が彼をそこまで動かしたのか?彼を動かしていたものは……
一重に愛する者のためであった……
そして、彼と彼の仲間は、
“英雄”と呼ばれることになった……
しかし、その活躍を……
“誰もが知っていても”
“誰も彼らの事を知らない”
そう……一部の人を除いては……
今、また新たな人類の歴史が始まる。
今、名もなき衛士が残したものは、受け継がれ、紡がれていく……
この物語は、後に“歴史に名を残すことになる若者”たちの物語である。
2002年4月7日
百里基地・入隊式
「貴官等勇気ある若者を歓迎する!貴官等は、我々人類の礎となりこの世界から憎きBETAどもを駆逐せねばならない。」
「そのために、厳しい訓練を行うが誰も脱落せぬようお互い助け合い貴官等がみな、第一線で戦えるよう我等も尽力しよう……」
「……この世界が、数十年後には平和な世の中になるよう貴官等も尽力して欲しい!以上!!これで、話を終わる!」
「以上で、基地司令よりのお話は終わります。続いて……」
「以上で入隊式を終了とする、敬礼!」
4月7日 12:00
ここから歴史は、紡がれるのだ。幾重もの奇跡を残した名もなき衛士たちの志は、受け継がれていく。たとえ、彼らのことを知らない若者であろうとその残したものを駆使し若者たちは、この地獄を生き抜いていく。
そして、この世界で生きた証を残すだろう。願わくば後世の礎となり二度と若者たちが戦地に赴き散っていくことのない世界に出来るであろうと私たちは、信じている。
そして、若者たちは、今日のこの日から旅立っていくのだ……
最終更新:2009年09月13日 12:08