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クレイジー板東

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クレイジー板東 ◆Wi6WwKPWNY


葛飾区の、とある路上。
ここに、一人の中年男性が佇んでいた。
彼の名は板東英二。かつて甲子園を沸かせ、プロでは中日ドラゴンズのエースとして活躍した大投手である。

「ほんまにもう、えらいことになってしもうたなあ。かなわんわ」

眉間にしわを寄せながら、板東は誰に言うでもなく呟く。

「まあ僕ももう若くはないからね、死ぬことに対する覚悟はある程度できてるけど……。
 それでもこんなことで死ぬのは嫌やなあ。
 それに、若い子達も連れてこられてきてるみたいやし……。
 なんとか殺し合いなんてもんを止める方法はないかなあ……」

腕を組み、脳をフル回転させて板東は考える。
単純な暴力で解決するには、自分にはあまりにも力が足りない。
ならば……。

「野球、やな……」

板東の口から小さな、しかし力強い言葉が漏れる。

「協力してる人を9人集めて、僕らをここに連れてきたやつに野球で勝負を挑む! これが最善の策やな!
 問題はチームを作れるほどの人数が集まってくれるかどうかやけど……。これは頑張るしかないな。
 よし、そうと決まればさっそく行動や! そういや、さっきの場所にはイチロー君がおったな……。
 彼がいれば、戦力は一気に上がる……。絶対に見つけ出したいところや。
 待ってろよ、イチロー君!」

この場でおのれがやるべきことを見いだした板東。
彼は精悍な顔つきを浮かべ、全力で走り出した。
最強のナインを結成するために。


【葛飾区・亀有公園前/一日目・日中】

【板東英二@実在の人物
[状態]健康
[装備]なし
[道具]基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考]
基本:野球チームを結成し、主催者に野球勝負を挑む
1:イチローを探す
2:チームに入ってくれる人を探す

017:キョンの奇妙なバトロワ 投下順に読む 019:第壱話 アッコ、暴走
017:キョンの奇妙なバトロワ 時系列順に読む 019:第壱話 アッコ、暴走
初登場! 板東英二 041:アトミック・ガール(仮称)の恐怖

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