Cエンド(真エンド)情報


注意:アップデートにて実装されたCエンド(真エンド)のネタバレを含みます。ご留意の上での閲覧をお願いいたします。












【攻略アイテム】


スカプラリオの片割れ

歪んだ者のシンボルが掘られたスカプラリオの片割れ。深紅色の上質な糸が結び付けられている。熱き想いを持った指によって何度も撫でられたせいだろうか、その字こそ薄れてしまっているが、磨かれた木の表面には次のような言葉が刻み込まれている。
『どんなに離れていても、どんな時でも、我らは一緒だ、エズドラス

=伝承=
「ついに戦いは終わりを迎えたのだ、兄よ。我が身の傷は心配するでない……この目を閉じれば、父なる神の御許へと、奇蹟が我を連れて行ってくださる。これを受け取ってくれ、我がスカプラリオの片割れだ。もしいつの日か、このスカプラリオが再びひとつになることがあれば、それは我がそう望んだということであろう。
我が兄よ、涙を流すでない。我は行かねばならぬが、我の声だけは、いつまでも、汝と共に」




歪んだ樹より育ちし鍵

樹の幹から生まれ出でた重々しい鍵。歯の役割をしている印象的な三つの節目を除けば、その表面は完璧な彫刻のように滑らかに磨き上げられている。頭部の一部は溶けた黄金で覆われている。この黄金こそ、クヴストディアの深き根本で囚われの身となってしまった裏切者への忠誠の証である。

=伝承=
自らの呼吸音だけが響く静寂の中、ディオスタドは木製の鍵をじっと眺めた。長い沈黙の末、彼はゆっくりと口を開いた。「いや、このような鍵は、この世界に二つとない」そう言うと彼は、杖として使っているランプに寄り掛かりながら歩き始めた。かの奇妙な扉がどこにあるのか、それを思い出させてくれるような手掛かりを見逃さないようにと、彼は周囲をくまなく見まわしながら歩を進めた。その扉の鍵穴であれば、この異常な鍵がぴたりと一致するはずだ。埃の被った古書だらけの、長い長い廊下を進んでいくディオスタド。湿気の高い空気のせいで腐ってしまい、今にも壊れそうな木製の書棚の数々を横目に先へ先へと進んでいく彼の耳に突然、軋むような音が聞こえてきた。それは、節目のついた木製の鍵が、意志を持って目覚めたのかのように、彼の掌の中でこれまで以上に捻じれ始めた音だった。その様子を目の当たりにしたディオスタドは、探していた扉に辿り着いたことを悟るのであった。

※関連人物:C_ディオスタドC_エズドラスC_黄金の貌
※関連エリア:禁書の図書館



裏切者の切断されし右目

死者の歌声イシドラの大鎌を装飾していた黄金の眼球。深き根本の暗闇の中に永遠に閉じ込められることになった黄金が溶けし貌は、あまりにも多くのものを見過ぎたとして、その両目も奪われることとなった。彼を監視するよう命を受けた納骨堂の淑女、その彼女と共に旋律を歌い上げていた遺骨は、真の闇の中に新たな墓場を見つけたのであった。

=伝承=
家々から飛び出してきた子どもたちは、彼女の元に駆け寄りながら声を張り上げた。「ねえイシドラ! 歌って歌って、イシドラ!」しかしその夜、舞台の衣装であるきらびやかな服をまとったままのイシドラが、子どもたちのためにその歌声を披露することはなかった。
その代わりに共同墓地へと向かった彼女は、アルベロの古い教会、その地下深くにある納骨堂へとつながる入り口で歩みを止めた。興味を持った子どもたちは鉄の門扉の目の前で足を止め、静かに黙ったまま彼女の様子を見守った。彼女が口を開き、歌い始めたのはその時であった。今までに誰も聞いたことのない詩を歌い上げるイシドラ。彼女が歌い始めてからしばらくすると、どこからともなく別の声が聞こえてくるではないか。地中深くから響いてくるその悲しげな旋律は彼女の歌声とひとつに重なり、美しくも哀悼に溢れるデュエットを奏でた。するとイシドラは石のアーチをくぐって奥へ奥へと進んで行き、背後の扉を閉めた。彼女の歌声が遠ざかっていくにつれて、新しい歌声がひとつまたひとつとその合唱に加わり、彼女と共に旋律を奏で始めた。まるで、階段の奥底で何十人もの聖歌隊が彼女を待っていたかのように。やがて歌も終わりを迎え、地下深くから響いてくる最後の旋律を聞き届けた子どもたちは、それぞれの目元に涙を浮かべながら墓地から歩き去っていった。こうして墓地には再びの静寂が訪れた。
その後、旋律を奏でる淑女の姿を見た者はいなかった。そうして彼女はこの夜以降、納骨堂の淑女イシドラ、使者の歌声イシドラとして人々に語られることになったのであった。




裏切者の壊れし左目

深海に潜んでいた怪物の眼窩から奪い去られた、黄金で出来た眼球。こちらの世界へと追放された裏切者は、彼が見てしまった真実を記憶し続けるという罰を科された。彼の眼球の片方は海へと運ばれ、そのまま消え去ったはずだった。しかし眼球が捨て去られた海域は、そこを通ろうとするあらゆる船を飲み込む、海における墓地と化したのであった。

=伝承=
「汝に呪いを。奇妙なシンボルを形取りながら見悶える、黒き水の中にある汝の影に呪いを。我らが月の青白き光を反射する、汝の白き鱗に呪いを。形無き汝の首を飾り立てる宝石に呪いを。そして汝の眼球に――汝の目の前で死ぬよう、人の子も嵐も等しく手招き寄せるその黄金の眼球に呪いを」

※関連人物:C_シエルペスC_黄金の貌



克己の聖傷

クリサンタに真実を示し、その銀の双眼を開くため、追放されし貌が彼女へと授けた印章。しかし天の意志によって作られた鎖により、その両眼は再び閉じられてしまった。
この印章を手にしたことで、反転の玉座の先にある道を歩めるようになった。かの地こそ巡礼の最終地点、教皇エスクリバーが辿り着くことのできなかった、パリウムとベルベットの地である。


=伝承=
『サント・クレド 禁節』
「贖罪のための行動や終わりなき罪悪感、それらを越える苦しみを魂に与えるのは、四つ目の傷のみである。最も辛く苦しく、禁じられた痛みをもたらすのは、四つ目の傷のみである。それこそが失われた魂の、最も偉大にして最も真なる傷。黄昏の創傷である」





【ロザリオ】


雪花石膏の輝く鱗

石のように硬い一片の鱗。その白さには一切の混じりけがなく、青白い光に晒すと、特に持ち主の身に危険が迫っていると、強く明るく輝き出す。その青白い光が悔悟者に力を与えることで、背後からの攻撃をブロックできるようになる。

=伝承=
「船長へ
私たちがこの黒い霧の中に閉じ込められてから、もう五日間は経とうとしているでしょうか。ここには動くものも、生けるものも、息をするものもいません。あるのは残響と影だけ。油のように黒い水に浮かぶボートですら、揺れ動くことはありません。そしてまた、蛇に関する手がかりも何一つ見つかっていません。
水面に映り込んだ、痩せこけて疲れた様子の自分の顔が徐々にこちらへ近づいてくる様子を見ていると、まるで水中へとゆっくりと沈んでいるかのような気分になります。ここが私たちの墓場となるのでしょう。もはや、後戻りはできないのですから。
瓶に入れたこの手紙があなたの元に届くことを祈っています。あなたのような船長を持てたこと、光栄に思っています。
どうか私たちに、海の慈悲がありますよう」

※関連人物:C_シエルペス




【懺悔の剣の心臓】


懺悔の剣の誠なる心臓

罪を抱えし剣の本来の核。剣が生まれ出でる前に奪い去られてしまった。心臓を作り出した意志そのものに抗う力を武器に与え、剣を完全無欠なものへと昇華させる。
剣が本来の目的を成就できるよう、剣が持つ強さを上昇させる。

=伝承=
四、其れは父なる神を最も信奉した信者の数。四、其れは第一の奇蹟をその眼で目撃した者たち。四、其れは手足の関節が歪み捻じれながら、高く育ちゆく樹の一部と化していく若者の前で祈りを捧げた者たち。四、其れは父なる神が息絶える寸前に発した三語を聞き遂げた者たち。四、其れは液体の黄金が流れ出でる、捻じれた樹が育ちゆく様に敬服し歓喜した者たち。四、其れは第一の奇蹟をその眼で目撃した者たちであった。しかし奇蹟そのものを見ることができたのは一人のみ。彼がその眼で見た奇蹟の姿、運命、起源。それこそが神聖なる三位一体であり、天の意志である。





【遺体の声】


遺体999_納骨堂_1

遺骨の歌声に挑む恐れ知らずで哀れな魂に、奇蹟の加護があらんことを。 自らの歌を止める者を、彼女が許すことは決してないのだから。

※関連人物:C_死者の歌声イシドラ


遺体999_哀悼と破滅_2

我々は戻らねば。私は影を、黒い水中にある黄金を見た。 我々は戻らねば。海がその身を震わせるのは、あれがすぐ近くにいる時だけだ。

※関連人物:C_シエルペス









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最終更新:2023年01月15日 16:16