概要
ジブリール大公国の西の果て、砂漠のただ中にある、大規模な交易都市。
人口は7万ほど、守りの剣は4本ある。ル=ロウド、シーンの信仰が盛ん。
酒場近くにはサカロス神殿も多く、ティダンは砂漠地方のため畏れられ、ザイアの信者は少ない。
ナイトメアにも寛大であり、当局が盗賊ギルドを黙認していることもあり、
盗賊、ならず者、賞金稼ぎを含む大勢の人々が集まってくる。
そもそもこの都市は大破局後、蛮族に支配されていた城砦を盗賊団が奪還し、
そこに娼婦たちや商人が集まってできたので、盗賊に寛大だという背景がある。
そのあと大公の支配が及んだが、真に町を統治しているのは未だに盗賊ギルドのボスであり、
その正体は最初に城砦を奪った盗賊の末裔、あるいは本人だという噂である。
団体、人物
「白いライオン」を初めとするさまざまな盗賊ギルド、下部組織が存在する。
レーヴェ家、ローズ家などの有力な一族がその上に存在しているが、
それらに影響力を与えるボスがいて、誰にも正体を知られることなく指示を出している。
(このボス=都市の黒幕については無数の噂があり、実は蛮族であるとか、一人ではないとか、
実在しない作られた存在であるなどという話もある)
他にも「星月夜団」「黒の盗賊団」など多くのギルド無所属の団体、密売組織、愚連隊がおり、
ギルドとは互いに友好関係もしくは敵対関係にあり、どちらにしても全体のパワーバランスは保たれている。
彼らにとって共通のタブーは派手な行動を取ること、仲間に手を出すことである。
また最近、町の近郊で砂漠を航海する奇妙な船と、蛮族の姿が目撃されているが、
いくらたどり着こうとしても、蜃気楼のように決して到達することはできないと言われている。
その他
この都市が存在するのは、
ジブリール王国があるラクシアとは別の世界である。
歴史的な流れはほぼ同一であり、物語の舞台となるのは大破局から310年後の世界。
最終更新:2010年08月01日 04:37