《幻視の系譜》
このゲームの間、あなたの「幻視の系譜」のテキストは以下に変更される。その後、〔このカード〕をゲームから除外する。
「〔全てのプレイヤー〕はデッキのカード全てを抜き出し、〔冥界のカード全て〕を
裏向きにしてデッキに加える。その後、〔このカード〕と抜き出したカード全てをゲームから除外する。」
「幻想郷ではこれまでに数多の決闘が行われてきましたが、今後も更に数えきれない決闘が行われ続けるでしょう」
コメント
デッキを全て除外し、代わりに
冥界のカードを新たなデッキとするカード。
プレイ時に存在しているデッキのカードを全て除外してしまうため、ある意味デッキ破壊系カードの最高峰。
ただしその効果は2枚目以降に限られる。1枚目は「幻視の系譜」のテキストを変更するだけであり、いきなり効果を使えるわけではない(∵IR-7.1.12.d)。
テキスト変更後は、お互いのデッキを全て除外し、
冥界のカードを代わりにデッキにする効果となる。冥界のカードがそのままデッキとなるため、冥界のカードを再利用する事が出来る。
また「お互い」という点に注目すると、相手の冥界が少なければすぐさまライブラリーアウトを狙える。こちらを狙う場合、相手の冥界が肥える前に使ったり、
無縁塚などで枚数を減らすプレイングが有効である。このカードを使う場合、こちらを目的で使う事になるだろう。
他にもデッキのカードが全て除外されてしまうのを利用して、デッキに眠る
マエリベリー・ハーン/7弾を全て場に出したり、
コマンドカードを
宇佐見 蓮子/7弾で回収したり出来る。
- このように上手く決まれば一発で勝負を決める事の出来るカードだが、作戦阻止や禁弾『カタディオプトリック』で容易に対処されてしまう。さらに除外されるのは効果を解決出来た場合のみなので、無効にされると宇佐見 蓮子/7弾による手軽な再利用が難しくなる。
- 【自分ターン1枚制限】があるため、同一ターンに連続して使い即勝利、とはいかない。残念。
- ただし、理論上は1ターン目にプレイ可能なので最速ならば2ターンでデッキ破壊が完了する。理論上は
- カード名やフレーバーテキスト、記念すべき第十弾収録という事を考えると、このカードはこれからのVISIONの更なる繁栄を願ったカードと言える。
そのようなカードがデッキ破壊向けの効果なのは少々気になるが、難しい条件を満たしてこそ勝利を得られるという点ではとても似合っている一枚だろう。
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最終更新:2015年02月17日 14:16