《『西行寺無余涅槃』》
【ラストワード】
〔あなたの場の「西行寺 幽々子」1枚〕を破棄する。その後、〔あなたのデッキ〕を全て見て、任意の枚数の「西行妖」を抜き出し、手札に加えても良い。その後、デッキをシャッフルする。
(自動β):
メンテナンスフェイズに〔冥界にあるこのカードと「西行寺 幽々子」1枚〕をゲームから除外しても良い。除外した場合、〔あなたの手札にある「西行妖」1枚〕をあなたの場に
アクティブ状態で出しても良い。
幽々子の最大奥義、彼女の死、西行妖が満開になると反魂の術が完成し、幽々子が生き返ると同時に1000年以上の時の流れにさらされて死ぬ。
コメント
デッキから「西行妖」を全てを抜き出すという豪快なサーチカード。デッキ圧縮を行いつつ、差し引きで最大5枚手札が増える事になる。しかしその内容は当然バレている上に、サーチしたカードの単体での使い勝手次第は今ひとつ。
緑眼のジェラシーや
月の間諜といった大量の手札コストを必要とするカードのサポートにでもするか。
『反魂蝶』のサポートとしては、冥界に落ちないのが少し困ったところである。
さらに代償として幽々子自身は死を迎え、破棄されてしまう。もちろん後述の効果の布石にはなるのだが、このカードを単体としてみると活用しにくい
アドバンテージのために場、手札に1枚ずつの損を抱えることになるため、
『反魂蝶』のサポートカードとしての採用が無難だろうか。
ただし従来の『反魂蝶』デッキは速度と冥界肥やしに特化し、むしろ術者が不要であることをメリットとしている構築が主流。このカードの登場によって新たな姿を見せられるだろうか。
(自動β)は冥界のこのカードと術者を除外することで、手札から「西行妖」をアクティブ状態で場に出すことができる、という効果。
条件さえ満たしてしまえば
プレイ不要のノーコストで大型キャラクターが降臨してしまう。このカードをプレイしていなければならない、などの条件もないので適当に冥界を肥やせばあっさり成立する。
例えば
焔星『十凶星』の
維持コストを支払わずに破棄すれば8枚ほど冥界にカードが落ち、その中にこの組み合わせがあれば良いだけである。運こそ絡むものの自分ターンのメンテナンスフェイズに冥界を肥やせば
優先権を渡さないので妨害しづらく、出てくるのは文字通りフィニッシャークラスの化け物。単純にして強力な効果である。
ただし、あくまでも「西行妖」は手札に必要。従来の常識からすると手札にある「西行妖」は
死霊の復活などに備えノードに送られる事が多かったが、このカードを採用するならばそうは行かない。「西行妖」自身は単体では腐りやすいため、プレイングにより一層の注意が必要になるだろう。どちらかと言えば同じく手札からコストを踏み倒して出せる
西行妖/10弾向けの効果といえるか。
- 5ノードと場に幽々子、手札にこのカード、『反魂蝶』となんでもいいので最低2枚カードがあれば、『西行寺無余涅槃』で6枚サーチ→ディスカードフェイズで西行妖を2枚破棄→次のメンテナンスフェイズに(自動β)で手札の西行妖を場に出し西行妖、開花…を空打ちプレイで『反魂蝶』での勝利条件を満たすことができる。途中で相手にターンを渡してしまうのには注意。
関連
※名称に「西行妖」を含むカード
最終更新:2014年03月26日 09:23