《フランドール・スカーレット》

カードデータ

カード名 フランドール・スカーレット 効果:
☆このカードをプレイするにあたり、あなたのスマッシュゾーンにあるカード2枚につき、支払うべき使用コストを-[無1]してよい。
●[バトルスペースにあるあなたのユニットか、ベーススペースにあるあなたのベースを1枚選び、廃棄する]《クイック》あなたはこのカードをこのカードと隣接する対象のバトルスクエアにリリース状態で置く。
種族 デビル
種別 ユニット タイミング クイック
使用コスト 赤3無5 移動コスト 赤1無2
パワー 7000 スマッシュ 2

ゲーム外カードデータ

収録セット 東方零次元 ~紅魔郷&妖々夢~
No. 05
フレーバーテキスト 495年分の狂気。
Illustration キヨみん?

全てを破壊する程度の能力から、非常に強力な存在になった。
自分が受けているスマッシュ数値に応じてこのカードのコストを軽減する常在型能力に加え、起動型能力によりクイックで動き回れる特性を持っている。
自分の受けているスマッシュに応じてコスト軽減を行えるのは便利で、最大3コストまで差っ引ける。スマッシュが2点もあり、リリースインまで兼ね備えているこのカードを劣勢になればなるほど展開しやすくできるのは心強い。
そしてこのカードの真骨頂となるのがクイックタイミングでリリースインする起動型能力。自分のベースかユニット1枚を廃棄するだけでリリースして一歩動く事ができる。
ベースかユニットなら何でも良いので、自分の展開したカードが片っ端からこのカードの動く糧となり相手の懐に飛び込みやすくなる。
そして脅威のクイック移動がここで光る。クイックというスピードで起動可能なので、相手のターン中でもこのカードは四方八方に動く可能性を持つ。スマッシュするために動いた中央エリアで相手が何らかのユニットを直接投下してきた際にも、それにスタックして一歩ずらす事で簡単に逃げ切ってしまう。《八雲 紫》《西行寺 幽々子》のような除去するラインやスクエアが決まっているカードに対しても抗力を発揮し、自らのカードをコストにし続ければ死ぬほど生き残る事も決して不可能ではない。
それに加え2点スマッシュ持ちと十分フィニッシャークラスの性能があるので、ギュッとしてドカーンどころではないほどの破壊力を発揮してくれるだろう。

除去されにくい反面要求コストには注意したい。
少なくとも自分のカードを犠牲に動いているので、自ら負うアドバンテージ損失には常に気を配ろう。
対処し辛いこのカードを真っ先に狙わず、逆にこのカード以外のバトルスペースに展開してきたユニットやベースから潰そうとしてきた時にもある程度警戒しなければならない。
コスト軽減が機能していなければかなり重いコストであり、展開するまでに《騒葬「スティジャンリバーサイド」》《恋符「マスタースパーク」》のようなハンデスで刈り取られる危険も高い。
パワー7000は決して低くは無いが、《八雲 紫》で相打ちに取られ《幽々子&妖夢》のサイズには単純に打ち勝てない。それ以外でもフリーズしている《紅 美鈴》も倒せず何らかのカードで強化した《十六夜 咲夜》相手には簡単に対処される事もしばしばあり、《紅符「スカーレット・シュート」》?《亡舞「生者必滅の理-死蝶-」》?などの確定で刺さるカードに対しては逃げられない。
総じてスマッシュするための能力は高い反面、アタッカーとして見るならば若干物足り無さのあるカードになる。

それでも、対処されにくくスマッシュしやすいこのカードはかなり強い部類に入る。加えてシナジーしているカードも多いので、このカードを最大限活用するためのデッキを組んでみるのも面白い。
コスト要求でアドバンテージの損失を抑えたいのならば《迷い家》がまず筆頭に挙がる。このカードをコストに使用した後自己再生させればわずか1ターンで2歩も動くことができ、場に残しやすいので相手ターン中の保険としても使いやすい。ベースとしてなら《紅魔館》との相性も悪くない。破棄する前に《紅魔館》を起動させておけばかなり高いパワーを持って動けるのでビートダウンを行いやすくする。
自力でユニットも墓地に送ってしまえるため、墓地に送られる事でアドバンテージを生む《霧雨 魔理沙》を利用する事で能動的にドローに変換してしまう事も可能。
ハンデスなどを受けて墓地に行ってしまっても《妖々跋扈》を使えば即蘇生でき、破棄コストまでも確保する事ができるので相性の良い組み合わせは色々ある。
シナジーを探しこのカードを中核に据えて力強いデッキを組んでみよう。

  • クイックという素早さで動く事ができるのは、相手の除去やユニットの投下にスタックして相手の一歩上の行動を行う意義がある。
    最初からバトルスペースに廃棄用のカードを用意していなくとも、相手の行動を待ってスタックを積みなおせるため手札にユニットやベースを握りこんでいれば事前に対処されにくく強い。逆に言えば手札にあるカードの枚数分このカードが動くための行動力を握っているに等しい。
    ただコストとして廃棄を要求しており、スタックを積む段階でカードを使いまくった上で除去されると辛いので相手のエネルギー枚数や手札枚数などを考慮して計画的に使っていこう。
  • コスト軽減に加えカードを廃棄しクイックで動く2点スマッシュ持ちのカードと言えば、本家ディメンション・ゼロにおいてなら《融解戦機灼熱王》と呼ばれるカードを髣髴とさせる。《融解戦機灼熱王》はディメンション・ゼロにおいて制限カードになるほどの強力さを持っており、こちらもそのカードに及ばないもののやはりそれに近い強みがある。
    このカードは紅魔側のカードとも相性は悪くないが、妖々夢側のカードとも良いシナジーを持っているので自分なりにアレンジして伸び伸び使ってみせよう。

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最終更新:2012年12月04日 12:45