BAL-RlooN×インデックス
目次
概要
キャラクター設定
インデックス(CV:井口裕香)
『とある魔術の禁書目録』のタイトルの由来でもあるメインヒロイン…だったのも今は昔のお話。
一度目にしたものを完璧に記憶する「完全記憶能力」の持ち主で、その能力を使って10万3000冊もの魔道書を記憶「させられて」いる。別名「魔道書図書館」。
その力を狙われ、幾多のトラブルに巻き込まれ続けた彼女が上条当麻と出会ったところから禁書目録の物語は始まる。
小説版『とある魔術の電脳戦機』では、家で食っちゃ寝しながらバーチャロン三昧だった結果かなりの腕前に達しており、冒頭では上条当麻にゲームのコツを実技指導(?)していた。
彼女が持つ特異な能力は、専用機バル・ルルーンのパフォーマンスに少なからぬ影響を与えており、それは、ゲーム中でも物語の核心に大きく関わることになる。
バーチャロイド設定
バル・ルルーン
本作のオリジナル機体。ベースとなっているのは
バル・バドス。
小説版『とある魔術の電脳戦機』では「
インデックス専用バル・バドス」という名前で登場し、インデックスが自分用に外見をエディットしてカスタマイズしたバル・バドスという設定で描かれていた機体。ゲーム版では新たにバル・ルルーンという機体名を与えられ、バル・バドスとは別機体として性能の差別化が図られた。
なお、
バル・バドスも本機とは別に登場する。
<電脳暦における基本設定>
前述のようにバル・バドスをベースにした本作オリジナル機体であるため、電脳暦においては存在しない機体である。
バル・バドスの設定についてはそちらの項目を参照のこと。
Vita版初回限定版付属冊子のインタビュー記事によれば、鎌池氏がインデックスの機体としてバル系を選んだのは、『バーチャロンフォース』に登場する第三世代型バルシリーズのうちの一体である、「バル・メ・リーノ」のシルエットをシスター服に見立てる発想が元になったと語っている。
<本作における基本設定>
機体コード及び名称は「IDX-10/3000 バル・ルルーン」。
本作オリジナルの機体であるため、機体コードは通常の規則に則っていない(というか語呂合わせ)。
第二世代型VR「バル・バドス」を気に入ったインデックスが、MSBS Ver.20.5の機能「マテリアルアナライズ」を使用して自身の姿を模した外観に変更した結果生まれたのが、小説版の「インデックス専用バル・バドス」である。
小説版では腕ERLを自由に切り離せる描写があるなど、中身は普通のバル・バドスのままであったようだが、ゲーム版では「MSBS ver.55.55の機能拡張開発の際に使用された試作フレームをベースに、学園都市内で独自に開発、実用化された」という設定になっている。
公式サイトのバル・バドスの解説に「バル・ルルーンをあてがわれるまでは普通のバル・バドスが愛機だった」という言及があるので、小説版とは別機体という扱いのようだ。
ちなみにこの機体が生まれた理由は、メカデザイナーのカトキハジメ氏が
「インデックスが『禁書目録』のヒロインであることをみんな忘れかけているが、それじゃイカンだろ。ここらで一発それを思い出させてやらないと。というわけでオレは彼女のためにVRを作ってやる!」
と暴走モードに入りかけたため。
それを聞いた亙氏も、「(あっ、こりゃ止まんねーわと思いつつも)断る理由も無かったのでOKしました」と後に振り返っている。
ゲーム上の性能
手足をビット(ERL)として切り離し、多方面から攻撃をかけられるのが最大の特徴。
小説版でも触れられているように、従来のバル系列は扱いの難しい機体だったが、本機は禁書から入った人向けというコンセプトであり、初心者向けの性能となっている。
武装のエフェクトもインデックス専用のものが多く使っていて楽しいので、禁書からこのゲームに入る人にもおすすめ。
カラーリングバリエーション
|
名称 |
解放条件 |
解説 |
1 |
WHITE |
最初から |
小説版を再現した白主体のカラー |
2 |
BLACK |
最初から |
黒主体のカラー |
3 |
SHADOW |
選択不可 |
モブ等が乗る灰色のカラー |
スペック詳細
どの方向も全機体中平均~中の上程度のダッシュ速度を持つ。
テムジンやアファームド系のように前ダッシュに特化された機体と比べると、前が遅くて横や後ろに素早いと感じるかも知れない。
武装の性質上、LWを広範囲に散布したり、ERLに攻撃を任せて回避に専念したりする時に、横移動の素早さに助けられる場面は多いだろう。
ベテラン操作では横歩きがかなり素早い。ただし、スマート操作を選んだ場合や、ロックボタンを押しながらの歩きは遅くなる。
ジャンプ高度66。ジャンプ攻撃高度41~66。
ジャンプ高度はバル・バドスやアファームド系と同程度で、中の上くらいの高度。バドスやアファームド系と比べると、低い高度からも攻撃を出せる。
着地時の隙(着地硬直)が
エンジェランに次いで少なく、空中からの攻撃後に隙なく動くことができる。
空中ダッシュは移動中に高度がみるみる下がっていく。高度がゼロになると着地となるため、低空からダッシュすると移動距離が短くなる。
空中ダッシュの速度は地上同様、他の機体と比較してごく標準的な速度。
HP2250(14機中10位)/ST750(14機中10位)
全14機中では中の下くらいの性能。
武装
兵装 |
名称 |
解説 |
ライトウェポン |
エジェクタブル・リモート・ランチャー 【にゃ~・ビーム】 |
右腕のERLからリングレーザーを射出する。 性能はオリジナルであるバル・バドスのそれと同様であるが、バル・ルルーンの場合は形状がネコ型に変化している(上条当麻が三毛猫を飼っているため?)。 |
センターウェポン |
エジェクタブル・リモート・ランチャー 【ハンド・ビット】 |
両腕のERLを敵機に向けて射出し、頭上に達した時点で射撃攻撃を行う。 威力こそ低めだが、非常に長い射程距離を誇り、「自動で相手を狙う」特性を活かした時間差攻撃を仕掛けられる。 |
レフトウェポン |
エジェクタブル・リモート・ランチャー 【フローティング・マイン】 |
左腕のERLから浮遊機雷を射出する。機雷はゆっくりではあるが敵機を追尾し、さらに長い間フィールドを漂い続ける。 バル・ルルーンの場合は形状が金平糖やソフトクリーム等のお菓子に変化している。 |
バル・バトスと違って、TCW、JTCW以外で腕ERLを切り離すことがなく、また脚ERLは自動的に攻撃してくれるため、本体とERLとの同時攻撃がやりやすい。とは言え脚切り離しのゲージ消費が大きく弾切れを起こすため、計画的に使おう。
例えば中近距離では敵弾を消す性能の高いRW(猫耳リングレーザー)を本体に留め、身を守りつつ隙を見てLWやCWの脚ERLと挟み撃ちにする、遠距離では弾速の早いRWやCWの脚ERLを敵に送り、敵が回避行動を取っている間にLWのお菓子を大量散布する……といった具合に使い分けるといい感じ。
ERLに攻撃を任せて逃げ回りつつ削っていくのも良いが、射撃の威力はあまり高くないので、隙を見てERLと連携しつつの近接攻撃も仕掛けると良さそう。
ライトウェポン[RW]
従来のバル系のリングレーザーに相当する攻撃。ただしリングに猫耳がつく。
【RW】
Hit:60 ST:90
右腕のERLから猫型のビーム弾を放つ。
連射力が高く燃費もよいので、トリガーを押しっぱなしにしながらばらまくと効果的。
ダメージは低いが判定が広く、相殺性能が高めであり、とりあえず撃ってるだけでも無難な行動。
中近距離での防御の要。
【JRW】
Hit:60 ST:90
ジャンプして猫型ビーム弾を発射。
攻撃から着地まで無防備となる。
地上版に比べてやたら燃費が悪い。
ターボRW
【TRW】
Hit:75 ST:105
右脚のERLを切り離し、猫型のビーム弾を放つ。
切り離した地点から攻撃を放つため、射出してから移動して本体からも
射撃して多角攻撃を仕掛けよう。
RWゲージを消費するため、本体からもRWを打ちすぎると弾切れするので注意。
【JTRW】
Hit:75 ST:105
ジャンプして右脚のERLを切り離し、猫型のビーム弾を放つ。
空中から時間差で攻撃を仕掛けることができるため便利だが、
着地の際に障害物に隠れるなどの工夫をすること。
ダッシュRW
【DRW】
Hit:200-150 ST:400-300
スプリング状の連結猫型リングをを2発発射する。
密着から距離100辺りまで最大威力を維持し、距離300にかけて減衰する。
STゲージを大きく削るためバル・ルルーンの武器の中ではダウンを取りやすい。
近距離の硬直取り攻撃として使えるが、2発クリーンヒットしてもSTダメージは800。
テムジンら標準的な機体のST値が900なため、せっかく硬直をとってもダウンさせられないこともあり得る。
Hit:125 ST:150-75
前と同じくスプリング状のネコ型リングを1発発射する。
威力、STダメージともに前より低く、敢えて使う局面はないと思われる。
横Hit:60 ST:90
斜後Hit:60 ST:90
後Hit:60 ST:90
猫型リングを1方向に5連射。威力は前/斜め前に劣り、ダウンも取り辛い。
【JDRW】
前Hit:75 ST:105
斜前Hit:75 ST:105
横Hit:60 ST:60
斜後Hit:60 ST:90
後Hit:60 ST:90
横以外は地上DRWの横方向と同じく、威力の低い猫型リングを5連射。
地上と異なり、前/斜め前もダウンを取り辛いため反撃に注意。
横のみ十字型にネコ型リングを発射する。
トランジションRW
【トランジションRW】
Hit:50 ST:40
猫型リングを2方向に連射。威力は低いものの当てやすい。
発射後の硬直をダッシュでキャンセルできるため、ローリスクな
削り技として使える。
センターウェポン[CW]
【CW】
Hit:30 ST:30
両脚のERLを切り離して相手の頭上に飛ばし、ビーム弾を連射する。
ビーム弾の弾速は遅く、威力も低いが相手の頭上から攻撃できるため、
回避を強要することができる。
地形に左右されないのもポイント。
これで相手を動かし、試合の主導権を握ろう。
ハーフキャンセル可能。
燃費がかなりよいのでJCWを出すだけの隙を作れないときに牽制として出しておくと有効。
【JCW】
Hit:250 ST:300
ジャンプして両脚のERLを切り離し、レーザーを照射。
レーザーに当たった相手は一時的に痺れ状態となり、追撃のチャンスとなる。
横方向に強い銃口補正があり、射出後すぐジャンプキャンセルで急降下+ロック補足すると、発射と同時に素早く相手をサーチする。知らない相手には適当に出しても当たる。
また、レーザー自体の相殺性能が高いので、相手の頭上から射出し着地時にレーザーを盾にするように降りる図々しい攻めも可能。
リターンは大きいがジャンプ攻撃なので、ジャンプ中や着地を狙われないよう障害物を利用するなどの工夫をするといい。
ハーフキャンセル可能。
ターボCW
【TCW】
Hit:30 ST:30
両腕・両脚のERLを切り離し、相手の頭上からビーム弾を連射する。
CWよりビーム弾が増えるものの、両腕のERLも飛ばしてしまうため
本体からの攻撃ができなくなる。
使うならハーフキャンセルして左右どちらかの攻撃手段を残しておくのがおすすめ。
【JTCW】
レーザーHit:500 ST:1400
金平糖 Hit: 50 ST: 100
ガム Hit: 50 ST: 100
両腕・両脚のERLを切り離す。
二基のERLからレーザーを発射し残りの二基からガムと金平糖を発射。
高い位置から多くの弾をバラまけるので遠距離からの攻撃手段として使いやすい。
ハーフキャンセル可能。
レーザーがあたると70P。
ダッシュCW
【DCW】
全方向ともハーフキャンセル可能。
前Hit:30 ST:30
斜前Hit:30 ST:30
両脚のERLを切り離し、自機前方に配置してビーム弾を連射。
横Hit:30 ST:30
斜後Hit:30 ST:30
両脚のERLを切り離し、相手の頭上に飛ばしてビーム弾を連射。
後Hit:30 ST:300
両脚のERLを切り離し、自機の頭上に配置して金属片のようなものを
まき散らす。
非常に高いSTダメージを与えるため、寄ってくる相手を迎撃するのに役立つ。
一見バリアのようだが相殺性能は低い。
【JDCW】
各方向とも地上DCWと同様の攻撃となる。
トランジションCW
【トランジションCW】
Hit:30 ST:30
右脚のERLを相手の頭上に飛ばし、左脚のERLを自機前方に配置して
それぞれビーム弾を発射。
ローリスクな牽制手段となる。
両方射出すると武器ゲージを80%ほど消費するのでハーフキャンセル推奨。
レフトウェポン[LW]
従来のバル系のマインに相当する攻撃、ただし見た目がお菓子になっている。
【LW】
Hit:50 ST:100
左腕のERLから風船ガムを膨らませたような球状の弾(以下、ガム)を発射。
弾速が遅く誘導性が高いため、相手を長く追いかける。
とりあえず発射するだけで一定の効果があるので隙があれば撃っていこう。
ただし相殺性能は低いので相手の正面以外から撃つとよい。
従来のマインに相当する攻撃。
【JLW】
Hit:50 ST:100
ガムを4発発射。地上のものより弾速が速い。
ターボLW
【TLW】
Hit:50 ST:100
左脚のERLを切り離し、3方向に金平糖状の弾を発射する。
弾はバウンドしながら地上を進む。
広範囲に攻撃できるため、使いやすい。
【JTLW】
Hit:50 ST:100
ジャンプして左脚のERLを切り離し、金平糖弾を放つ。
地上版と違い、地面に落ちた金平糖がバウンドせずに地を這う。
高い位置から発射するため地形の影響を受けにくいが
ジャンプ攻撃のため地上のTLWよりハイリスクな点に注意。
ダッシュLW
【DLW】
Hit:100 ST:500
アイスクリーム状の弾を1発発射。
RWゲージが足りない時の硬直取りとして。
Hit:40 ST:200
アイスクリーム状の弾を3発発射。
少し進んだ後一度停止し、再度相手を狙って移動する。
牽制として使いやすいが硬直を狙われやすいため多用は禁物。
Hit:50 ST:100
ガムを5発発射。
Hit:50 ST:100
ガムを3発発射。
Hit:50 ST:100
ガムを4発発射。
【JDLW】
前Hit:100 ST:500
斜前Hit: 40 ST:200
横Hit: 50 ST:100
斜後Hit: 50 ST:100
後Hit: 50 ST:100
後ろ以外は地上版と同じ。
後ろのみ2列4発計8発のガムを発射する。
トランジションLW
【トランジションLW】
Hit:40 ST:90
アイスクリーム状の弾を3発発射する。
硬直をダッシュでキャンセルできるため使いやすい。
近接攻撃
ダブルロックオン距離84。
可もなく不可もなくといった感じの近接性能だが、脚ERLと連携して同時攻撃を仕掛けることで、相手にとってガードしても反撃しても背後からERLに撃たれるという、嫌な状況を作れる。
【地上近接】
Hit:500 ST:3000
両腕のERLからビームソードを形成して横に広げ、
体を回転させて斬りつける。
後ろにも判定があるがリーチは短め。
TCW、JTCWで両腕のERLを切り離していると攻撃判定が発生しない。
【空中近接】
Hit:300 ST:2000
左腕のERLからビームソードを形成して斬りつけ。
左腕のERLを切り離していると攻撃判定が発生しない。
【ダウン近接】
Hit:200 ST:0
左腕のERLからビームクローを形成し、相手に突き刺す。
相手機体の最大HPの1/10が上限値。
ブーストウェポン[VW]
竜王の殺息。
羽Hit: 60 ST:600
反射Hit:360 ST:600
黄金の羽根を自機周囲に散布する。
羽は相手の射撃武器に反応して高速レーザー弾を打ち返す。
羽自体に攻撃判定もある。
小ネタ
ERL切り離しはすでに切り離したERLを切り離そうとしても本来使用できるだけの武器ゲージがあれば消費する(もちろん切り離し済なのでタダの無駄)。
また、片方のERLを切り離した状態でCWなどで両方切り離すと、それも片方しか切り離せないのに本来のゲージ消費量を消費してしまう。
そのため、上記のような状況では必ず飛ばしたいERLだけを出すようにハーフキャンセルすることで、無駄な武器ゲージ消費をしないようにできる。
各モード攻略
ストーリーモード
第3章「サード」のサブ
ストーリーとして登場。サブとはいえ、クリアしなければ第4章に進めない。
ストーリーの最後に1on2→倒すと被ダメージそのままにもう1機出現するという、実質1on3の厳しいバトルがある。
このゲームで1対2という状況は極めて不利なので(バル系列のERLは、疑似的に2対1の状況を作れることが強みでもあるのだが)、とりあえずこの状況を何とかするのが先決。ERLを撒いて逃げ回りつつ敵2体を分断しつつ、隙を見て近接攻撃を当てていくなどして、各個撃破しよう。また3体のいずれも遠距離戦が得意でない機体なので、1対1の状況に持ち込めた後は距離を取って削っていきたい。
どうしても勝てないようなら、ストーリーモードを中断して練習し、中断したところから再開することもできるので、
トレーニングや
ミッションで練習を積んで、バル・ルルーンの特殊な攻撃手段に慣れておこう。
ミッションモード
ソロミッションや協力プレイ、特にスタンダード、アーケード、チャレンジのミッションでは、残りHPはスコアの評価対象にならないため、「僅かなポイントを死守して時間切れを待つ」という勝ち方ではスコアが低くなる傾向にある。
Sランククリアを目指す場合は積極的にダウンを取り、K.O.勝ちを狙っていく必要があるのだが、LWとRWを撒いて逃げ回るだけではどちらも難しいため、要所要所で近接戦を仕掛ける必要がある。
とは言え、ルルーンは決して近接が強力な機体ではないので(弱くもないが)、単に相手をダッシュで追いかけて近接攻撃を振り回すだけでは逃げられたり力負けしたりする。ERLとの連携で追い詰めていくのが良いだろう。
COM相手にはJCW→ジャンプキャンセル着地してロック→近接が比較的有効なので、隙を見て使っていきたい。
チュートリアル
チュートリアル4(LW攻撃)にインデックスが登場し、当麻とのやり取りを繰り広げる場面がある。もちろんボイスつき。インデックスのファンは、他は飛ばしても忘れずにチェックしておこう。
ちなみに内容自体は他のチュートリアル同様、テムジンの武装の解説である。バル系の参考になるのだろうか……?
最終更新:2021年01月23日 11:35