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13スレ第5戦(2)

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匿名ユーザー

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今回のジャッジは博麗神社の客引き。指定された日に参拝客を多く集めたほうの勝ちだ。
最初は霊夢が「身内だろうとなんだろうとたくさん連れてきて賽銭多く入れさせたほうが勝ちね!」と主張していたが、
「レスの中には賽銭なんて書いてない」などと映姫に指摘されて結局賽銭の額は考慮外。身内もなしに決まった。
とはいえ参拝客が来ればそれだけ賽銭が入る可能性は増えることには変わらないわけで、
気になった霊夢は今回の審判役としてこっそり四人の様子を見に行くことにした。
先に見つかったのはさとりとフランの二人。妖怪相手に布教活動を行っているらしい。

(……まあ、あいつらは第三の目や翼のせいで妖怪なのがバレバレだし)

あの二人が人里で信仰集めなんて無理だ。となると妖怪や妖精を相手にするしかない。
それは霊夢にも分かる……の、だが。

「誰にでも不安に思っていることはあるわ。それを解決するには29日に博麗神社に行くしかない。
 あなた、最近友人関係を不安に思っているわね。そこのあなた。
 探し物があるみたいだけど、博麗神社にいけば見つかるわ。そこの妖精は……」

さとりの様子はまるで怪しい占い師である。
ちなみに成果の程はというと、集まるどころかどんどん妖怪たちが離れていっている始末。
これがてゐ辺りだったら話術で騙して妖怪を集めて、ついでに怪しい壷でも売りつけるのだろうが。
これじゃ賽銭集まるどころか余計減っちゃうじゃない、と愚痴りながらもフランを探すと。

「その、29日に博麗神社に行ってほしいんだけど」

通りがかった魔理沙や妖怪たちを相手に真面目に勧誘活動をしていた。
フランには話術も心を読む能力もない分、普通に頼み込むしかないのだろう。
でもこれは逆に上手くいくかも……霊夢がそう思った矢先。

「珍しいな。なんでフランが霊夢の手先みたいな真似をしてるんだ?」
「そういうファイトをやらされてて……」
「やだ、めんどくさい。なんで用も無いのにあの巫女の神社にわざわざ乗り込まなくちゃいけないのよ」

そんなルーミアの発言に、次々と同調していく妖怪たち。それを見て、霊夢はこう思った。

(……後で殺す)


続いて霊夢が人里へ向かうと、何か騒ぎが起こっているのに気づいた。その中心にあるのは。

「牛車……?」

牛車の中に乗っているのは一人だけで、もう一体は外で何かを掲げているようだ。
怪訝に思った霊夢が、バレないように隠れながら喧騒に接近してみると。

『こちらにおわすのが博麗神社の巫女、博麗霊夢です。29日に博麗神社へ来てください』

そこにはそんなことが書いてあるプラカードを持ったイナバと、巫女服を着て手を振る輝夜がいた。

(明らかに偽者だっての! 人里での私の知名度ってどんだけ低いのよ!?)

憤慨する霊夢。しかしさんざん貴族(不比等とか不比等とか不比等とか)を誑かしただけあって、効果は絶大だ。
なんといってもその美貌は外出するだけで文が記事にするくらいである……え?記事にする理由が違うって?
男性を中心に輝夜は大人気。というか、周りに群がっているのは男しかいない。
結局輝夜は(めんどくさがって)牛車に乗ったまま特に何もしなかったが、人里でそれなりに話題となり帰路に着いた。


そして、運命の29日。結果は言うまでもない。輝夜に騙された参拝客が十人ほどやってきた。
対照的に、さとり&フランペアの影響で来た参拝客の姿は見えない。だから、輝夜&イナバの勝ちでファイトは終了……なのだが。

「おい、宣伝に来た巫女さんと姿が違うぞ! 偽者だ!」
「帰れ偽者、本物の巫女さんをどこへやった!」
「おいすー、もこパパインしたおー……偽者じゃ、者どもであえであえい!!!」
「…………殺す」

本物を偽者呼ばわりして暴動を起こす参拝客と、キレて参拝客と戦闘(というよりはむしろ殲滅)を始める霊夢。
当然だが、賽銭は一銭たりとも入れられず、入るはずも無かった。
……輝夜に騙された参拝客からは。

「……さっさと賽銭入れて帰ったほうがよさそうだぜ?」
「そーみたい」














































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