東方ファイトスレ @まとめウィキ

44スレ第1戦

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集


萃香「ふっふーん、勇儀にゃ悪いけど、この勝負もらったよ」
ちっこい萃香の代表と思しき一人が得意げに笑う後ろで、
49組98人の萃香がきゃっきゃうふふ状態でフレンチキスをしている。
そんなバカップル見本市のミニチュア的光景を見下ろした勇儀は、
目を閉じてしばし考えると、映姫に協力を求めた。
勇儀「これはあんたにしか頼めない事なんだ」
映姫「浄玻璃の鏡で大量に増やせと言うのではないでしょうね?」
勇儀「いや、そこで動かず立っているだけでいい。頼む!」
真剣そのものの顔で、しかも鬼に頭を下げられては、
ファイトのお題を提示した手前もあり断る事は出来なかった。
映姫「……わかりました。しかし私は何もしません、ただ立って受けるだけですからね?」
勇儀「それで十分さ。行くよ!」
勇儀は映姫の正面に立ち、腰に手を回して抱き寄せると、顔を近づける。
吐息がかかる距離、およそ10cmまで顔が近付くと――
周囲にソニックブームが発生した。
衝撃波に吹き飛ばされた萃香たちが戻って来て、各々キスを加速させた頃には、
制限時間の1分間終了を示すアラームが鳴り響いた。

映姫「えー、結果ですが……204,000回で星熊勇儀の勝ちです」
萃香「(ぽかーん)」
勇儀「萃香も頑張ったね。吹き飛ばされなかったら一万回は行ったんじゃないか?」
萃香「いやさ、相手の妨害だの何だの言う気はないけど、何その二十万回のキスって」
勇儀「簡単な計算だよ。キスを始めた時の私と閻魔の唇の距離が10cm、
後は私が音速で、つまり340m/sで動けば1秒間に3400回、60秒で204,000回さ」
映姫「確かに私でなければ衝撃波でどうにかなっていましたね」
事も無げに言う映姫は、肌どころか髪や服に至るまで傷一つついていない。
萃香「「……はぁ」」
往復なのに片道分しか計算してないとか反転時の加速度どんだけとか、
突っ込み所は大量にあったが、萃香は何も言えずただ100人同時に溜息を吐くだけだった。
































+ タグ編集
  • タグ:
  • 勇儀
  • 萃香
  • 分身
  • 映姫
ウィキ募集バナー