レイセン「依姫様がトト神を降ろして行った絶対予知、
これに従えば次のファイトの勝ちは間違いありません！」
鈴仙「ありがとうレイセン！でもそんな物あるなら依姫様本人が使えばいいｎ――」
（バシュゥッ）
レイセン「……月からレーザーが飛んできて鈴仙さんを貫いたと思ったら
八意さまが現れて瞬時に賦活して事なきを得た……何を言ってるかわからないと思いますが」
鈴仙「解るわよ！賦活されたって痛みは残ってるんだから！」
レイセン「お元気そうですね。では気を取り直して」
鈴仙「……あんた月で相当鍛えられてるわね……」
レイセン「ズバリ！剣豪の鼻の穴に指を突っ込む！これです！」
鈴仙「……えーと、月までの宅配便料金は」
レイセン「あぁっ、疑ってる！？っていうか何ですかその木箱！？」
鈴仙「疑って当然よ！そんな事だから依姫様もいつも――はっ！」
（バシュゥッ）
鈴仙「……選択権は無いって事ね……」
レイセンin木箱「はい！予知は絶対、なんです！」
これに従えば次のファイトの勝ちは間違いありません！」
鈴仙「ありがとうレイセン！でもそんな物あるなら依姫様本人が使えばいいｎ――」
（バシュゥッ）
レイセン「……月からレーザーが飛んできて鈴仙さんを貫いたと思ったら
八意さまが現れて瞬時に賦活して事なきを得た……何を言ってるかわからないと思いますが」
鈴仙「解るわよ！賦活されたって痛みは残ってるんだから！」
レイセン「お元気そうですね。では気を取り直して」
鈴仙「……あんた月で相当鍛えられてるわね……」
レイセン「ズバリ！剣豪の鼻の穴に指を突っ込む！これです！」
鈴仙「……えーと、月までの宅配便料金は」
レイセン「あぁっ、疑ってる！？っていうか何ですかその木箱！？」
鈴仙「疑って当然よ！そんな事だから依姫様もいつも――はっ！」
（バシュゥッ）
鈴仙「……選択権は無いって事ね……」
レイセンin木箱「はい！予知は絶対、なんです！」
妖夢「そういう事でしたら、微力ながら協力させて頂きます」
レイセン「（あのー、説明はしないんですか？）」
鈴仙「（あなたの鼻の穴に指突っ込ませて、なんて言って誰が協力するのよ！）」
妖夢「……あのー？」
鈴仙「あ、そうね、ありがとう！じゃあ早速ファイトに行きましょう」
レイセン「（あのー、説明はしないんですか？）」
鈴仙「（あなたの鼻の穴に指突っ込ませて、なんて言って誰が協力するのよ！）」
妖夢「……あのー？」
鈴仙「あ、そうね、ありがとう！じゃあ早速ファイトに行きましょう」
紫「そぉい！」
美鈴「きゃぁっ！？」
文「チッ……風呂から引っ張り出される瞬間にタオルを巻くとは流石ですねぇ」
美鈴「なにこのからすくろい」
紫「そりゃあ鴉だもの。ついでにこれもね（どぱっ）」
美鈴「へぶっ！？（にゅるっ）」
文「む、ローションは素肌に塗らないといけないんじゃないですか？」
紫「流石にそこまではねぇ。でもボディラインも出るし、これはこれで」
文「なるほど、流石は妖怪の賢者、良い落とし所を心得てらっしゃる」
鈴仙「……まず今日のファイト内容について予知を聞くべきだったかも知れないわね」
レイセン「はい、今日のファイト内容は――」
紫「そっちもね（どぱっ）」
レイセン「――全身にローションを塗ってレスリング、です」
鈴仙「オーケー、予知は絶対。でも間に合わなければ無意味ね。よーく解ったわ」
妖夢「あのっ、私は何を協力すれば？」
鈴仙「……ねえ、レイセン？」
レイセン「予知は絶対です！」
鈴仙「……ごめん妖夢、動かないで！（ずびっ）」
妖夢「へ？……なんれふかこれっ！？」
鈴仙「……ローションのおかげでスムーズに入ったわね」
美鈴「うへぇ……何ですかこの状況は」
紫「さあ、二人で思う存分レスリングをやって頂戴。もちろん付き人は手を出しちゃダメよ」
文「個人的には美鈴さんに背面を取っての反り投げで決めていただきたいところです！」
鈴仙「……今気付いたんだけどこれでどうレスリングしろってのよ！？」
レイセン「解りません、が、依姫様の予知は――」
鈴仙「あーはいはい絶対なのよね」
妖夢「ふがふが」
美鈴「……申し訳ありませんが状況が状況だけに、手加減できかねます。いざ！」
美鈴「きゃぁっ！？」
文「チッ……風呂から引っ張り出される瞬間にタオルを巻くとは流石ですねぇ」
美鈴「なにこのからすくろい」
紫「そりゃあ鴉だもの。ついでにこれもね（どぱっ）」
美鈴「へぶっ！？（にゅるっ）」
文「む、ローションは素肌に塗らないといけないんじゃないですか？」
紫「流石にそこまではねぇ。でもボディラインも出るし、これはこれで」
文「なるほど、流石は妖怪の賢者、良い落とし所を心得てらっしゃる」
鈴仙「……まず今日のファイト内容について予知を聞くべきだったかも知れないわね」
レイセン「はい、今日のファイト内容は――」
紫「そっちもね（どぱっ）」
レイセン「――全身にローションを塗ってレスリング、です」
鈴仙「オーケー、予知は絶対。でも間に合わなければ無意味ね。よーく解ったわ」
妖夢「あのっ、私は何を協力すれば？」
鈴仙「……ねえ、レイセン？」
レイセン「予知は絶対です！」
鈴仙「……ごめん妖夢、動かないで！（ずびっ）」
妖夢「へ？……なんれふかこれっ！？」
鈴仙「……ローションのおかげでスムーズに入ったわね」
美鈴「うへぇ……何ですかこの状況は」
紫「さあ、二人で思う存分レスリングをやって頂戴。もちろん付き人は手を出しちゃダメよ」
文「個人的には美鈴さんに背面を取っての反り投げで決めていただきたいところです！」
鈴仙「……今気付いたんだけどこれでどうレスリングしろってのよ！？」
レイセン「解りません、が、依姫様の予知は――」
鈴仙「あーはいはい絶対なのよね」
妖夢「ふがふが」
美鈴「……申し訳ありませんが状況が状況だけに、手加減できかねます。いざ！」
レスリングの基本は組み合いではあるが、鈴仙の状況がそれを許さない。
それならばと美鈴は鈴仙の空いた手を捕え、力比べに持ち込む。
鈴仙が妖怪の範疇だとしても、相手が悪い。すぐに膝を曲げて姿勢が崩れ始める。
慌てる鈴仙、鼻に指を突っ込まれた状態を維持するために自分も膝を曲げる妖夢、
木箱をかぶって見守るレイセン、そして美鈴は好機と見て踏み込んだ。
鈴仙「やばっ！？」
美鈴「これで……ひゃっ！？（ぬるん）」
レイセン「予知は絶対です！」
ローションをぶっかけられた位置から動けずに居た鈴仙の足元は、ローションで滑っていた。
そこに踏み込んだ美鈴は、転んで大開脚こそ免れたものの、膝は曲がり腰は落ちている。
ほんの一瞬の動きだったが、その一瞬を見逃す鈴仙ではなかった。
鈴仙「チャーンス！（すぽっ）」
妖夢「あ……くしゅん！」
美鈴「むっ！？」
妖夢の鼻から指を抜いて両手で掴みかかる。
が、それに伴う妖夢のクシャミで美鈴がそれに気付き、腰を落としたまま身構えた。
伸ばした鈴仙の両手を美鈴の両手が捕え、再び力比べに。
こうなると姿勢の優位も何も関係ない。
ローションの滑りすら、合気の要領で動きを合わせていれば無意味だった。
両膝ついた状態から鈴仙を腕力でねじ伏せ、押し倒し、肩を押し付け
文字通り力の差を見せ付けたのだった。
それならばと美鈴は鈴仙の空いた手を捕え、力比べに持ち込む。
鈴仙が妖怪の範疇だとしても、相手が悪い。すぐに膝を曲げて姿勢が崩れ始める。
慌てる鈴仙、鼻に指を突っ込まれた状態を維持するために自分も膝を曲げる妖夢、
木箱をかぶって見守るレイセン、そして美鈴は好機と見て踏み込んだ。
鈴仙「やばっ！？」
美鈴「これで……ひゃっ！？（ぬるん）」
レイセン「予知は絶対です！」
ローションをぶっかけられた位置から動けずに居た鈴仙の足元は、ローションで滑っていた。
そこに踏み込んだ美鈴は、転んで大開脚こそ免れたものの、膝は曲がり腰は落ちている。
ほんの一瞬の動きだったが、その一瞬を見逃す鈴仙ではなかった。
鈴仙「チャーンス！（すぽっ）」
妖夢「あ……くしゅん！」
美鈴「むっ！？」
妖夢の鼻から指を抜いて両手で掴みかかる。
が、それに伴う妖夢のクシャミで美鈴がそれに気付き、腰を落としたまま身構えた。
伸ばした鈴仙の両手を美鈴の両手が捕え、再び力比べに。
こうなると姿勢の優位も何も関係ない。
ローションの滑りすら、合気の要領で動きを合わせていれば無意味だった。
両膝ついた状態から鈴仙を腕力でねじ伏せ、押し倒し、肩を押し付け
文字通り力の差を見せ付けたのだった。
鈴仙「うぅ、折角のチャンスがぁ」
レイセン「予知に逆らって指を外したからです！」
鈴仙「……で、その予知だとこの後どうなるの？」
永琳「そんなの予知するまでもないでしょう？」
依姫「お前達には特訓が必要ね」
鈴仙＆レイセン「「ひぃ～っ！」」
レイセン「予知に逆らって指を外したからです！」
鈴仙「……で、その予知だとこの後どうなるの？」
永琳「そんなの予知するまでもないでしょう？」
依姫「お前達には特訓が必要ね」
鈴仙＆レイセン「「ひぃ～っ！」」
