東方ファイトスレ @まとめウィキ

23スレ第30戦

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集


魔理沙「ジャンケンも火力だぜ!」
アリス「そう言うと思って、大江戸に核の力を組み込んでみたわ」
魔理沙「げっ……あれって地霊殿の烏限定じゃないのか?」
アリス「最近は魔界も近くなったから、ちょっと魔界産のをね」
魔理沙「魔界の誰がおまえにそんな危険物をやったんだよ……」

星「ふむ、よくない気配です」
ナズ「ええ、あの人形から危険な反応が出ています」
星「仕方ないですね、出来れば正々堂々とやりたかったのですが……(ひそひそ)」
ナズ「わかりました、手配しておきます」

魔理沙「まあ安全装置もついてるし、ひとまずは今日のファイトを始めるぜ。
今日のファイトはジャンケン一発勝負、負けた方は肝臓を奪われる……奪うのか?」
星「幸いにも普通人は居ませんから、何とかなるでしょう」
アリス「私は普通の魔法使いのつもりなんだけど」
ナズ「まあダウトはしないでおくよ」
魔理沙「? それじゃあ開始だ。じゃーんけーん……」
ナズ「集まれ、ネズミたち!」
掛け声に応えて、圧倒的な量のネズミが会場を埋め尽くす。
ネズミの波に飲まれたアリスと大江戸が、開いた掌を上げて助けを求めている。
星「ぽん。はい、私たちの勝ちです」
魔理沙「おお!?ま、まあ形はジャンケンになってるし、それで良いか」
ナズ「お疲れさん、ネズミたち。皆には後でご褒美をやるよ」
アリス「あいたた……酷い勝負もあった物ね」
魔理沙「……おい、なんか大江戸が五月蝿いぜ?」
アリス「ああ、勝負に負けた時は自爆装置が作動するように……」
その言葉に凍りつく魔理沙。それは説明をしたアリス自身もそうだった。

星「ナズーリン、不浄の源を探りなさい」
ナズ「はっ!……見えました、このロッドの示す先です!」
星「では、法の光にて浄化をしましょう」
魔理沙「なんだ……?宝塔から出た光が、剣の形になってるぜ」
星「行きます!」
アリス「ダメよ、そんな高エネルギーで突いたら……!」
星「問題ありません、この力は浄化の力、不浄を消す力です。いざ……宝塔『レイディアントソード』!」
宝塔から伸びる光の剣先で大江戸を貫くが、大江戸の外装には傷一つつかない。
外装を貫通した光は、弾消し効果を発揮して核弾頭を消し去る。
星が素早く飛び退くと、残された大江戸はいつも通りの爆発をして消え去った。

魔理沙「げ、幻想郷の危機は救われたぜ……」
アリス「……いつもの大江戸にそのまま核を積んだのは、流石に問題だったわね」
魔理沙「その前に核を積む事自体が問題だと思うが」
アリス「あら、あなただって核の力を欲しがっていたじゃない」
ナズ「お取り込みのようだが、いいかな?」
アリス「なによ」
星「不心得者に対する罰として、肝臓を抜かせてもらいます」
アリス「……え?」
星「ナズーリン、肝臓の位置を」
アリス「いや、肝臓の位置なんて変わらないわよ」
ナズ「はて……外装が邪魔をしてよく解りません」
星「では仕方ありません、まずはその外装を……」
アリス「ちょっとストップ!魔理沙、こいつらを何とかしてよ!」
魔理沙「悪いが私もこの二人と同意見だ。なに、外装を剥いだら天狗を呼ぶぐらいで済ませてやるよ」
アリス「なによ、大江戸の核がそんなに怖いって言うの!?」
魔理沙「さっきお前だって動きが止まってたぜ?」
星「さあ、観念なさい」
ナズ「そうそう、ネズミに食い散らかされる前にね」
アリス「い~や~っ!」

映姫「核の使用に『そこまでよ』未遂……はあ、こんなファイトばかりね」
小町「それで、このファイト記録はどうしますか?」
映姫「当然、黒。核の存在ごと歴史の闇に葬ります」
かくして、この日のファイトとその後の事は、東方ファイトの公式記録には残されていないのだった。






















タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
ウィキ募集バナー