東方ファイトスレ @まとめウィキ

21スレ第20戦

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匿名ユーザー

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「月の魔法少女・まじかるめいど☆さくやここに参上!
 どう皆さん! 中々素晴らしい少女臭でしょう?」
「……対戦相手はまだなの?」
「……もうすぐ来ます」

必死に集まった観客及び審判役がさくやから目を背けながら話すこと数分。
デ○ライナーが到着すると共に、その扉を開けて三人の女性が現れた。

「この頃はこんな感じだったのよね」
「あ、霊夢がいる。懐かしいなぁ」
「昔の自分に稽古でも付けてみようか……」
「「「誰!?」」」

謎の三人組。長髪巨乳美女と、猫耳長身美女と、犬耳太股美女という組み合わせ。
次々に提示される疑問の言葉に、やれやれと言った様子で自己紹介する三人。

「いや、だからルーミアだって。わざわざ昔の服と同じデザインの服着てきたのに」
「八雲橙。やっと八雲の姓を貰ったんだよ紫様」
「……此度、隊長に就任した犬走椛です」
「あいつらが私より成長する……だと……!?」
「ああ! 藍が鼻血を出して倒れた!」
「くっ……ロリじゃなくなった椛に何の価値があるんですか……!」

歯軋りするまじかる☆さくやと藍の醜態に呆れる紫。意味不明な言葉を漏らす文。
そして未来の自分に目をキラキラさせる現在のちびっこ三人。
いい加減収拾がつかないので、ファイトのスタートが宣言された。

「ふっ……貴女達の弱点は美女となった代わりに少女としての愛らしさを失ったこと……
 愛らしさでは依然このまじかるめいど☆さくやに分がある……!」
「あのメイド何言ってるんだろ?」
「頭おかしいんじゃない?」
「似顔絵描くのには関係ないだろうに」

ぶつぶつ言っているさくやを完全スルーして似顔絵を描く三人。
そうする間にも揺れるルーミアの胸と橙の太股と椛の尻。べきりとさくやのペンが折れる。
ついでに映姫の独鈷も折れる。そして藍は輸血される。

「ねーねー私達。どうやってそんなにおっきくなったの?」
「別に普通にしてればおっきくなるわ。あ、でもレミリアは全然伸びない」
「妹は伸びたのにね」
「我侭で小食で何も鍛えようとしないから伸びないんだろう」
「だってさー、お姉さま? ププッ」
「殺す! あいつら殺す!」
「落ち着いて下さいお嬢様!」

レミリアが美鈴に取り押さえられて暴れる中、ともかく結果発表。
能力全開で本物そっくりに書いた橙と椛、めんどくさいとか言って適当に書いたルーミア。
それに対し、まじかるめいど☆さくやが書いたのは、とっても少女マンガチックに描いた少女臭溢れる絵画だった。
そして言うまでもなく、今回の審判役は描かれる紫当人である。

「素晴らしい……この私の少女らしさを見事に表現している作品ね。この勝負はま……」
(……じーっ)
「鼻にティッシュ詰めてこっちを見つめるのはやめなさい、藍。勝者はまじ……」
(じーっ)
「……言いたいことがあるならさっさと言って」
「別にありません。せっかく未来から橙が来たのにそんな私的な理由で勝ち星をあげないのはおかしい、だなんて思ってません」
「……あんたも十分私的な理由じゃないの。ともかく、まじか(バキッ)」
「ふぅ……紫様が気絶してしまったので私が主の意志を代弁しよう。
 橙達の勝ちだ。よくここまで成長したな、私は嬉しいよ」

紫をぶん殴って気絶させた後、そう高らかに藍が宣言するのだった。
その後、まじかるめいど☆さくや&レミリアが九尾率いる未来怪人三人組にリアルファイトを挑んだのは言うまでもない。






















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