勝負は、人里から借りてきた、生後8ヶ月ほどのはいはい覚えたての赤ちゃんのお守り。
ちゃんと赤ちゃんの面倒を見れたほうが勝ち、という勝負なのだが、
ちゃんと赤ちゃんの面倒を見れたほうが勝ち、という勝負なのだが、
パチュ大佐の指示に忠実に従い、一糸乱れぬ統率を誇る首領パチュ隊、
その統率力の高さたるや、おしめだろうがミルクだろうがお茶の子さいさいである。
だが、その兵器の群れが子守りという異様さが仇となった。
あまりの威圧感に、赤ちゃんの泣き声が止まらない。
慌てて抱き上げて子守唄を歌おうとしたパチュリーだが、よりによってそんな時に喘息の発作が出て、
赤ちゃんの重みにさえ耐え切れずに地面に崩れ落ち、緊急と判断した咲夜の介入によってリタイアとなった。
その統率力の高さたるや、おしめだろうがミルクだろうがお茶の子さいさいである。
だが、その兵器の群れが子守りという異様さが仇となった。
あまりの威圧感に、赤ちゃんの泣き声が止まらない。
慌てて抱き上げて子守唄を歌おうとしたパチュリーだが、よりによってそんな時に喘息の発作が出て、
赤ちゃんの重みにさえ耐え切れずに地面に崩れ落ち、緊急と判断した咲夜の介入によってリタイアとなった。
一方のフラン、子育てどころか勢いあまって壊してしまうのではないかと誰もが心配し、
いろいろな面子が赤ちゃんの万が一の時のために待機していたのだが、
幸い、今日のフランドールは機嫌が良かった、
子守りに必要だという理由で外出を許可したのが良かったようだ。
そして、巨大兵器と一緒に赤ちゃんを外に連れ出すフラン。ちなみに現在は満月の夜。
ここでフラン、夜空に弾幕花火を打ち上げ、その花火の中を戦闘機で潜り抜けるという荒業に出た。
自機が通り抜ける隙間ができるように作られた弾幕、その隙間を通って花火の間近を通過していくフランドゥーム・緋。
ドゥーム&緋蜂&フランによって演出される弾幕花火だ、それはどんな弾幕よりも豪華で過密で壮観だった。
見たこともないアトラクションのあまりの美しさに、赤ちゃんも呆けたように花火に見入る。
この日、その赤ちゃんは初めて、泣き声をあげずに涙を流したという。
いろいろな面子が赤ちゃんの万が一の時のために待機していたのだが、
幸い、今日のフランドールは機嫌が良かった、
子守りに必要だという理由で外出を許可したのが良かったようだ。
そして、巨大兵器と一緒に赤ちゃんを外に連れ出すフラン。ちなみに現在は満月の夜。
ここでフラン、夜空に弾幕花火を打ち上げ、その花火の中を戦闘機で潜り抜けるという荒業に出た。
自機が通り抜ける隙間ができるように作られた弾幕、その隙間を通って花火の間近を通過していくフランドゥーム・緋。
ドゥーム&緋蜂&フランによって演出される弾幕花火だ、それはどんな弾幕よりも豪華で過密で壮観だった。
見たこともないアトラクションのあまりの美しさに、赤ちゃんも呆けたように花火に見入る。
この日、その赤ちゃんは初めて、泣き声をあげずに涙を流したという。
その後、地上に降りたフランはがんばって、
咲夜に教えてもらった通りにおしめの交換とミルクを飲ませるところまではやったものの、
ミルクがぬるすぎて赤ちゃんがおなかを壊してしまったところで、あえなくリタイアとなった。
勝負自体は、赤ちゃんの世話をしていた時間の長さを基準として、フランの勝利ということになったが、
フランは赤ちゃんのおなかを壊してしまったことを申し訳なく思い、
後で人里に返す前に、赤ちゃんにごめんなさいを言った。
それでもフランによく懐いていた赤ちゃんは、フランの指を愛おしげに握り返した。
それは、生後八ヶ月の幼子が495歳の吸血鬼に、命の尊さと美しさを教えた瞬間だったのかもしれない。
咲夜に教えてもらった通りにおしめの交換とミルクを飲ませるところまではやったものの、
ミルクがぬるすぎて赤ちゃんがおなかを壊してしまったところで、あえなくリタイアとなった。
勝負自体は、赤ちゃんの世話をしていた時間の長さを基準として、フランの勝利ということになったが、
フランは赤ちゃんのおなかを壊してしまったことを申し訳なく思い、
後で人里に返す前に、赤ちゃんにごめんなさいを言った。
それでもフランによく懐いていた赤ちゃんは、フランの指を愛おしげに握り返した。
それは、生後八ヶ月の幼子が495歳の吸血鬼に、命の尊さと美しさを教えた瞬間だったのかもしれない。
ちなみにその舞台裏ではレミリアが、
「なぜフランに正しいミルクの飲ませ方を教えたんだ、
フランが自分のおっぱいを赤ん坊に飲ませようとするベストショットを捕えるチャンスだったのに」
と、自分のメイドに理不尽な八つ当たりをしていたのだとか。
「なぜフランに正しいミルクの飲ませ方を教えたんだ、
フランが自分のおっぱいを赤ん坊に飲ませようとするベストショットを捕えるチャンスだったのに」
と、自分のメイドに理不尽な八つ当たりをしていたのだとか。