2022.09.19 作成
はじめに
互いに全く無関係な静電場と静磁場を組み合わせてできるポインティングベクトルは、電磁場のエネルギーの流れを表すか?という疑問は、古典電磁気学における神学論争的な問題である。電気回路の周囲に生じる静的な電場と磁場の場合、そのポインティングベクトルが、エネルギーの供給地である電源から消費地である抵抗に向かう電磁場のエネルギーの流れを確かに表していることについては、
電気回路のエネルギーは周辺の空間を伝わる??で解説した通りである。回路の場合は、周囲に形成される電場と磁場は、導線中を流れる荷電粒子の運動という共通の要因から生じるものであるが、では、本当に互いに無関係な要因で生じている電場と磁場を組み合わせたらどうなるか?この問題に一石を投じるのが、ここで解説する
「隠れた運動量」である。
最終更新:2023年01月11日 01:11