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基礎知識
- 先物の損益として、商品先物・株価指数先物とオプション・国債先物は合算可能。
- 外国為替証拠金取引(FX)も、2012年分の申告から、取引所取引、OTCの種類を問わず先物に合算可能。
- 株式の一般口座の場合、利益が20万円未満ならば確定申告は不要。ただし、利益20万円未満でも申告すると税金はしっかり取られるので注意(あくまでも申告が免除されるだけ)。
- 先物は申告分離課税で、税率は20%(所得税15%、地方税5%)。どんなに儲けようが税率は固定というすばらしいルール。
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必要な書類
- 申告書B(第1表、第2表)
- 申告書分離課税用(第3表)
- 源泉徴収票(申告書Bに原本を貼り付け)
- 先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書:正式フォーマット。当然書ききれないので、別に自作あるいはブローカーから送られてきた明細書を添付する。
- 株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書:(特定口座の場合は知らん。。)
- 申告書付表(先物取引に係る繰越損失用):先物の損失繰越用
- 申告書付表(上場株式等に係る譲渡損失の繰越用):株の損失繰越用(特定口座の場合は知らん。。)
- 預貯金口座振替依頼書兼納付書送付依頼書:口座振替申し込み(初回だけ)
- 生命保険の支払い証明書:その年に支払った保険料分税金は控除される。会社での年末調整時に提出してない場合に、申告書Bに記入および原本貼り付け。損害保険に関しては、基本的に控除対象外になった(?)
- 子の扶養控除は2012年3月現在廃止されているので注意!扶養対象者を手引きを見て確認すること。
- 先物取引にかかる所得額には、繰越控除後の額を記入する(どこにもそうしろと書いてないが)。そうしないと、繰越控除を反映しない税額計算になってしまう。
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書類作成のコツ
- 絶対に書き間違えるので、初めは鉛筆で薄く書いておいて、十分チェックしてから最後にボールペンで記入しましょう。
- 申告書Bで、住民税を給与から天引きにするか、納付書で納付するかを選択するところがある。給与天引にすると、株・先物で儲けてることが会社にバレる可能性があるので注意されたし。
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作成手順(2013年3月)
毎年以下の手順で機械的に実行しましょう。
- 封筒作成
- 全体
- 医療費明細用
- 譲渡所得(他)用
- 返送用(宛名を会社にしたら税務署から確認の電話がきた(2011年申告)ので、その旨を記載しておいた方がよいかも)
- 源泉徴収票 台紙に貼付
- 株式譲渡所得金額計算明細書
- 株式損失繰越用(必要に応じて)
- 先物取引金額明細書
- 先物取引損失繰越用(必要に応じて)
- 第2表 源泉徴収税額
- 支払い医療費
- 扶養控除
- 住民税に関する入力項目忘れずに!(支払方法選択、扶養家族)
- 第1表 収入金額
- 所得金額(給与、雑)
- 医療費控除額計算(上記所得金額に基づく)
- 各控除計算
- 第3表 収入・所得(上場株式)
- 税額計算
- 第1表 税額計算転記
最終更新:2017年12月01日 21:02