IDdata | |
Name | 二三四 頼 |
Alias | 【ライカナール(虚偽ばかりの赤新聞)】 |
Class | ワーカー&ミスティック |
Rank | マイスター++&マイスター+ |
Money | 7345234967884W¢ |
Point | 1012534559pt |
Ranking | 130/6473226 |
OOPARTS | |
Link | ライカナール新聞社所属 |
Age | 16 |
学年 | 四九年度入学 予科程二年修了 本科五年目 |
職業 | ライカナール新聞社社長&編集者&ライター&配達員 |
人種 | 純日系 |
所在地 | ウエストヤード ライカナール新聞社本社 |
連帯保証人 | ケママル・トリップ |
PROFILE
ライカナール新聞社社長。本人の性格は楽しい物好き・大騒ぎ好き・お祭り野郎と三拍子揃っている。交友関係は広く、東西南北からどこまでも先生に至るまで嫌われ好かれ何にせよかなり高い知名度を誇っている。
本人は普段から情報収集に駆け回っている。故に定住地を持たず、どこにいるかは分からない。かなりの神出鬼没で、どこにでも現れる。
本人は普段から情報収集に駆け回っている。故に定住地を持たず、どこにいるかは分からない。かなりの神出鬼没で、どこにでも現れる。
二三四は一貫した主義と言うものを一切持たない。それ故に彼の言葉は合う度に変わり、その行動も合う度に変わっている。言葉は嘘を主体とし、その本心を誰にも見せる事はない。そもそも、本心があるのかさえ周囲には分からないという。
時夜などは本心を隠し、建前で笑う。しかし二三四の場合、特に何を隠していると言う訳でもない。言ってしまえばその場の雰囲気で嘘を吐き、その場の気分で主義を決めるようなものだ。その為、彼に近い立場にいればいる程、彼と親しい立場になれば成る程、彼という人物を把握する事を諦める。
その為に二三四の交友関係は広いが、本当の意味で近しい人物とは極一部のみ。その上で親しい人物となると,限りなく少なくなる。誰とでも友好関係を築く七尾や、彼を慕う後輩である一二三程度だろうか。
時夜などは本心を隠し、建前で笑う。しかし二三四の場合、特に何を隠していると言う訳でもない。言ってしまえばその場の雰囲気で嘘を吐き、その場の気分で主義を決めるようなものだ。その為、彼に近い立場にいればいる程、彼と親しい立場になれば成る程、彼という人物を把握する事を諦める。
その為に二三四の交友関係は広いが、本当の意味で近しい人物とは極一部のみ。その上で親しい人物となると,限りなく少なくなる。誰とでも友好関係を築く七尾や、彼を慕う後輩である一二三程度だろうか。
ただ、そんな彼でも,報道・新聞という分野に関しては幾分かこだわりを持っているようで、一貫した所がある。それも長期に渡れば変わる事はあるが、『嘘』を主体にした報道である事だけは彼の新聞記者人生を通して未だ一貫している。これからもそうだという保証はないが、恐らく変わる事はないだろう。
また、他者から友好関係を築かない他、彼自身も必要以上の繋がりを持とうとはしない。それはどうやらビジネスライクに徹しているようで、一定以上のラインを自分の中に持っている。それ以上は踏み込まないが、それ以下に離れる事もないというのが彼の新聞、或は情報源に対する数少ない不変のポリシーであるらしい。
また、他者から友好関係を築かない他、彼自身も必要以上の繋がりを持とうとはしない。それはどうやらビジネスライクに徹しているようで、一定以上のラインを自分の中に持っている。それ以上は踏み込まないが、それ以下に離れる事もないというのが彼の新聞、或は情報源に対する数少ない不変のポリシーであるらしい。
彼の出自は不明だが、どうやら旧家としては名のある所であったらしい。らしい、というのは戦争により彼が生まれる前に家は潰え、その事も伝聞で聞いたに過ぎないからだ。そもそもそれが本当かも分からない。彼の両親は復興の手段を探す為、自分に二三四を任せてに何処かへ行って音信不通だ、と育ての親から聞かされた際に、元々二三四を育てているのも旧家で祖父が世話になったから、という理由と聞かされていたから。それも本当かどうか怪しく、結局の所、幼い頃の二三四にその真偽は分からなかった。育ての親は軽度の虚言癖を持っており、時折に荒唐無稽な事を彼に教えていた。
その家で育った二三四だが、それも七歳までだった。その頃、彼は育ての親から疎まれるようになり、自ら家を出たのだ。疎まれた理由は大したものではない。彼が負担になったから、ただそれだけの事だ。
その後、彼は一年をかけて実の両親の存在を追った。当時の二三四にとっては難しい調査であり、死を覚悟した事も一度や二度ではなかった。だがどうにか彼は両親の居場所を突き止め、そこへ向かった。
しかしそこで彼を待っていたのは、嘘の発覚だった。まず、旧家と言う事も嘘。彼の生家は何の変哲もない家だった。また、二三四を預けたというのも嘘。彼らは自分達が生きる為、まだ裕福であった妹家族に二三四を押し付けただけだった。それまでに彼が教えられていた情報、そのほぼ全てが虚言だったのだ。
恐らく,この時からだろう。彼が意思という情報に主義を捨てたのは。主義も主張も殆ど持たず、ただその場の楽しさで生きる事を志した。
その家で育った二三四だが、それも七歳までだった。その頃、彼は育ての親から疎まれるようになり、自ら家を出たのだ。疎まれた理由は大したものではない。彼が負担になったから、ただそれだけの事だ。
その後、彼は一年をかけて実の両親の存在を追った。当時の二三四にとっては難しい調査であり、死を覚悟した事も一度や二度ではなかった。だがどうにか彼は両親の居場所を突き止め、そこへ向かった。
しかしそこで彼を待っていたのは、嘘の発覚だった。まず、旧家と言う事も嘘。彼の生家は何の変哲もない家だった。また、二三四を預けたというのも嘘。彼らは自分達が生きる為、まだ裕福であった妹家族に二三四を押し付けただけだった。それまでに彼が教えられていた情報、そのほぼ全てが虚言だったのだ。
恐らく,この時からだろう。彼が意思という情報に主義を捨てたのは。主義も主張も殆ど持たず、ただその場の楽しさで生きる事を志した。
しかし両親と離れた直後、彼に一つの出会いが訪れた。それはまさしく偶然で、途中立寄った街で偶然にも話し掛けられただけの事。
二三四が出会った男の名は、【真実の活用者(トゥルースユーザー)】ディエゴ=マディスン。超世界的報道者集団【暴く者共(ザエクスポッシドワン)】のリーダーであり、世界的情報屋であり、世界の闇の秘密にすら踏み入る報道官だ。
その出会いが彼の未来に道をつけた。それが新聞記者だ。
道が決まれば行動は早かった。元々、一人で何のノウハウもないまま、音信不通の両親を見つけ出す事ができた程の人材である。学園へ向かい、その道へ進むだけの才能は持っていた。
入学後、少しするとすぐにその才能は開く。調査能力や生存能力,危険感知能力。戦闘能力の物足りなさを補って余りある才能を彼は有していた。
二三四が出会った男の名は、【真実の活用者(トゥルースユーザー)】ディエゴ=マディスン。超世界的報道者集団【暴く者共(ザエクスポッシドワン)】のリーダーであり、世界的情報屋であり、世界の闇の秘密にすら踏み入る報道官だ。
その出会いが彼の未来に道をつけた。それが新聞記者だ。
道が決まれば行動は早かった。元々、一人で何のノウハウもないまま、音信不通の両親を見つけ出す事ができた程の人材である。学園へ向かい、その道へ進むだけの才能は持っていた。
入学後、少しするとすぐにその才能は開く。調査能力や生存能力,危険感知能力。戦闘能力の物足りなさを補って余りある才能を彼は有していた。
彼が予科時代に行った事は三つ。勉学と、一定の距離を保った上での交友関係の設立。そして、もう一つは、独自のネットワークを構築する事だ。この三つ目、彼独自のネットワークの存在は学園ではあまり知られていない。
そのネットワークを,彼は愛読している古典ライトノベルのキャラクターにあやかって『バネ足ジョップリン』と名付けている。
その情報網は現在でも成長を続けている。そのシステムは決して複雑なものではない。噂の集う場所。バネ足ジョップリンに組み込まれた者の大半は、そのネットワークをそれだけの事と判断している。
しかし、このネットワークはそれだけでない。全体からすれば極一部の者達は、率先してそこに情報を集めていく。それは【暴く者共(ザエクスポッシドワン)】のメンバーであったり、そのメンバーから誘われた者達であったり、二三四と契約を結んだ者達であったりするのだが、彼らは噂ではなく,確たる情報を流している。
だが、その中でも、その根幹にある人物が二三四だと知っている者は更に少ない。それこそ、そのネットワークの恩恵を存分に受けるディエゴや大幹部のみだ。
二三四はその才覚により、虚実入り交じるネットワークを完全に整理している。それによって現在、二三四は大企業レベルならその内情の大半を把握し、どうでもいいような人の秘密までもその手中に収めている。更にその手は超巨大企業であるゾディアックソサエティにまで伸びており、多少の裏情報も入手している。
ただ、世界の暗部に辿り着くには程遠く、現行のシステムに限界を感じているようで、現在は新たなネットワークの構築を計画しているようだ。
そのネットワークを,彼は愛読している古典ライトノベルのキャラクターにあやかって『バネ足ジョップリン』と名付けている。
その情報網は現在でも成長を続けている。そのシステムは決して複雑なものではない。噂の集う場所。バネ足ジョップリンに組み込まれた者の大半は、そのネットワークをそれだけの事と判断している。
しかし、このネットワークはそれだけでない。全体からすれば極一部の者達は、率先してそこに情報を集めていく。それは【暴く者共(ザエクスポッシドワン)】のメンバーであったり、そのメンバーから誘われた者達であったり、二三四と契約を結んだ者達であったりするのだが、彼らは噂ではなく,確たる情報を流している。
だが、その中でも、その根幹にある人物が二三四だと知っている者は更に少ない。それこそ、そのネットワークの恩恵を存分に受けるディエゴや大幹部のみだ。
二三四はその才覚により、虚実入り交じるネットワークを完全に整理している。それによって現在、二三四は大企業レベルならその内情の大半を把握し、どうでもいいような人の秘密までもその手中に収めている。更にその手は超巨大企業であるゾディアックソサエティにまで伸びており、多少の裏情報も入手している。
ただ、世界の暗部に辿り着くには程遠く、現行のシステムに限界を感じているようで、現在は新たなネットワークの構築を計画しているようだ。
だが、そのネットワークの存在は学園内外に知られていない。噂や都市伝説の域を出ておらず、一部の有力者を除けばそこに二三四が関わっていると知る者はいない。有力者達も、二三四がそのネットワークの発起人であり管理者であるとは把握していない。多くからはディエゴがその管理人であると思われている。実際、ディエゴも手を出している部分は多いのだが、後進を育てる意味でもその大半は二三四に任されている。
なお、二三四も【暴く者共(ザエクスポッシドワン)】のメンバーである。
なお、二三四も【暴く者共(ザエクスポッシドワン)】のメンバーである。
その為、彼の順位は『バネ足ジョップリン』を除外しての事だ。もしこれをポイントに換算すれば、一挙に50位以内に食い込む事もあり得ない話ではない。
彼のエイリアスである【ライカナール(虚偽ばかりの赤新聞)】のエイリアスは、その報道姿勢にある。
真実を欠片しか載せず、常に嘘をバラまいて情報を錯綜させる。一二三と共に紛争地帯を駆け巡り、情報のみでそれを収束に導いた事で知名度もあがり、また嘘だらけではあるが得難い真実の欠片を残す新聞の発行者としても、学園内外から注目を集めた結果、今の立場にいる。
彼のエイリアスである【ライカナール(虚偽ばかりの赤新聞)】のエイリアスは、その報道姿勢にある。
真実を欠片しか載せず、常に嘘をバラまいて情報を錯綜させる。一二三と共に紛争地帯を駆け巡り、情報のみでそれを収束に導いた事で知名度もあがり、また嘘だらけではあるが得難い真実の欠片を残す新聞の発行者としても、学園内外から注目を集めた結果、今の立場にいる。
彼が主義主張を持たずにいるのは勿論、本来の性質があっての事だ。しかし、それだけではなく、自分の価値を隠す意味で意図的にやっている部分もある。真実の報道を載せないのは、自分の全てを悟らせず,尚かつ最低限は世間に認めさせる事だろう。名が知られていなければできない事もあるが、名が知られたが故にできない事、危険な事もあると知る彼は、あえて変人、奇人、よく分からない奴、近付き難い奴を演じている部分もある。ただしもう一度言っておくが、大部分は素である。
あえて自分に危機が及びそうな記事を書くのも、半分は素で半分は狙って。こうして自分の記事によって追われている姿を見れば、油断する者も多いだろう、という判断によるものと、単に楽しいもの好きであるというだけの面もある。
あえて自分に危機が及びそうな記事を書くのも、半分は素で半分は狙って。こうして自分の記事によって追われている姿を見れば、油断する者も多いだろう、という判断によるものと、単に楽しいもの好きであるというだけの面もある。
また、『バネ足ジョップリン』とは別口のネットワークとして、二三四は佐伯と契約を結んでいる。その事を公言している為、学園の中ではより【二三四の情報=佐伯が主な情報源】という認識が出来上がり、彼自身がネットワークを持っているという事から眼を逸らさせている。
二三四は学園内ではあまり重要な真実の欠片を含ませず、あくまでも面白さをメインとして追求したゴシップ記事を主軸に置いて記事を書く。その際に『新聞はエンターテイメント、面白くあるべきだろう』と言い張り、それを実行するようなインパクト重視の記事である為、大概にしてあまり深い意味のない記事となる。その為に佐伯もその程度の情報を渡しており、気にせず提供している。
佐伯は二三四の様子から何かのネットワークを持っているのではないかと疑っているが、まだ確証を得るには至っていない。また、二人には個人的な付き合いもあるので、あまり気にもしていないようだ。
また、学園外を対象にも新聞を発行している。そちらも嘘が主体の記事である事は間違いないのだが、ゴシップではなく事件や企業についての情報を乗せている。その為に重要情報が混じっており、学園の有力者にはわざわざ外向けの新聞を取り寄せる者も多い。
ただし全く意味のない【虚偽だらけの新聞】を出す事もあり、真実の見極めはかなりの眼を要するという。しかしそれだけの眼を有する者達にとって、ライカナール新聞はかなりの情報源の一つなのだとか。その為、二三四の名は学園内よりも寧ろ学園外の方がその価値を知られていると言えよう。
なお、個人的にどちらの新聞記事を書くのが楽しいかと言えば、ダントツでゴシップ記事らしい。
情報源としての価値は少ないが、娯楽としては充分に楽しい記事らしく、記事にされた事のある者以外からは概ね好評である。値段も安い事から、外の契約と合わせて毎月、中々好調な売り上げを残している。
二三四は学園内ではあまり重要な真実の欠片を含ませず、あくまでも面白さをメインとして追求したゴシップ記事を主軸に置いて記事を書く。その際に『新聞はエンターテイメント、面白くあるべきだろう』と言い張り、それを実行するようなインパクト重視の記事である為、大概にしてあまり深い意味のない記事となる。その為に佐伯もその程度の情報を渡しており、気にせず提供している。
佐伯は二三四の様子から何かのネットワークを持っているのではないかと疑っているが、まだ確証を得るには至っていない。また、二人には個人的な付き合いもあるので、あまり気にもしていないようだ。
また、学園外を対象にも新聞を発行している。そちらも嘘が主体の記事である事は間違いないのだが、ゴシップではなく事件や企業についての情報を乗せている。その為に重要情報が混じっており、学園の有力者にはわざわざ外向けの新聞を取り寄せる者も多い。
ただし全く意味のない【虚偽だらけの新聞】を出す事もあり、真実の見極めはかなりの眼を要するという。しかしそれだけの眼を有する者達にとって、ライカナール新聞はかなりの情報源の一つなのだとか。その為、二三四の名は学園内よりも寧ろ学園外の方がその価値を知られていると言えよう。
なお、個人的にどちらの新聞記事を書くのが楽しいかと言えば、ダントツでゴシップ記事らしい。
情報源としての価値は少ないが、娯楽としては充分に楽しい記事らしく、記事にされた事のある者以外からは概ね好評である。値段も安い事から、外の契約と合わせて毎月、中々好調な売り上げを残している。
ゴシップ記事の方では今までに【経世&神城ロリコン説】、【観凪のアリス調教論】、【夜巌=駄目人間】、【人類3KYOの真実!】、【悪趣味恋城の秘密】、などなど、高ランカー達をガンガンこき下ろしている。たまに教師陣さえもゴシップの餌食にするその姿勢は尊敬の視線ですら見られる事がある。
ただ、当然ながらそんな記事を出していたら追われる。経世と恋城のタッグに追われた時は二三四は三日三晩逃げ続け、その結果は捕まってかなり酷い制裁を受け、一ヶ月程ルーテシアの世話になったほどだ。ただしその翌日には【経世とヘルが付き合っている】との情報を流し、再び二人に追われたが今度は逃げ切ったという。自分を低く見せるのにも割と命がけである。
ただ、当然ながらそんな記事を出していたら追われる。経世と恋城のタッグに追われた時は二三四は三日三晩逃げ続け、その結果は捕まってかなり酷い制裁を受け、一ヶ月程ルーテシアの世話になったほどだ。ただしその翌日には【経世とヘルが付き合っている】との情報を流し、再び二人に追われたが今度は逃げ切ったという。自分を低く見せるのにも割と命がけである。
因に、今でも記事にした時は対象の人物からかなりの確率で追われる事になっているが、それ以上の人物にこっそりと匿われている。夜巌などは二三四の記事をもう有名税と諦め、また味方にしておく方が便利だと言う考えからだろう、『マァ、他人事と見る分ニハ面白いデスシネェ』と語って黙認している。
ABILITY
【驚嘆すべき嘘(サプライズライ)】
嘘を現実だと信じ込ませる能力。
発動条件は声を聞かせる事で、難聴の相手やそもそも耳が聞こえていない相手には効果がない。二三四の言葉をしっかりと理解して耳に入れる事が最低条件であり唯一の条件である。つまり、言葉を耳に入れてその言葉の意味をしっかりと理解する事が必要になる(声が聞こえても、二三四の言葉が理解できない。例えば彼が(あり得ない事だが)古代語で嘘をついたとして、その声が周囲全員に届いたとしても効果はない。彼がどんな嘘をついたのかが分からないからだ。
決まった効果範囲は事実上存在せず、彼の声を聞き取れる範囲である事が条件。つまり、相手の聴力によって変化する。例え1km離れた位置であろうとも、相手が彼の声を完全に聞き取れさえすれば効果を発するし、例え5mの側であっても他の音に邪魔されるなどして聞こえなければ効果を発揮しない。言葉を理解する事、聞こえている事が重要なのである。他の音声能力の者と一番違う特徴的な点はここで、彼の場合、声の大小が能力の効果と一切関係を持たないのだ。
この能力は嘘を真実と誤認させる事であるが、確実性は全くと言っていい程にない。全て対象者の常識に左右される。
つまり、相手にとって真実味を帯びた嘘である程に相手は誤認し易くなり、荒唐無稽なものである程に成功しにくくなる。また、相手が信じたいと思う嘘であればまた信じ易くなる。
例えば、【経世とヘルは実は付き合っている】などならば大体の者に信じられる。しかし恋城のようにそれを信じたくないと思っていれば、それを嘘だと看破してしまうのである。また、【明日隕石が落ちてくる】などの嘘は余程の物好きでないと普通は信じないだろう。
嘘を真実と誤認する期間は長く、それが嘘だと認識できる出来事がない限りは嘘を信じ続ける。先程の例であれば、経世がその嘘を否認しても嘘は破れないが、ヘルが【今はまだ付き合ってません】と言えば嘘だと看破され、効果は解ける。確実に嘘だと本人が認識できるようになる事が重要なのである。
コレだけ見れば普通に嘘を信じさせているだけのようだが、実際その通りなので仕方がない。能力によって多少の嘘なら信じさせる事が出来るというだけで、他の人がつく嘘とあまり極端に違う効果はない。せいぜい、成功すればその真実を疑わないという程度だ。
しかし、考えようによっては非常に強力な能力だ。例えば、戦場で部隊に裏切りが起こった時に嘘情報をバラまけば,その嘘をかなりの情報で全体に信用させる事が出来る訳だ。相手の精神が歪んでいる時に付け込めば、いくらでも疑心暗鬼に陥らせる事が出来る凶悪な能力である。
そこだけ見れば姉ケ崎の能力と近い。だが、疑心暗鬼にするだけでなく、二三四の場合は良い嘘で逆に信頼関係を高める事も出来る為、その分だけ汎用性は広い。ただし、確実性の低さという点では大分に劣る。
相手の性格・思考を読み取って嘘を言わなければ効果がない為、かなりの技量を要求されるスキルと言える。
また、この能力は非常に厄介な欠点がある。それは、【能力を発動した際、二三四自身は一切の疑いを持たず自身の嘘を信じてしまう】というものだ。これは嘘の度合いに関わらず信じてしまう為、例えば先程の【隕石が落ちてくる】と言った場合、他の誰が信じていなくとも彼自身は本当だと信じてしまうのだ。嘘を言う前にどれだけ自分に言い聞かせようが関係ない。間違いなく信じてしまうのである。それ故、迂闊な嘘をつけば高確率で自爆だろう。
なぜこうなるのかは本人にも詳細不明だ。この性質のおかげで能力の使い辛さは格段に増していると言える。
因に、普段の彼はこの能力をゴシップ発表に使っている。この隠謀は強力で、夜巌は異牙の尻に敷かれている説、経世はヘルと付き合うロリコン説、篭森は実は可愛いもの好き説など、本当であったり微妙に嘘であったりする情報をバラまく事に有効活用しているとか(因に、これが彼がトップランカーの多くから追われる所以である)
彼が能力を発動しようと思って嘘を発せば能力発動であり、例えどのような嘘をついたとしても消費するオドは一定である。消費量は多くなく、一日に10回程度なら楽に使える。
嘘を現実だと信じ込ませる能力。
発動条件は声を聞かせる事で、難聴の相手やそもそも耳が聞こえていない相手には効果がない。二三四の言葉をしっかりと理解して耳に入れる事が最低条件であり唯一の条件である。つまり、言葉を耳に入れてその言葉の意味をしっかりと理解する事が必要になる(声が聞こえても、二三四の言葉が理解できない。例えば彼が(あり得ない事だが)古代語で嘘をついたとして、その声が周囲全員に届いたとしても効果はない。彼がどんな嘘をついたのかが分からないからだ。
決まった効果範囲は事実上存在せず、彼の声を聞き取れる範囲である事が条件。つまり、相手の聴力によって変化する。例え1km離れた位置であろうとも、相手が彼の声を完全に聞き取れさえすれば効果を発するし、例え5mの側であっても他の音に邪魔されるなどして聞こえなければ効果を発揮しない。言葉を理解する事、聞こえている事が重要なのである。他の音声能力の者と一番違う特徴的な点はここで、彼の場合、声の大小が能力の効果と一切関係を持たないのだ。
この能力は嘘を真実と誤認させる事であるが、確実性は全くと言っていい程にない。全て対象者の常識に左右される。
つまり、相手にとって真実味を帯びた嘘である程に相手は誤認し易くなり、荒唐無稽なものである程に成功しにくくなる。また、相手が信じたいと思う嘘であればまた信じ易くなる。
例えば、【経世とヘルは実は付き合っている】などならば大体の者に信じられる。しかし恋城のようにそれを信じたくないと思っていれば、それを嘘だと看破してしまうのである。また、【明日隕石が落ちてくる】などの嘘は余程の物好きでないと普通は信じないだろう。
嘘を真実と誤認する期間は長く、それが嘘だと認識できる出来事がない限りは嘘を信じ続ける。先程の例であれば、経世がその嘘を否認しても嘘は破れないが、ヘルが【今はまだ付き合ってません】と言えば嘘だと看破され、効果は解ける。確実に嘘だと本人が認識できるようになる事が重要なのである。
コレだけ見れば普通に嘘を信じさせているだけのようだが、実際その通りなので仕方がない。能力によって多少の嘘なら信じさせる事が出来るというだけで、他の人がつく嘘とあまり極端に違う効果はない。せいぜい、成功すればその真実を疑わないという程度だ。
しかし、考えようによっては非常に強力な能力だ。例えば、戦場で部隊に裏切りが起こった時に嘘情報をバラまけば,その嘘をかなりの情報で全体に信用させる事が出来る訳だ。相手の精神が歪んでいる時に付け込めば、いくらでも疑心暗鬼に陥らせる事が出来る凶悪な能力である。
そこだけ見れば姉ケ崎の能力と近い。だが、疑心暗鬼にするだけでなく、二三四の場合は良い嘘で逆に信頼関係を高める事も出来る為、その分だけ汎用性は広い。ただし、確実性の低さという点では大分に劣る。
相手の性格・思考を読み取って嘘を言わなければ効果がない為、かなりの技量を要求されるスキルと言える。
また、この能力は非常に厄介な欠点がある。それは、【能力を発動した際、二三四自身は一切の疑いを持たず自身の嘘を信じてしまう】というものだ。これは嘘の度合いに関わらず信じてしまう為、例えば先程の【隕石が落ちてくる】と言った場合、他の誰が信じていなくとも彼自身は本当だと信じてしまうのだ。嘘を言う前にどれだけ自分に言い聞かせようが関係ない。間違いなく信じてしまうのである。それ故、迂闊な嘘をつけば高確率で自爆だろう。
なぜこうなるのかは本人にも詳細不明だ。この性質のおかげで能力の使い辛さは格段に増していると言える。
因に、普段の彼はこの能力をゴシップ発表に使っている。この隠謀は強力で、夜巌は異牙の尻に敷かれている説、経世はヘルと付き合うロリコン説、篭森は実は可愛いもの好き説など、本当であったり微妙に嘘であったりする情報をバラまく事に有効活用しているとか(因に、これが彼がトップランカーの多くから追われる所以である)
彼が能力を発動しようと思って嘘を発せば能力発動であり、例えどのような嘘をついたとしても消費するオドは一定である。消費量は多くなく、一日に10回程度なら楽に使える。

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