朧寺 守希生 - School Of Life ×TRANQUILIZER×学園2nd

	IDdata
Name	朧寺　守希生（おぼろでら　しのぶ）
Alias	【レッドライン（限界区域）】
Class	スカラー
Money	19345567819900W￠
OOPARTS
Link	ライザーインダストリー所属
Age	26
職業	トランキライザー動物学講師
	動物学者
	獣医
人種	日系ドイツ人
所在地	メインヤード　野性動物研究施設

PROFILE

序列92位朧寺　緋葬架の実の兄。ライザー学院には一年半前に、欠員が出た教師の補充としてやってきた。妹と違い基本的に温和な性格で、争い事は得意ではない。
緋葬架と守希生の両親は緋葬架を生んですぐになくなっており、学園に入る年までは兄である彼が緋葬架を育てた。しかし、唯一の肉親で可愛い妹として可愛がり過ぎたため、緋葬架は家出した。その後、電話をするも着信拒否。荷物は受け取り拒否。メルアドは知らないうちに変更と徹底的に無視され、今に至る。知らないうちに妹がサイボークになっていてショックをうけたのは記憶に新しい。

そんな守希生だが、最近は電話もメールもしてもらえることになったらしい。だが、まったく喜べる状況ではない。
序列24位篭森　珠月をおねえさまと呼び慕う緋葬架は、『はっ、良く考えればあの不肖の兄とおねえさまが結婚すれば、おねえさまは私の本当のお義姉様に！　そして子どもが出来ればそれは血のつながった姪と甥に！』ということに思いいたって以降、執拗に兄を珠月に紹介しようとしている。メールや電話許可が出たのもその一環。時には銃を持って『おとなしく言うことを聞いてくださいませ、お兄様』と迫ってくる。ただどうでもいい時は、タンスの裏の埃以下の扱いしかされない。
この行動に、本人も珠月もとても迷惑している。
余談だが、以前ライカナール新聞社で行った教師陣へのアンケートによると、理想の女性は家庭的で癒してくれるような優しい性格の女性とのこと。

仕事では、教師陣の中では立場的にもキャリア的にも最下層に近いため、色々と雑用を押し付けられている。非常勤講師をしている生徒からも同情されるほど。ただしスキルは高いので雑用を押し付けられまくっても、残業せずにさっさと終わらせて帰っているようだ。時々、姫宮の双子を押し付けられて困っている。可哀想なお人よし。

ABILITY

高名な動物学者で、校内では野性動物の生態やその対処方法などについて教えている。時折休暇をとっては動物を求めて密林や高山へと出かけていく。野性動物と長い間時間を共にしているためか、大変五感が発達していて、体力もある。文科系のくせに、戦闘者の生徒並みの体力があるのではないかといわれている。その運動神経を発揮するのは動物保護の時と妹から逃げるときのみなので、詳しいことは分からないが、緋葬架の身体能力の基礎スペックの高さを考えると兄も優れた運動神経を持っている可能性は高い。
ただし、生徒の中でもずば抜けた戦闘能力を持つ妹の前では無力なようだ。それでも、愛しい妹の手から自分の人生と命を救うため、今日も全力で逃げている。

第三次世界大戦および第一次非核戦争により、現代の自然は破壊しつくされており、それによって生態系も以前とは大きく変わってしまっている。レッドリスト（レッドブック）などという概念もすでに過去のもので、現在の動物学は今後どのように生態系が変わっていくか、回復の可能性はあるが、どういうものが有害か、何が有効か、キメラなどへの対応がおもな仕事となっている。
動植物を利用した水や大地の浄化活動、野性動物の生息地を観光化し保護運動を推進、キメラ生物の効率的な除去方法など、動物に関わる幅広い分野で活躍している。利益が少なくあまり他の学者が関わりたがらないところまで、踏み込んでいく。
校内ではおもに、有毒生物への対処方法や、キメラや大型肉食獣への応戦方法、動物の捕まえ方などを指導している。

エイリアスの由来は、かつてであればレッドブック（絶滅危惧種リスト）に載ったような元来の生態系を維持している希少な動物を保護し野性に返すことで、『動物をぎりぎりのラインで保護し続ける人物』としてレッドラインの名前がついた。しかし校内では、いつもぎりぎりのところで主に妹によってもたらされる命の危機を回避する意味でのレッドライン（ぎりぎりでの危機回避）だというのがもっぱらの噂だったりする。